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自ら意図してじゃないの
前世の因果かしら
武道に縁があるようなのよね

父から剣道の手ほどき
刃を垂直に落として
むぎゅっとばかり、つかを絞る
小指の力が肝心でね

弓を引いた年月も ....
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
わたしを
かたちづくるもの

なにもないと
思ってしまうぐらい
安定のなかにいて
時折、
影のない ....
心のある場所をさがす
頭じゃなさそう
顔じゃなさそう
体でもなさそう
でも体の外にもいない

どこだろ
頭の上かな
みえないから わからない
言葉にもいない

どこなの どこなの ....
静けさが残り
(何故か見上げれば
見下ろしている)
さまよいながら求めるもの

宇宙を識るのとおなじくらい 「
人間を知るのはむずかしい 」

(意味に手をあわせ
ただ) ....
登校中の女の子と男の子が
道路を横切ろうとしている
飛び出しに供えて ブレーキに足をかける
春の陽射しの中 防寒着の子達は
車道の前に立ち止まり
急に 女の子がしゃがみこんだ

その手に ....
穏やかな風は
温かく吹く

愛したひとのように
やさしい微笑に似て

桜は待ち兼ねた蕾を
綻ばせ柔らかく咲く

だけど だけど
僕は今ひとりで
陽溜まりのなか

春はいつも別 ....
海が
めくれてゆく
いくつもの
いくつもの
海が
めくれて
岸壁から
追い縋って
宙を泳ぐ指先に
紫貝のように
閉じる音楽

 (母は海に還ったのだ

街が
たわ ....
自分の事だけ言って
人の話は聞かない
勝手に自分なりに解釈して
妥協を知らない

目先の事にこだわり
長期の見通しがない
人をバカにする
バカにされると怒る

意地悪が大好き
自 ....
{画像=120316123953.png}

月の光が燦ざめく
まだ春浅き夜更けのこと
女が独りで死にました
誰にもみとられず
たった独りで息絶えて
時計の針は零時で止まったままに

 ....
堪えきれなくて
上の奥歯を三本抜いた
ピーひょろろ
小鳥の鳴き声になって
(あなた だあれ?
わき水を飲んだら
鼻からこぼれて
時計の針が鼓膜に穴を空けた
しばら ....
真夜中に来た女は、
かんぜんパネマジ、
だいたい、
黒髪清楚、なんていうフレーズは、
言い換えれば、
特徴なく低レベル、
ぼくが店員でも、
まあそうするだろう。

でも、そうじゃ ....
知っていますか
あなたが長い黒髪をなびかせたとき
真昼の純粋で無垢な輝きを消し去ってしまうこと

知っていますか
あなたが落ち着いた声で語るとき
街中のにぎやかな喧騒を消し去ってしまう ....
穴が開いたコップは
そのままでは使えません

ところが
その事実を告げると
大抵のガラスは大いに憤慨し、嘆き、喚き散らすのです
そして
綿くずだの
粘土だの
ビニールテープだの
と ....
ゴルフ焼けしたいい親父になった
今では大阪の営業所長さんだ

―僕らの音楽を理解してくれる人は
 この広島に一人か二人ってところだ
 だけど これだけは確実に言える
 僕らは凄いことを ....
あなたは積み上げる

与えられた積木を丹念に積み上げる

それが人生




親指と人差し指で作った輪の大きさぐらいな積木
いつも何かに苛立っていて

終りの無い議論を隣の積 ....
わたしは縄文の舟を漕いでいる
トチノキを刳り貫いた
粗末な舟だ
赤い犬をいっぴき乗せていた
これが最後の猟だと
わたしは思った


子どもたちは
夏の来なかった時代を知らない
もう ....
手を合わせて
想う気持ちは皆同じ
それは神だとか仏だとかではなく
旅立っていった
愛する人への祈り
今日もありがとうとか
頑張れますようにとか
差し伸ばした手を
握ってほしいだけ
物 ....
  耳をすますときは
  手と足が
  とまる


  だれにしたって表情が凝固して
  仮面になる
  手配写真のようにだ


  音がするほうに
  むける
  ....
{引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい

この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい

ひしめく指と指の間から
 ....
{画像=120311104015.jpg}
{引用=※ 写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎跡 
 12メートルを超える巨大な津波が庁舎を襲い、
 41人の方々の尊い命が犠牲なりました。}

 ....
{画像=120310162519.jpg}




*

ぼくくはいつもあこがれていた

顔を上げて目を瞑れば

見えてくるものがあった


*


夜になって布団に ....
布団からはがれない
重い身体

頭は鐘を被せられて叩かれているように
ごうんごうんと
鈍く痛みがはしる

肩は石のように凝っていて
腕は上がりそうにない

腰には縄で強く縛 ....
{画像=120309084837.jpg}

こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。

写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 earlycj5 様よりお借りして ....
{画像=120309084646.jpg}

こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。

写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 Bruno. C. 様よりお借り ....
{画像=120309085636.jpg }
もがく
もがく
泳いでいるつもりなのに
もがいていた

救命ボートもない
 ....
もう此岸で待っている
ひとなんかいない
でも川の向うにたくさんのひとが
待っていてくれる
懐かしいひとたちが待っていてくれる

掌を返したひと
嫌いだったひと
軽蔑されたひと

梯 ....
新居への、
家具や家電の配送も、
なかなか日程合わせも大変なもので、
どうやら、
妻ともども引っ越すのは、
3月も終わりになりそうな気配だ。
花粉で目がかゆい。
今日は仕事帰りに寄席へ行 ....
春の日差しに桜の蕾

ぼんやりうたた寝



思惑

SF



いつからだろう?


結構長い








異次元のマイガール


シン ....
闇夜の風景の中
自分が生まれて初めて見た月光は
生家の隣の空き地に聳える
土手の上の屋敷の樹々
梢の葉の茂る隙間から
サーチライトのように照らされた
幼い自分の心臓を鷲掴みにす ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
武道女子- 木原東子自由詩18*12-3-18
DNAの息子- 梅昆布茶自由詩10+12-3-18
『かたちづくるもの』- あおい満 ...自由詩5*12-3-18
はいっ- 砂木自由詩11*12-3-17
理(ことわり)- アラガイ ...自由詩10*12-3-17
春の熱- 砂木自由詩17*12-3-17
僕の春- HAL自由詩5*12-3-16
発端- 壮佑自由詩36*12-3-16
Woman_on_the_fool- ペポパン ...自由詩7*12-3-16
【_月の棺_—ツキノヒツギ—_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-3-16
耐芯鳥- アラガイ ...自由詩13*12-3-15
帰ってほしい女- はだいろ自由詩312-3-14
知っていますか- 乱太郎自由詩16*12-3-14
欠陥- 伊織自由詩6*12-3-12
友人- 壮佑自由詩17*12-3-12
積むひと- 恋月 ぴ ...自由詩2212-3-12
縄文の犬- たま自由詩29*12-3-12
生、命。- そらの  ...自由詩4*12-3-11
たまの春- 石川敬大自由詩27*12-3-11
春の温床- 佐藤真夏自由詩8*12-3-11
【_祈り_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-3-11
あこがれ- beebee自由詩22*12-3-10
愛の重さは…- ジュリエ ...自由詩412-3-10
フォト短詩_【_秋桜__】- 泡沫恋歌自由詩6*12-3-9
フォト短詩_【_熱情__】- 泡沫恋歌自由詩6*12-3-9
夜の海- そらの珊 ...自由詩7*12-3-9
宜候- HAL自由詩5*12-3-8
遊ぼう、朝が来るまで- はだいろ自由詩6+12-3-8
面影- 自由詩5*12-3-8
月光- ……とあ ...自由詩22*12-3-8

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