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ふと
遠くはなれてしまった人の姿が
無造作に表れてくる
胸の底が熱くなり
息が気にかかる
この頃は生きていることに感謝もしなくなり
死んだように生きている実感もわかない
た ....
子どもいるから夜中にロイホとかでお茶できないの
けっこう不自由だけど
まあいいよ
でもこうやって
たまに話せるといいね
シングルマザーだから
厳しいっすね正直
え、マジ知らなかったす ....
生きて息して生き続けろ
祈る暇なし気はそこに在る樹
気チガイになるまえにシッカリと
魂に現、刻印されれば気は正気付く
静まり返り ミンミン蝉の疎らな声
音根弱ってだらしなく
造形崩し濁 ....
富士、五時、お鉢巡り
眼下雲間に河口湖の透いて浮き
遥か彼方に穂高連峰の白銀に輝く
わたしは思わず世界に手を振り
この地球に生まれ来たことの現実
圧倒され、只々圧倒された二十歳の時
....
時空地平鳴るこの丑三つ時、
巨きなイキモノ、薄い黄色の光りの空間に、
のっそり静かに、立ち 止まる
アァ イィ ウゥ
響音響響語響
エェ オォ アァ
石切場の花崗岩に封印された三 ....
愛の終わりに時計がカチカチと鳴る
珈琲を流し込み
何と言ったら良いのか
白けた時間が過ぎてゆく
何時切り出したらいいのか迷うっていたら
彼女の方から切り出してきた
もう終わりです
....
生きていることが不思議だ
三週間なにも食べていなかった
夜がとても長くて
眠れない夜が続いた
明後日はようやく入院できる
多分お粥に海苔の佃煮で生き永らえるだろう
セブンのチーズリング ....
コーラ・コーラ・コカコーラ
コーラ・コーラ・コカコーラ
ブルースカイ・夢のような・サンシャイン
僕らの青春・グラフティー・ビジュアル系の・ボーイ・&・ガール
ヘーイ!コーク・マックのハ ....
草葉に風の足音
夏の光の深い底で焼かれる虫たち
夜に置き忘れられた
艶やかな目に乾いた夢が映り込む
生と死の歯車が柔らかく噛み合って
素早く回転する
濃厚で豊満な匂 ....
銀河の果てに
ぼくらは此処に生まれ
何処に往くのだろう
いま納豆ご飯を食べている妻は
ぼくがどんな事を思っているか
想像できないらしい
永遠の嘘を吐いて
ごめんね
ぼくはや ....
空から金粉のような
雨が降る
ぼくはバッハの黄金曲を聴きながら
明日をそっと待ち
ようやく落ち着いた胸を撫でて
今夜を過ごしている
冷たい渓を遡り
透明な魚を釣りたい
琥珀 ....
見えなかった
どうしてだろう
愚痴をこぼし
不平不満ばかり並べていた日々
さえぎられていた視界に
何を見ていたのだろう
誰と比べていたのだろう
私は祝福の中を ....
ボロボロになった身体を引きずりながら
ぼくはどの方角へ向かうのだろう
食べられなくて
何も食べられなくて
週末には点滴が待っている
楽しみなのは大相撲中継だけで
週末の入院を待っている ....
困ってしまうんだ
生き物としてやるべきことはやったし…
残りはニンゲンとしてか
生き物でないニンゲンとして
やるべきことなどあるのかな
有るような…
無いような…
こう言 ....
キャベツ千切りサクサクサクサク鳴りませら
したら意識、
奥まってゆく、 だんだんと
深まってゆく、 ゆっくりと
開いてゆく闇、 漆黒の
隙間隙間に優しい顔顔顔光り輝く
から
いっそも一度 ....
詩人の魂は宙を漂う
世界の響きを繊細に読み取り
心の琴線の僅かな震えを感じ取る
言の葉の海に身も心も投じ
狂おしく悶え苦しむ
時に歓喜の旋律を奏で
時に絶望の闇の淵 ....
「眠り猫」
眠りたかった
眠り猫のようにまるくなって
幸せな眠りの世界に入りたかった
好きだった
すべてを合わせても足りないぐらい
そのぶん言葉にできなかった
「猫の眼」 ....
等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる
慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる
B♭ないちにちの ....
僕の日記に焼き付けられたきみの刻印
空は犯罪的に青い
あたりには哀しみの歌が満ち溢れ
天使の微笑み ....
言の葉を意味も無く
黙々と繋いでゆく作業は辛い
肩を落とし
改札口を出るとほどなく家は近い
商店街を彷徨いながら
肉屋の前に佇み
揚げられるかたまりを眺めた
一個100円のコロッケを ....
160717
ゾンビにはなりたくない
奴隷生活はご免だ
やめてくれ~
いくら悲鳴を上げても
ご主人様はジャズ聞きながら
投資物件を探している
騙されるなよと言いたいけど ....
軽く立ち歩く音 、迫り来る
響く裏廊下廻り 、ペタペタと
君が現れるいつもの時間、
濃密な沈黙にいつの間にか
白壁の前で膝を抱え
白いスリムのジーンズ
相変わらず
君は24歳のまま
....
手のひらに真珠をのせ
なめらかに海に流す
一連の動作は帰ることを意味する
君を待って
長らく浜辺で時を過ごした
捨てられたボトルや
流れ着いた流木と共に
私はもう待たない
....
ティーポットにそっと忍ばせる
その秘密が彼女には宝石すぎたから
一番上等なカップ&ソーサーでもてなしながら
待っている
誰かが口火を切るのを
「あらご存じなの?
頬は上気して
....
埃っぽい一日が暮れかける
ゆくあてもない想いが影といっしょに夕闇に溶けて行く
ちっぽけな哀しみを手のひらで転がして
ため息にも似たつぶやきを繰り返す
幼い頃母に背を押されるようにして嫌 ....
友よ
寂しい時は
お前の声を聴くに限る
お前の命の発露を聴くと
命の燈火がそっと燃え上がる
俺は大丈夫だから
お前はお前の大切なことを片付けて欲しい
運命の中で
お前と出逢った
....
どうしても生きなければいけない
光と陰のなかで
どうしても
どうしても
楽に生きなくてはならないのだ
生きていれば
七味を沢山振りかけた
たぬきうどんが食べられる
こっくり ....
絶対零度を維持して推移してゆく君の機嫌は地球の天候を狂わしてしまう
朝食のトーストでさえテーブルの向こう端の原野に追いやられて僕は
親友の結婚式の引き出物のスプーンのようにこの家に居場所のない余計 ....
大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片
溶液になった
クラゲの悲しみ
強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある
それは弱さでも
やま ....
雨粒が
僕を打つ
愛の鞭か
裁きの鞭か
雨粒が
僕を打つ
痛くて
神に祈る
神は愛
本当か?
愛の鞭か
裁きの鞭か
判ら ....
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