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突き出された尻に尻をつける。鏡を覗くと、二つの体はY字を形づくっている。太い腿と細い腿。毛に覆われた脛と白い肌が剥き出しになった脛。顔をこちらに向け、訴えるような熱い目をしている。淫靡ではなく、真剣な .... 薬を嚥んで、
正気を保つ。

深い想いは消えゆき、
果たしてこれが
自分の本来の姿と
いえるのだろうか。

イメージはしぼみ、
闇・幻は消え失せ、
そして現実がありのまま
ここに ....
似顔絵を{ルビ描=か}く。

似つかないが、
見とれている。

短い髭を{ルビ描=か}き加える。
眉を太くする。

飽きもせず、
見とれている。

黒目を左側に寄せて、
何かを ....
泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとしても上手くいかないんだ

泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとすると逆に笑ってしまうんだ

誰に言われたわけじゃないのに
我 ....
幻想的な世界は

常に頭の中で回っている

いつしか幻に見せられて

気づいたらもうそこは知らない

隙間から見つめられている世界

回る地球は常に球体

まだあま ....
■潜在意識のプロトコルを宇宙に合わせろ・・・

■われわれは受信した
 朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ・・・
 まだはじまってもいないぞ終わりは
 街は真っ黒に焼けたがれきであり
  ....
<余分三邪鬼>




脂肪


最後に君と食べたネギ塩カルビ
泣きながら飲み干した生ビール(大)
美味しくも哀しい想い出の数々が
僕の内臓にぴったり寄り添って離れない
鏡を見 ....
未明まで続いた雨音も止み
澄み切った青い空と
太陽の光をめいっぱい浴びた白い雲が
冬の旋風を彩る
長い髪を靡かせて
壊れた指輪を修理するため
貴金属店を訪れる
歪んだ形
取れた宝石
 ....
坂を登ると、
公園に入る道へとつながる。

闇をつんざく白熱灯。
アスファルトが寒々しい。

コンビニで買った
カッターナイフを携えている。

あの{ルビ男=ひと}たちに、
恋して ....
君が作ってくれた
マーボードーフと
ごはん。
どちらもふっくらしていてね。

口の中で立体的にからみあう。

辛くてね。
でもごはんの粒も
舌に感じるよ。

今日も終わったね。
 ....
まるで作り物のような空を眺めてた。
あの月だってもしかしたらあのビルの屋上から誰かが照らしているのかも知れないな。
人の流れは相変わらずで、それを眺めながらアイツが笑ってた。
地獄の手前まで ....
半蔵門って何処だ
紫の帯の地下鉄が開通したとき
まず思ったのはそのことだった

銀座/丸の内/日比谷/東西/千代田/有楽町

方角を示す東西以外の路線名は
東京近郊で産まれ育った僕でも
 ....
いつもの朝の中いつも同じ時間に起きていつもどうりに学校に行く
何故俺はそんな決まり切った世界で生きている
どうせ大人になってもこんなのと同じせかい
一生変わることない景色を見てやがて老いて死に行 ....
湯上がり。
君のお尻から出る湯気。
ふと触りたくなる。

足を投げ出している。
ももには黒く固い毛が
ふさふさ。

足裏の模様。
幾層も{ルビだ円=ヽヽ}を描いていて、
何だか不思 ....
ひたいにてをおき
とおくにできたコーヒーのしみをみつめる

はんぷくするピアノのせんりつに
きれきざませた{ルビときどき=ヽヽヽヽ}をおもう

ちれぢれになって{ルビしへん=ヽヽヽ}には
 ....
零れる。
水道管からぽつんと一{ルビ滴=しずく}水滴が落ちる。
零したのは、自分なのか、重力なのか。
些細なことか、事の一大事なのか。
じっと竦む。
死んだ魚の目が滲み、鱗と同化する。
水 ....
命をわけたシャボンが
あまねく広がる田の空を
おもむろに這いのぼる

シャボン、シャボン
あなたを見上げて
遠く咆哮を響かせます
置いていくなと、低く
低く唸るのです

大地を ....
<付喪神 (つくもがみ) 三体>




どこか


ここではないどこかへ
自分探しの旅に出た君が
改札口をすり抜ける頃には
自分は自宅で留守番している
ここではないどこかで
 ....
火のついた命のみじかさを
知っている

あの人が煙と遊びながら
笑いとばす
わたしは、こうしてる間にも
どんどん灰になっていく

手の中で燃え尽きていく
その生き方に
自分もいつか ....
 いつかこんな日が
 来ればいいと思っていた

 待っていたよ
 二人が結婚したいと
 言ってくれる日を


随分とお転婆で
跳ねっ返りの娘が
いつしかおしとやかになり
君を連れ ....
どうでもいいことなんだけど、
おれが死んでも君は悲しまないことに決めようじゃないか、
あとで君に約束させるのはぜったいに無理だから、
いまのうちに約束しとくんだ、

そうすると、ある日仕事帰 ....
電車の座席に揺られると
素知らぬ顔で睡魔が襲ってくる
この瞬間も手が止まって意識が飛ぶ

気が付くと携帯電話のバックライトが消えて
真っ黒の画面が虚しく光る
(この機種はどうしてこんなに早 ....
━聞いてな━

なあなあなあ、あんたほんまにうちのこと好きなん?
どうせまた騙されてるんやないのって、お母ちゃんは笑うねん
けどな、うちはあんたのこと
なんでか知らんけど、信じら ....
自由の翼が手に
入ったとしても
額縁の絵の中を
飛ぶことぐらい
しかできないし

お洒落な足かせ
をガチャガチャ
いわせながら記
号でお喋りして
いたほうが楽し
いかもしれな ....
爪の先だけ
宇宙へと飛んでいく

あなたが何度も触りたがるから
爪先以外は東武東上線沿いに
置いていくことにした

私の左手親指の爪先は
宇宙人との会話に成功して
ひとつ大人の階段を ....
繊細な細い君の人差し指であたしはまるで少女のように動かされる

「いちばんすき」とはなんて残酷な言葉なんでしょう

あたしにはなにもない。それでも一緒にいてくれますか?

君の前にはこんな ....
何故かあのひともそうだった


年上の素敵な奥様がいて
それなりに幸せな家庭を築いていた
そしてそんな男の軽い浮気心に惚れてしまう女がひとり

初めて出逢ったのは真冬に逆戻りしたような夜 ....
信号待ちの車の中

ふいに
シチューの匂いが

忍び込んでくる

こんなに濃厚なシチューを作る
幸せな家はどんな家だろう
と思うけれど

走り出した車の中
すべては押し流され
 ....
今年のバレンタインどうしよう
あれもいいし、これもいいし
あぁ、喜んでくれるかな

今年のバレンタインどうしよう
あれもだめだし、これもだめ
あぁ、気付いてくれるかな

始めようかバレ ....
集まってんのが世の中なんですよ

アンタは一体何者なんでしょうかねえ

はいすいませえん
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私と彼- 前澤 薫自由詩109-2-21
薬の効能- 前澤 薫自由詩109-2-21
あなたと私- 前澤 薫自由詩109-2-21
大丈夫- 1486 106自由詩2*09-2-21
手書きの羽- こめ自由詩609-2-21
がれきの工作_Ⅰ- 《81》 ...自由詩6*09-2-20
百鬼詩拾遺_<2>- nonya自由詩9*09-2-20
雨上がりの朝- あきな自由詩209-2-20
あの頃、僕らは- 前澤 薫自由詩109-2-20
二人の時間- 前澤 薫自由詩409-2-20
Friday's_Flower- BOOKEND自由詩4*09-2-20
半蔵門線- kauz ...自由詩8*09-2-20
闇の中でほえろ、光の中で叫べ- こめ自由詩609-2-19
君をながめる- 前澤 薫自由詩209-2-19
めい・あん- 前澤 薫自由詩609-2-19
諦め- 前澤 薫自由詩209-2-19
シャボン玉- ほしのみ ...自由詩5*09-2-19
百鬼詩拾遺_<1>- nonya自由詩5*09-2-18
煙草- 光井 新自由詩3*09-2-18
良き日- 青い風自由詩13*09-2-17
どうでもいいこと- Giton自由詩3*09-2-17
電車に揺られて(その2)- kauz ...自由詩4*09-2-17
れとろな女。- 遊佐自由詩8*09-2-17
枠枠- nonya自由詩11*09-2-16
銀色- ゆきちゃ ...自由詩209-2-16
0214。- ゆきちゃ ...自由詩109-2-16
螺旋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*09-2-15
仄かな光- kauz ...自由詩6*09-2-14
バレンタイン・ショー- 相羽 柚 ...自由詩1*09-2-14
欠けた人間が- BOOKEND自由詩2*09-2-13

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