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大丈夫かなあ
そうつぶやく君に
根拠なく言う 大丈夫だよ

心でつなぐ手の二人は
裸で歩いていた冬の光りの中を

反対側のホームの手前で
そっと切り離す私の
カラダから抜け出させたカ ....
拒絶したいものが
多すぎたのです
もはや茎は弱り
棘は何をも
突き刺すことが
できないのです

それでも薔薇は咲いています
誰もその手に触れられないという
誇りの欠片を最後まで持って ....
鍵盤の隙間
忍ばす剃刀
赤い雨だれ
にわかに注ぐ

私の中では
ただ一つだけ
美しいもの
赤い雨だれ

叔母の形見の
白いブラウス
パラリパラリと
野薔薇を咲かす

手首 ....
 郊外電車の車窓から夕暮れの開発地が見える。電車はあるときは半地下に潜り、あるときは高架線となり、田園地帯を我が物顔に走る。路線の駅に会わせて区画整理された街並みは美しいが、ほんの数百メートル移動 .... 駅前のデパートが閉まると聞き
短い帰省の間、立ち寄った
商品のない売り場と
間もなく解雇される店員たちの笑顔が
とても痛々しかった

逃げるようにエレベーターのボタンを押したとき
七歳の ....
愛さえあればなんてね
でもそれってお金で買えそうな気もするよ

何もしないからと言いながら
私の背中に変なのを押し当ててくる

そんな安っぽいんじゃなくてさ

至高の愛
とか
無償 ....
雪の降る日には
わたしの手は凍えてしまい
擦り合わせても
擦り合わせても
ちっともあたたかくなりません

デパートで500円で買った手袋をして
いっしょうけんめい擦り合わせ
じっと火を ....
拍手の束、の様な雨音
あめのおとはすきよ、結核で死んだ祖母はそう言っていたらしい
灰にやられ、目をつぶる
山が噴火したのだ
自然はいつでも私を泣かせる

傘をさして歩く
無目 ....
1月31日

今から20年前に
母は泣きながら私を産みました

3600gの大きな私は
母を苦しめたそうです

父が家に帰った瞬間に
私は生まれたので
父は立ち会えなかったそう ....
汚染される超次元ステージ

醜くなった雛をみて

みえないふりをした

溢れた水銀が光をおびて核になる

ガンジス川では今日も

ピラニアが草食系

計画などないけれど

 ....
看板ばかりが大きな
古ぼけたシェブロン 
停留所のサインも なにもないそこに
長距離バスがやってくる

テール・ランプの冷たい光りの帯
夜の街は、行き場を失った静けさに満たされ
月の光さ ....
空に浮かべるは白い息


冬の寒さは私の

感覚を
動きを
感情を

麻痺させる


降り続ける雪はあなたへの
道を
心を

塞いでしまう


降り続ける雪は ....
{引用=先攻 白組、盆暮呉吾郎(初出場)} 
演歌が今宵も

今どきカセット手売りする
キャリーと苦労を曳きながら
銀座 赤坂 新宿と
ネオンとファンデに{ルビ容貌=きりょう}焼け
夢も ....
頑張りやの
あんな子は二度と来ないでしょうと
しゃきしゃきとわたしの髪は細かく床に散らばる
もともと十二月までの半年契約で
一月からは大阪で開業する先輩の新店スタッフに
あらかじめ呼ばれてい ....
 なにが有効な手なのか
 わからないままに
 かれは
 もう、とっくに
 地図に表記されていない場所にきていた

 音がない
 姿がない
 赤い血が
 ながれることのない ....
{ルビタイグレス=雌虎}と呼ばれたのだ
その倨傲を無能の輩に膾炙され
あの高音を失い恋人に捨てられ
音楽界からも煙たがられて
「私は用済みなのよ」と
52歳のある日寂しく死んでいた
ディー ....
かみのけとかはある
人望とかみのけと
りょうほうないのより
よかった

すしやで
にせのすしを
たべたあと
えどですしやは
ファーストフード
といって
あたまをかたげ
はしを
 ....
初夏に訪れた 怯えた迷い子猫

熱い夏を共に過ごし

台風さながらに吹き荒れていた

とても熱い夏だった

笑いの絶えない夏

子猫の怯えた瞳に光りがさした

 ....
何の根拠も無いが

取り残されていく私がいる

もがいている

切れた指先 血が

しみついた煙草の香りと

まざっている

昔の私が笑っているようだ

汚した部屋をきれい ....
神は奪うのなら
どんなになっても見捨てないで
その神の世界の
端にいる私を

神は与えるのなら
無くしても見捨てないで
その神の裾野にも
光りを当ててよ

理由なく
奪われてゆく ....
今日も誰かが僕を見た
「キレイだね」と心ない言葉を吐いて
誰かは街へと消えていく

僕はキレイじゃない
生きているだけだ

汚い空気を吸って
キレイな空気を吐いていく

僕は今 ....
はだかんぼうな大銀杏の木
それでも寒々しさは微塵にもなくて

なんだか凛々しい

思わずさわりたくなって
てのひらで逞しい幹にふれてみれば

生きているんだ

木なんだから動きもし ....
碧い海に円く赤い太陽が輝き
青い空には白い波頭が遠望できる
赤い雲のたなびく先には
山の端が曖昧な稜線を見せて消えて行く
樹木は影しか形成せず
息づく季節はすでに過ぎてていた


闇 ....
ミロのビーナスは

両腕で僕を抱き締めようとして

両腕をきりおとされた

あの黄色い満月は

巨人が少しづつ月を食べて

そして初めて三日月になった

あの太陽は好きな人と目 ....
「鬼は外!福は内!」
節分になると そういう声も聴きます。

豆を蒔くのも 畑や庭に撒くぐらいのことでしたら
1年のうち1日ぐらいは と我慢もしてきました。
 
「福は内、鬼も内」と言う地 ....
止まったままの 時がある
針が曲がってベルトをなくした
金時計の中に
とどまっている

休まず刻んだ針が
不意に歩みを止めた
大地の奥深くから轟音が猛然と駆け上がり
アス ....
別に淋しい訳じゃない

一人で居ることにいつからか慣れただけ

「貴方に居て欲しい」なんて気持ち
「愛してるよ」なんて気持ち
「淋しいから誰でも良い」なんて気持ち

分からない

 ....
みんな影響し合ってるから
感じているから
雑音ほどいいから
優しいから
憎らしいから
それでいいから
そこにいればいいから

愛している

だのにあの人
異国人みたいに
違う音 ....
いつからだろうか


どんなに感動する作品を
読んでも
見ても
体験しても

「涙」を流さない

流せない

もう
あれ以上の悲しみなどないから?
あれ以上の苦しみなど ....
誰かと楽しむことを忘れ
誰かと感動することを忘れ

誰かに嫌われることを恐れた

僕は誰にも僕を見せず
誰かを見せていた

人は世界に一つしかないモノを笑い

人は世界に溢れている ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出勤- 朧月自由詩711-2-3
病んだ薔薇- 三条麗菜自由詩7+*11-2-3
グリッサンド- ハイドパ ...自由詩311-2-2
訃報ー通夜3ー- ……とあ ...自由詩711-2-2
とても控えめな愛に育まれていた頃- 西天 龍自由詩24*11-2-1
かさねるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-1-31
あたたかい手- within自由詩8*11-1-31
雨音、そして。- 田園自由詩411-1-31
20回目の誕生日- 影法師自由詩2*11-1-31
ピラニアが草食系- こめ自由詩1411-1-30
帰郷- 月乃助自由詩14*11-1-30
降り続ける雪- 影法師自由詩4*11-1-29
演歌詩;_2ケ- salco自由詩11*11-1-28
頑張りや- 乾 加津 ...自由詩6*11-1-28
パカッと割れた苦悩なんかない- 石川敬大自由詩17*11-1-28
ALAS,- salco自由詩1*11-1-25
僕には人望がない- 6自由詩211-1-25
季節_めぐり- ポー自由詩2+*11-1-24
どくどく- nick自由詩2*11-1-24
あきらめない- 朧月自由詩211-1-24
alone- 影法師自由詩3*11-1-24
ふれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*11-1-24
ひかりのや- ……とあ ...自由詩14*11-1-24
世界の本当の真実- こめ自由詩1311-1-24
節分大空襲- 北大路京 ...自由詩11*11-1-24
なゐ- yumekyo自由詩1011-1-24
いいわけ- 平沢ちは ...自由詩1*11-1-23
サンタ・マリア- 西日 茜自由詩311-1-23
- 影法師自由詩2*11-1-23
変えられないモノ- 影法師自由詩2+*11-1-23

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