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路傍に落ちている石は
思い悩むことはない
そこに在る
それだけで満足し
微笑んでいる
蹴とばされても
それを意に介せず
ただ転がるだけ
私はそんな石に
敬意を表し
憧れている
目 ....
遂げられなかった
君の夢は
星になった

その光は
誰かの夢につながっている
はず

そんなことさえも
守ってやれない僕らが

ときどき
泣いている






 ....
私は梅の花を見ていた
白加賀に思いをのせて
昨年は夫と共に
梅見に来ていたことを
思い出していた

一年たった白加賀は
相も変わらず淡く芳香し
その香りを胸に吸い込みながら
一人ため ....
わたしが投げつけた鋭利な言葉が
あなたを傷つけ
諸刃の剣となって
わたしを切りさく

傷は繊細でむず痒い痛み
痛くも心地よい倦怠が
全身に広がっていく
感情の
空虚な痛み、悲しみ、怒 ....
がやがやしてくる夫役(ぶやく)に
撮影者の私は彼方を見る
修身の教科書を読む猫がいる
人間に慣れているのか
私の後を付いて来たうえに
道路に座り込んでしまった
「今では道徳の教科書と言う」 ....
シークヮーサーの爽やかな風味は、青い果実の時特有のもので、オレンジ色に完熟すると、シークヮーサーだって、甘いみかんになるのだって、完熟シークヮーサーをたくさん頂いて

風を聞こう
時を見よう
 ....
目鼻立ちの麗しさではなく
口もとからふと匂い立つ色香でもない
清水の底から沸き上る泉のように円やかな微笑み
それは微笑んで見せようとする思いの仕草が
表情を作り出すよりもどこか深いところの水脈 ....
まがい物ががやがやして来ると
私は自分の家が
動物園に成ったかのように思って
ウジ虫になったかのような
気分に成る
仲秋の名月に琴の弦を切って
一切弾くまいと心に誓うと
夏目漱石と鏡子夫 ....
貴女に初めてまみえた静かな夜の舞踏会
私は氷漬けになってしまいました
白魚のような指先に軽くキスをして
貴女は月のような頬笑みを浮かべて
互いに頷いた

初恋のような電撃が私の胸を貫き
 ....
ブラックホールに吸い込まれた
星雲は
真新しい宇宙に出現し
新世界を構成する

ぼくは永遠列車に座り
真っ赤なリンゴを抱え
星巡りの歌を歌い
失われた友を待つ

ぼくが来世に生まれ ....
心を疑うと実母に電話で言われ、
ああこの人は、還暦を過ぎて尚、心が純粋であったのだなぁと眩しく思った
肉親に傷つけられすぎて傷つくことに慣れた私の心は
年を重ねるごとに、まるくまるく丸みを帯びて ....
大きな箱だった
膝を抱えてすっぽり隠れられるほど
そんな立方体を展開図にして
悲しみの正体や理由
いちいち解説してくれるけど

「まったくなぐさめにならない」 そう言うと

 《なぐさ ....
熊を躍らせると
一つだけ恣意的な物が
茂って来る
柱時計は赤が出て居て
ネジを巻かなければならない
踊り出した熊は
フライデーに仕留められた
恣意的な物は
奥歯だったのかもしれない
 ....
道を歩いてた 何となく可笑しくて
顔がにやけてた 何となく可笑しくて
道行く人に 見られてるぜ ヤバイでしょう
   
笑っちゃいけない と思えば思うほど ツボにはまっちゃいました
歩きなが ....
月明りのなか
夜が滲みうまれた
夜光虫がきらめき漂う波間に
からだをあずける
ひとりきりの旅の途中
置いてきた記憶が
よみがえる
こころがふるえ
白い花びらがいちまい落ちる
舟こぐ音 ....
最終連は
とうに終わっていても
締められた言葉は
いっこうに完結するようすもなくて
視線は
空を漂う余韻の行き先を
見つめている

その時
一羽の冬燕が目の前を横切るも
地面に落ち ....
東方ぬ島ん       あがりがたぬしまん   東方の島も
西方ぬ島ん       いりぬがたぬしまん   西方の島も
見ゅるばる見ゆん    いんじゅるばるいゆん  見ようとするから見える
雨 ....
欲望の渦にのまれ
満たされない心を
ガードできない

高みへ
高みへと
駆けのぼる
燃える龍のように
豹のように

貪欲に
禁欲に
捻りだされ
降りてきた言葉を
並べ立て
 ....
かおりちゃんは、まだおねむです
おんもはまだ少し寒いので
あったかいくまさん柄のお布団で
微睡んでいるの


はやく、あったかくなあれ


かおりちゃんは夢をみています
おかあさん ....
きっと、心の飢えが一番こわいの
何にも太刀打ち出来ない
身体が何に飢えているのか、知らなければならない
不安は、伝染するから

人は、選り好みしちゃいけない
生き方は、選んでも
人として ....
あかいスイートピー、ほしくて
泣きわめいてた夜があったの
きっと、特別なスイートピー
私、あの頃の気持ちには戻れない

でも、あかいスイートピーほしかったあのころ、
私の世界には、黄色い太 ....
ゆきいろみちに
まっかな保冷瓶落ちてた
あたし、それ、目にして
ひび入ってるって思ったの
銀世界のなかで赤い保冷瓶は、めに強く飛び込んできたけど

きっと、ひび入ってるって思ったの
まっ ....
インスタントラーメンと目玉焼きぐらいしかつくれなかったが
いつしか肉ジャガが美味しくつくれるようになってしまった
かぼちゃの煮物と筑前煮と筍の土佐煮にきんぴら

変化は世の常ではあるが妻と離別 ....
月明り
滲み生まれた夜
夜光虫 
煌き漂う波間
沈み行く

独りきり
旅の途上
忘却の彼方へ
置いてきた記憶
星が流れる

琴線に触れ
白い花びら
散り行く

舟こぐ音 ....
流れ来る流れ去る
流れ去る流れ来る
巨大な光の樹幹、
廻り続け

外形が崩れてゆく
すみやかに なすすべなく
俺の呼び声が聴こえるか?
憂鬱な一日、東京は晴れ続けて

外形が創られ ....
水になってひそむ
死んだ者たちの{ルビ通=とお}ったこのほそい水系に
官能の色彩はすでにない
光りの粒子のように時は流れ
序章のように生誕の時は流れ
星が囲んだ戦場につめたい炎の舌がみえ ....
大勢の人の中にいればいるほど
不出来な部分に痛みが走るけれど
結局は弱音を吐けない
無作為に弱みを見せる意味も見えない

あなたと出会った頃のぼくは
お出か ....
コンコンコンコンノックする
あなたの心にノックする
泣き虫きぶん 泣き目のあなた
すこし嫌なきぶん 怒り目のあなた
わすれてわすれてあったかな
あなたの心にノックする
コンコンコンコンやさ ....
これは文章です。あなたは読み手です。わたしは書き手です。
わたしがあなたの文章を読むときは、わたしが読み手で、あなたは書き手になりますが、文章は文章のままです。
どんな文章を書いているときも、 ....
ちりぢりになる私達の細胞たちは
約束を破ったことを後悔しながら
元の、自分たちの家族の待つ家に帰るのだ

家を守る犬神の
祀られた神棚の
榊に込められた思いは
安住の切なる希望

私 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8823)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
路傍の石- 星丘涙自由詩4*17-3-6
はじまりとおわり(3と4)- AB(な ...自由詩117-3-5
白加賀- しずる自由詩5*17-3-5
自傷詩人- 長崎哲也自由詩5*17-3-5
撮影- 間村長自由詩217-3-5
完熟したシークヮーサー- 水菜自由詩317-3-5
美しいひと/日時計- ただのみ ...自由詩13*17-3-4
伯牙(はくが)- 間村長自由詩417-3-4
クイーン- レタス自由詩417-3-3
賢治のオマージュ- レタス自由詩1317-3-2
- 水菜自由詩617-3-2
悲しみの展開図- ただのみ ...自由詩18*17-3-1
熊と柱時計と奥歯- 間村長自由詩15*17-3-1
突然の思い出し笑い- 星丘涙自由詩3*17-2-28
郷愁・改訂版- 星丘涙自由詩5*17-2-28
最終連から始まる詩片のような残音- 長崎哲也自由詩20*17-2-28
八番目の地球:_見ゅるばる見ゆん- AB(な ...自由詩317-2-28
遊戯の日々- 星丘涙自由詩3*17-2-28
春野かおりちゃん- 長崎哲也自由詩5*17-2-28
飢え- 水菜自由詩217-2-28
ほしい- 水菜自由詩317-2-28
まっかな保冷瓶- 水菜自由詩217-2-27
Love&Peace&Kitchen- 梅昆布茶自由詩23*17-2-27
郷愁- 星丘涙自由詩4*17-2-26
運動体- ひだかた ...自由詩617-2-26
くにの記憶- 白島真自由詩27*17-2-26
ぼくの名前- 中山 マ ...自由詩417-2-26
こんこん- 水菜自由詩217-2-26
文章- 水宮うみ自由詩3*17-2-26
たとえそれが逆行しているとしても- within自由詩217-2-26

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