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まっしろだ

この紙は何でこんなに 真っ白なんだ
記憶の無い海のように

僕は小船から釣り糸をたらす
何か言葉が引っかかるのを 待っている


まっくろだ

この鍵穴は何でこんな ....
海になる体へ雷の槍をふらせる
うねる波の頭の
ひとつひとつへと
国産みの神を模倣して
空になる体は
すみやかに 確固とした
愛の執行を撃ちつける

脊髄どうしがリンクして ....
降りつづく雨のせいで
部屋の空気が重く感じる
ポツリポツリと奏でる サティのピアノはけだるい
大きめのポットにダージリンティを入れて
ゆっくりと茶葉の広がる時を待つ

雨の匂いと紅茶の香り ....
バーガーショップで働けと強要された
北米の留学先で

バンズにレタスとトマトをはさむ時
どうしてもケチャップが包み紙に付いてしまって
その度先輩に怒鳴られていた

ガールフレンドと来店し ....
わがままで
おろかだった
あの子のこと
ほんとうなら
愛したかったな。

でも
できなかったから
腕も
細すぎたし

すこし
まるくなって
遠くなった
あの子のこと
 ....
天と地のあいだ
きらめく銀の針

天と地をぬうように
めぐらす細き糸

天が地を呼ぶ声
地が天を呼ぶ声

狂おしい声のこだまの中
全身を打たれるままに

ぬいとじられてしまえば ....
恋人がいるのに
恋人がほしいとねがう
あ、
恋人がいるのに、とおもいだす


サラリーマン生活は、
長くつづければつづけるほど、
うまみがあるという
なるほどな、とはおもう


 ....
貴方は頭を撫でるのが下手な人

それでもいいの

不器用な貴方の手で

ぎこちない貴方の手で
 
やんやんやんちゃに のこのこゆきぐも
すてりんころげた おなかは ぐーぐー
ちいさなつめたい おてて と おてて
ほしのしたに おちちゃった

みつけて ゆきだるまあん いたいの ゆきだるま ....
君が望む通りの答えを全て用意してあげることがやさしさとは言わない
いくつもの選択肢を用意して答えを見つけてもらうことそれこそがやさしさ



例えば君は生まれてから一度もやさしさと出会ったこ ....
何時も通りの喧騒と猥雑の中で

デスメタルを聴きながら自分なりのラブストーリーを綴る

小さな手帳を覗き込む君には聞こえない音量を保ちつつ

何時も通りの喧騒と猥雑の中で

デスメタル ....
肩上から指先にむかってながれる一本(くだ)を
ふき こすり たたけば
装置はあやしく
黄昏もする

段々畑にくみあがる椅子に 沈み
ホールそのもの

しずくのような響体構造が 浮く
 ....
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子

まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている

見知らぬ人だか ....
いつもなら、秋冬物を早々と買ってきて
早く着て出かけたいと気が急いているのにね

ことしは何だか少し違う
すっといなくなった夏が恋しくて
秋の早足についていけない

まだ大丈夫でしょうと ....
{画像=110927215321.jpg}


(扉絵:雨傘をさしてニッコリ笑うボクのアップ)

(絵?:雨傘をさして飛び出して行くボク。地面には大きな水溜り。)


雨降り
お迎え ....
熱帯夜が明けた
翌朝の駅前通り

ハンカチを頬に押し当てながら
駅へ向かう街路樹の下に

無数のセミが落ちていた

電車を気にする私や
数歩先を歩くYシャツの人の
慌ただしい靴音が ....
わたしは健康な子供だった

骨折はしたことないし

入院だってしたことがない

ただの死にたがり思春期

手首にカッターを当てて満足する。


なににも夢中になることのな ....
現住所に越して早4年
アシナガバチと共存して早4年

越して一ヶ月目に
換気扇から進入してきた時には
家中大騒ぎだったけど

今では お互いに干渉しない!ってことで
良い距離 ....
手持ち無沙汰に見上げれば夏のような雲の動きと

山すそは無残に切り開かれ
ひとの忌み嫌うものの一切合財を

そのはらわたに黙して受け入れているのか
それとも受け入れざるを得なかったのか
 ....
内臓と筋肉と精神と
空を見上げれば
口からこみ上げるほどの
未消化な感情が
胸焼けの原因で

とりあえず君と映画を見に行こうと誘った。

有楽町のシネマ1では
Born to b ....
信号機がつなぐ道と道を
ただアリのように進んでいけば
今日も君に会える

くしゃくしゃと音をたてて
わたしを満員電車に詰め込めば
明日も君に会える

いつまで君に会えるかな

雨が ....
あなたの
心臓が折れ砕ける音が
夜をかき鳴らした

それが
悲劇的な和音を持っていて
ライオンが応えて鳴いた

生きるには冷たすぎる血を持つものが
死ぬのには熱すぎる血を持つものに
 ....
秋葉原の、ケンタッキーフライドチキンに並んで、
ポテトつきの、セットを買う。
つわりのひどい人が、ケンタのポテトだけが食べられた、
というのを雑誌で読んだから、
個人差があるので、単純参考には ....
時の器に
夜がすこしづつ満たされていく

眠りついた月の横顔

埋もれた砂時計の砂丘は、はだしのぬくもり
天よりふる砂を見つめては
閉塞されたガラスにふれる



砂の音はや ....
きゅっとひねって
ぐいと飲み干す
なんでもないことのように
そうできたらいいのに

あこがれと崇拝が
近づけて遠ざけるから
私はどんどん小さくなって
ペットボトルの首飾りになって
た ....
今まで、いったい、
何本の傘を、
なくしたことだろう。
安いビニール傘も、
奮発した1万円の傘も、
気分を変えた緑色の傘も、
花開くプラネタリウムの傘も、
みんなみんな、
どこかでなく ....
たった1年で
大人になった猫は

春には泡立つ光の匂いを
丹念に嗅ぎ回りながら
ひとつ歳をとり

夏には風呂場のタイルの上に
長々と寝そべりながら
ひとつ歳をとり

秋にはふ ....
全部全部ネットの上にあるなんて思うのは大間違いだ
本当に伝えたいことはこんな画面の中にはないのだ
夕暮れの空の色がグラディエーションで変わっていく美しさを
言葉で表現することはどだい無理なのだ
 ....
何の前ぶれもなく
一ヶ月間もの眠りについた
眠っていた間
・・・記憶がない
まさかと思い
すぐには信じられない
目前の人をいぶかしげに見たが
こちらに向ける
彼の視線はまっすぐだ

 ....
金の入日に 繻子の黒 
金波 頭上に おわします 
思えばオーロラ 光のループ

金の入日に 銀の水輪 ゆれる人蔭 金輪奈落の水際の 
あのかた あちらに いらっしゃる

昼間 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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友引のひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*11-9-26
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返信- つむ自由詩2*11-9-25
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マスコット- 三原千尋自由詩10*11-9-24
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時間旅行- umineko自由詩13*11-9-24
生きる術- 小川麻由 ...自由詩3*11-9-24
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