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薄明かるい、白んだ灰色のフロアで、その右手前にひとつの白い影がある。
まるで皿の上にくしゃりと放り出されたナプキンのように、その少女は打ち捨てられていた。
ひしゃげたように張り付きうつ伏せて、彼女 ....
こどもの頃棄てたはずの手が
壁の中で指をならしている

むかし山の小川に浮かべた舟が
朝のトイレの水面をはしっている

出会った人も別れた日々を憶えずにはいられない日々
雀たちの六月 ....
じっとりと


汗ばんでくる


だんだんと


息遣いが荒くなる




あなたとの


至福とも呼ぶべきひと時




あたしは少しずつ


あな ....
あの日。
あなたと出会った日。
頑張っているあなたの姿を見てときめいたのは、
だだの迷いだったのかな。

あの時。
あなたに声かけた時。
どうしても「お疲れ様」言いたくて引き止めたのは、 ....
好きだった男の背中に爪を立てた次の日

その男の妻が現れて私に平手打ちをした

ちょうど

仕事でミスをして上司にこっぴどく叱られた日

男に慰めてもらおうと男の帰りを待っていた時だっ ....
白い光でスキャンされ
忘れていた癌がズキンとする
お母さんの両手から
ポオンと青空に放り投げられた開放感と孤独感
夕暮れの罪悪感
ランドセルの手触り
時が止まったせいで
古い記憶がジワリ ....
とりあえず
行く
イライラして
試着室では
剥ぎ取るように
脱ぐ
あれも
これも
全部欲しい
マネキンが着ている服を
脱がせたら
裸になった
ざまあ見ろ
大嫌い

子供の ....
幸せな夢から覚めたら
恋人がたくさんいて
誰とデートしようか
吐き気を抑えながら悩んだ
恋人なんかいらない
面倒なだけだ
たくさんなんかいらない
ひとりだっていらない
まったくいらない ....
バカにすんなって、空に思わず毒づいたよ

昨日あいつに「顔も見たくない」

なんて言われてさ

酒かっくらって気付いたら朝で

カーテン開けたらさ、どピーカンでさ

あまりに眩しく ....
欠陥だらけの地球の上で あたしたちは暮らしてる
我が儘通せない あなたのそばじゃ 息が詰まって苦しいの

あたしは独りでも生きていけるから
ごめんね いっし ....
お風呂場にふった雨
バスタブに溜まった銀の雨
消えかけていたばらの芽が
音もたてずに開く とき


窓をすべる雨粒が
不機嫌な猫を起こしてしまって
引っかかれた夏空は
静かに笑って  ....
吐血しながら走ってます
当然のことながら痛いです

生まれ変わってきたあの悪が
皆なんだと励ましてくれます
先に帰った胸にも響きます

傷は完治してもなく
とどめをさすものでもない
 ....
いいことなんか ひとつもなかった
この町でも わたしは

今日も


歌をくりかえし くりかえす


『会いたいときに あなたはいない

 空よ せめて 笑ってほしい
 そうじ ....
半ば くらい世界を 見たよ... と

おもい あがった 少年

トマは 12歳

素もぐりで もぐっては

金の さかなや 銀の 貝を すなどった

伸び あがった  ....
飛んでいる、みたいに
自転車を漕ぐ
坂道を下って
手を広げて
風の翼が
背中に生える

目を瞑れば
何もなく
自分の宇宙が
自分の未来が
見える

飛んでいる、みたいに
自 ....
まるで子供のように
花火が見たいなんて言うから
僕は少し呆れ顔で 君の頬つねって
君は少しふくれ顔で 僕のマフラー締め付ける

眠りから醒めた街の片隅
潰れかけのディスカウントショップ ....
ずっと、将来や自分のために肩肘はってエイコラやってきましたが
結構、自分のためというのはしんどいです
失敗すると、たいていブルーになってしまいますから

これからは、誰かのために良いコピーをと ....
   吐き出したのは
 
 
   溜め息と
 
   嫌悪感
 
 
 
   抑えきれない息苦しさに
   もがき苦しみながら
   空を見上げてみれば




  ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
まどろみを さめたり もぐったり

白日の 季節の かいなの なか

体力は うばわれ

けだるさに 眠って

窓を 吹いて くる

れもんの 風との トランスファー  ....
六月の雲がゆっくりと上に迫る
スーツの男が鞄の傘ではたまらず駆けだす
かたわらでぼくは
そっとつままれたまま
雷と雹を孕んだ姿で
上下するのどぼとけに合わせた
きみの乳房を
後ろから ....
とうちゃんとアナルを突きあって
かあちゃんのマンコを突いてやった
にいちゃんのチンコをぺろぺろして
ねえちゃんのおっぱいをべろべろした
おとうとのたまぶくろを握りつぶして
いもうとのしきゅう ....
 その長方形の囲みから抜け出したくて。

 十九時半には、冷凍食品ばかりの飯とばあちゃんのしょっぱい蕪の漬けものを食い終わり、風呂で念入りに自らのそれまでの穢れを洗い流し、最近やっと再就職したばか ....
君が僕に触れた
その指先から、ほどけて

僕の身体に巻き付く
見えない包帯に
なってしまえたら、いい


息をする度に
ひらひらと揺れて

いつか、二人の匂いが
一緒になっちゃ ....
散弾で撃ち抜かれた無数を胸に見るや
目を瞑り落天してくる鳥々のこれ
演じる躯
燦とぶつけて
それが同じ軌跡を描けない
きみは風切りを整えられた渡り鳥
飛べない指が指に重なりまだの空を辿る
 ....


昨夜、
夢の中で
君と違う女を抱いていた
顔も知らない
名前もない女だった

気が付いた時には
腰を振っていて
目の前の女体に
魅了されながら
欲望と官能に溺れ
悦楽と ....
部屋の温度が静かに落ちていって
居るはずのない あなたを抱き寄せる

逢いたいとき逢えない人だって
解ってるけど さみしい独りの夜

誰より好きと言えるのに 誰より想っているのに
あなた ....
羊水の中で生きぬように
私はかく強くありたい
境界線に達してもいいさ
それが私の生き様となるのなら

羊水の中で溺れぬように
私はかく厳しくありたい
機械にも人形にもなりたくはないさ
 ....
こんな季節だから
風が、雨が、
眠っていたものたちを呼び起こす
過去には戻れないのだと
何度も復習したが未だ覚えられない

何度でも発作がやってくる
苦しみでも悲しみでも
なにもないよ ....
空に輝くのは無数の星
山の下にも無数の光

空の星が見えないこの街
この夜景が美しいと
誰かが讃えたらしい

確かにこの街は綺麗
空の星なんかより ずっとずっと

確かにこの光は綺 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷たい床- むくげ自由詩407-6-28
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花占い- 緋月 衣 ...自由詩6*07-6-24
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疾走- ロカニク ...自由詩2*07-6-22
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ランドサット- モーヌ。自由詩21*07-6-15
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腹上死- おるふぇ自由詩807-6-9
独りの夜- 北大路京 ...自由詩14*07-6-9
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明ける空に、- アルビノ自由詩107-6-8
夜景の街- 柚木自由詩507-6-8

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