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南端の小さな汀で
大陸に関する夢を見ていた
光と影を橋が画す
波はただ繰り返す
私達の足跡は消えてしまう
砂に拾う珊瑚は人骨のよう
堆積の蜃気楼を踏みしめて
旅はみな予め潰える
岬の先 ....
桜ひらひら風の中

聖橋の南詰め
大きな大きな椋(むく)の木は
元宮稲荷の一口(いもあらい)

小野篁(たかむら)の霊験の
実はお狐、太田姫
それでも道灌ゆかりの地

こんこん狐の ....
  在ったもの、
  在ったこと。



  窓のむこう、
  ふかく呼吸している、
  世界へと笑うこと。それが
  ただひとつの望みだった、
  きみと会って。



 ....


夜が明けて
引き潮に帰る波
しら鳥は喉笛を慰めた
息をころすまえにそっと
手をかざすだろう
瞼のなかで追いかけている
)熱く宙を舞いながら
土埃霞む(蜂蜜に誘われて
吹きか ....
朝のにおい
冬のにおい

夕げのにおい
夏のにおい

かあさんのにおいって
どんなにおい?

春 陽が高く昇っているころ
空はすこーんと明るく晴れて
車が少々走っている道路脇
 ....
ねぇDr.
教えてよ


水晶体に描かれた景色
でたらめな人の群れ
電気信号に変換して
サーチ始めるtrigger

その消し去り方を


鼓膜を震わせた振動
空気の波
神 ....
軽やかに街を吹き抜ける風が
まことしやかな君の噂を
僕の耳元で囁いていく

騙し絵もどきの日常の水路を
予定通り流されながらも
まだ僕はなくした鍵を探している

散り終えた季節に
 ....
昨夜も妻は寂しがり屋な夫の手を 
両手で包み 
その指の温もりはすでに 
この不器用な手をゆるしていた・・・ 

翌日、結婚してから初めて、傷心の街を歩いた。 
もうだいぶ昔の春に砕け散っ ....
文字は重機のように
深く掘り下げるとしても
埋めなくていいのです
さらさらと戻ってゆくのだから

文字はナイフのように
切り裂いてゆくとしても
応戦しなくていいのです
ぴたりとふさがる ....
「なんでもないよ」





うそやかくしごとには
必ずしっぽをつけて
手さぐりで
さがすから
許しあえないことが増えないように
いつも気持ちよく居られるように。
 ....
サクラを観ない年がこの歳になってやってくるとは思ってもみなかった。

確かにサクラは咲いている。が、サクラの中で酔うことなく、風景の一つとしてのサクラ花。淡いピンクの染みぽつり。ぽつりぽつりの悲し ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる


 ....
何度も見る 夢の中で私は
こんな家で1日を過ごしたのです


赤色の庭で朝陽を浴びて

青色の屋根で北風に揺られ

黄色の窓に自分を映し

白色のドアを静かに閉めて

黒色 ....
きみのはちみついろを
ゆびとくちびるで
しりたかった
あじわうなんてこと
あのひのぼくたちに
できなかったんだ
よるはさびしい
うまれつきだけれど
もうならないでんわ
さよなら
う ....
  舌からしたたる
  きみの言葉は
  詩なんかじゃなく
  まして
  思弁なんかでもなく



  おいしいね、とか
  しあわせよ、とか
  がんばろう、とか


 ....
{画像=110417051719.jpg}


足下の明かりを踏んでいる

私は歩いていた

その舗装された道では
所々に白い線が引かれ
アクセントとなって
景色が次々と切り替って ....
私の番が来て
何も用意しない言葉で
飾らない言葉で話す
体育館のステージは
私のワールドになっていく
子どもが泣いている
嗚咽が聞こえる
素直な痙攣が拡散して
好きな気持ちは
失って ....
東京電力会長に全漁連会長がもの申すの図
一都七県の電力供給を独占する巨大企業の頭目に
すなどる民がまみえるなどという椿事は
不祥事だけのスリー・ミニッツ劇場
書面なんかじゃ釘は刺せない
前代 ....
どうしてもさむい感じがする、
雄弁なのは街の明かりだけだって
ひさしぶりに思い出した。
冬を選ばなかったぼくたちは
ようやく目の当たりにできた互いの身体に
みょうな、他人行儀な感覚と
懐か ....
人に好かれる事で無い、
神に好かれるかである。

誉められたい
良く思われたい
認められたい

皆、浮世のお戯れ
感情に流され
より多くの人の
より多くの幸せを
失っている。
 ....
こころの場所を探してみましたが
結局、わかりませんでした

たましいも
いのちも
しも

どこにあるのか
いまだにわからないでいます

さっき電線にとまっていた
たくさんの鳥 ....
頑張ろうと
肩にばかり力を入れても
腰はひけている

仕方がないと
諦め顔で薄笑いを浮かべても
目は出口を探している

雨のような運命を
受け止めるのは
傘ではなくて腹の真ん中 ....
  優しい目で
  どこまでも
  温かく深いもので
  きみは撫でる
  残酷さや
  死のもつ暗闇さえ



  あるいは鋭い目で
  銃弾のように
  まっすぐ届いてゆ ....
始原の時を想わせる煌めく土や眩しい空の濃さが生々しく匂いたち、

かけらは、怖ろしく深い渓谷を穏やかな春に渦巻くつよい風にはこばれて渡る
その惨く美しい花の乱舞を無邪気に、遠くパノラマに見渡して ....
錦糸町へ行かなくちゃ
錦糸町南口のエイコっていうスナックへね
あの子に逢いに
何!
好きなバーボンアンドソーダを飲みに行くばかりだけど

かわいいな
ほんとにかわいいな
汗に濡れた肌を ....
  まがいものに
  きみは
  こころほれて



  まがいものに
  きみは
  いやいやをして



  だけど、きいて。
  しんじるということは
  う ....
空は
むかし
透明で

この世の青いもの
全部すいこんだ

(わたしの青いブラウスも
空に持っていかれた)

空は
いま
青色で

透明な雨を
はきだしている
*エンドレス
染みは消えずに
増してゆくだけ
(塵のように
言葉も積もるだけ
)わがままだと思う
けど(( いいなぁ
動物
(動物は安楽死できるんだよなぁ
 ....
{画像=110414023356.jpg}


血蛾が私の手に止まっている
皮膚を引っ掻く三対の足
私は妖しげな寒気に浸り
私の眼は喜びに満ち
その喜びが零れ落ちて血蛾の羽根を打つ
ブ ....
機上で
伯母は落下し脳挫傷で眠る孫の為に
満腔の震えを帯びた痩躯を折り
瞑目で何やら呟きながら手かざしを始めるのだった
高度1万2千メートルからの この上なく真摯な神通力が
ポリカーボネイド ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
四月の神話- salco自由詩5*11-4-21
太田姫- ……とあ ...自由詩7*11-4-21
在ったもの、在ったこと- 草野春心自由詩3*11-4-21
遊戯と紙リボン- アラガイ ...自由詩5*11-4-21
におい- マフラー ...自由詩4*11-4-20
LOOSE_CONTROL- 涼深自由詩511-4-20
葉桜- nonya自由詩19*11-4-20
銀の指輪_- 服部 剛自由詩211-4-20
もじ- 朧月自由詩611-4-18
『家族になる』ということについて__その2- はなもと ...自由詩111-4-18
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- 草野春心自由詩4*11-4-17
月影_/_春の夜の記憶- beebee自由詩20*11-4-17
離任式- 西日 茜自由詩611-4-17
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三度目の春- アオゾラ ...自由詩411-4-16
ドレミの歌- ペポパン ...自由詩2*11-4-16
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まがいもの- 草野春心自由詩4*11-4-15
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安楽詩- アラガイ ...自由詩3*11-4-14
血蛾_/_傷つける想い- beebee自由詩6*11-4-14
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