すべてのおすすめ
誰かに私の思想を殺してもらいたいのです
ほらそこの君、
そう前髪が目にかかって鬱陶しそうな君でもいいよ
私は自らの脚をいつも平気でさらけ出しています
だって自信があるんだもの
私は交通事故で ....
仕事から帰ってきたきみが珍しく
お土産があるよだなんて言ってかばんを探り
よれたスーパーの袋を差し出した



縛ってある口をほどいて覗き込むと
ふわりと青い匂いが鼻腔に飛び込んでくる
 ....
僕には手立てがなかった
君を忘れようとするしか
空しさをほどく術はなくて

叩き着けるように
書き殴られた手紙が届く
乱雑な折り目を開いて目を通す

君が去ったことを思い知る
追いか ....
たくさんの後悔の間から
こぼれ落ちてくる綿埃のような溜息は
やはり全部後悔だ。

黙っていると
まわりの空気が
鈍い鉛色の重みをもって
締め付けてくる。

その中で蠢いている自分は
 ....
止まらない
止まらない
君の頭を撫でるのが止まらない

止まらない
止まらない
あなたに送るメールを打つ手が止まらない

止まらない
止まらない
虚無感と涙とお喋りが止まらない
 ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
 誰にもなれないきみがすき。
 
 誰にでもなれるきみがすき。
 
 
 たとえ、誰になったって
 たとえ、何にもなれなくたって
 きみはきみで、ぼくはぼく。
 
 ....
素敵な朝ごはん

ねえ、今朝はとってもすてきな朝で
あなたがいたらと思ったわ
僕も同じ事を考えた
君と同じことを思った

窓から射す冬の日差しに僕は
カーテン越しに目を伏せ
君と同じ ....
新しい変革を求めて

探すのはナポレオン

いったい彼の辞書には不可能という言葉は

載っているのだろうか

悲しみを越えたらそのさきに

何が待っているのかな

一回だけ叶う ....
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書

罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止

脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置

胸の奥乾き切って
 ....
たいせつなことは、

キミがそこにいてくれるということ。
キミがそこでボクをかんじていてくれているということ。
キミがそこでいきていてくれるということ。

つまり、
きみがそこ ....
淫らに、露出した仮想の小窓には
時と場所の不明な青空と、
見えざる航空機による白い猛毒の軌跡――
ながく留まる筋雲状の航跡が表示されていた

≫いわゆる、薬物や病原菌等の散布。

僕たち ....
 湿度が異常に高まっている部屋にひとり。
 
 ひとりで夜風をさがす。
 
 空しい、寂しい、暗闇で。
 
 
 あたしはここにいるのに
 
 だれもここにはいない ....
「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
雨は降っているのだが
戸の外には何も聞こえない
雨の音も聞こえない
雨は降っているのだが

雨の音が話し声を吸い込む
雨の音が足音を吸い込む
雨の音が溜息を吸い込む
雨の音が泣き声を吸 ....
帰ったら
ご飯を食べようね
バス停前のあの本屋
きっとこの頃は
思い過ごしているのだろう

傘の下のせまい

湿った毛色がとろりと風邪をひく
濃いすみれのようなのは
浮ついた午 ....
わたしが生まれるよりうんと昔に
他界してしまった母方の祖父は
実直で陽気なひとだったと言う


わたしが高校の制服に袖を通して間もなく
他界してしまった母方の祖母は
大変に気の強いひとだ ....
井の中の蛙を掌にのせて
珍しそうに眺めながら
「大丈夫だよ」と彼女は
うわのそらでつぶやいた

程好いぬくもりにとろけて
居眠りしていた蛙は
「大丈夫だよ」という言葉を
うっかり「好き ....
かぜをかじり ひかりをなめ
  くもをすすり かげをのみほし
ふやけたアベニューをふらつく
regretのなみだをためて

せみしぐれがおいかけてくる
「いまをいきるんだ  ....
朝という朝の綴じ目があいて
空が少しずつ明度をあげていく
鳥と電線と鳥と蟻たちと
まだ鳴き声はない蝉としかいない

ウォー

アイニー

声には振り向くこともなく開き続け ....
ほめられるとすぐ
ちょうしにのるから
あんまりほめないでね

でもたまにはほめてね


そくばくはするのも
されるのもきらいだから
あんまりしばらないでね

でもたま ....
色に例えるならば

それはそう黒に近いだろう

最も濃い闇を連想するような

どすぐろい色だろう

そこには一切色彩は存在せず

どんな色も黒に侵食されていく

白雪姫VSシン ....
アケノさんはくたびれた

周囲に気配りの出来るアケノさんは
人のケアをされることに長けているが
はたしてケアされることに有能かというと
そうではないらしい

アフリカに住むマングースの子 ....
それは樹齢数千年の老木のように
ごつごつと皺くちゃな
堅い表皮を持っている

アルミニウムの廃物で作られた
それは機械でもなく樹木でもなく
しかし天を目指してすっと立っている

その足 ....
「人口は不明です」

 様々な色の傷痕や
 様々な味の妄想が
 都市を形成しているようです


「面積も不明です」

 小豆粒大〜ピンポン玉大
 三流私大〜夜郎自大
 等身大 ....
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 .... 都電駅前の踏切横
木造モルタル2階建の不動産屋一軒
木枠のガラス戸にチラシ無く
中は暗いが人の気配が…

ガラス戸がガタガタ開き
出てきた親父は
鱗なのか皺なのか
爬虫類顔した禿げ親父 ....
俺はあんたの事をよく知らないし
あんたも俺の事なんて知らないだろうけど

一つだけわかってる事があるんだ
それを言葉にするのはすごく難しいけど

だから細かいことは言わない事にするよ
お ....
あたしの目の前で「あ゛ー」と叫ぶアホ面女

あたしゃそれがむしょうに腹立つんだよ

あんたらを涼ませるためのあたしだってのにさ

あたしが必死こいて回してるの知らないんだろ?

あたし ....
疲れ果てた身体で恋しがった光を

自分の手で消す

暗闇

一寸先もみれなくて

心許なし

身体儚し

締め付けられるような
何度も言い聞かせて

強くあれ

強さ ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夜中のプール/黒い太陽の光- ゆりあ自由詩2+09-7-30
ツルレイシとさくらんぼの関係- あ。自由詩12*09-7-29
僕には手立てがなかった- kauz ...自由詩5+*09-7-29
空気圧- ……とあ ...自由詩7*09-7-29
苺デラックスクリームパフェ- ゆりあ自由詩209-7-29
線上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-7-28
てのなるほうへ。- ちょこぱ ...自由詩309-7-28
素敵な朝ごはん- 瀬崎 虎 ...自由詩209-7-28
フレミングの指す3つ- こめ自由詩709-7-27
夏の罪- nonya自由詩9*09-7-27
まよねーず。- ちょこぱ ...自由詩309-7-27
パノプティコン- atsuchan69自由詩16*09-7-27
かび- 百日紅☆ ...自由詩409-7-27
「B-29は頭上を通り過ぎていきました。」〜祖母の記憶- 夏嶋 真 ...自由詩31*09-7-26
雨2ー八木重吉の雨によせてー- ……とあ ...自由詩6*09-7-26
ファクシミリ1_金糸雀- 梶谷あや ...自由詩909-7-26
空に還ったものに捧ぐ- あ。自由詩17*09-7-26
井の中の蛙_未練を知る- nonya自由詩16*09-7-26
ゆめの行列(九)- 信天翁自由詩109-7-26
アイニー- あすくれ ...自由詩8*09-7-26
わたしの- はちはち ...自由詩8*09-7-26
白雪姫VSシンデレラ- こめ自由詩909-7-25
ケア、される能力- 瀬崎 虎 ...自由詩309-7-25
セコイア- kauz ...自由詩7*09-7-24
ボクノ共和国- nonya自由詩7*09-7-24
パーティーは終わらない- アオゾラ ...自由詩12*09-7-23
笑う不動産屋- ……とあ ...自由詩5*09-7-23
鬼へ- 風見鶏自由詩509-7-23
某家電の気持ち- 新崎自由詩909-7-22
暗順応- テルテル ...自由詩4*09-7-22

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