すべてのおすすめ
 黄昏時に降る蝉しぐれ。
 巡る思いは故郷に焼かれ、
 砕ける波には顔が現われ、
 存在すらも消えてゆく。

 幼子の手を引いて寺の参道をゆく。
 夢かうつつか幻か。
 奥手に望む海 ....
ひらひらと横切ってゆく蝶々
つかまえようとして
伸ばされた小さな手
初めての夏という季節の光
街路樹の葉が落とす濃い影
見えない風の気配
蝉のなきごえ

お母さんの胸に抱かれた
その ....
わたしは座っている。

冷たいパイプ椅子
背もたれなんかはある。



パイプ椅子の周りを
背もたれの周りを
わたしの周りを

ぐるぐる回りぐるぐる回る

 ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
蚊取り線香の匂いが好きだと
誰かが言った

すごく落ち着くんだって
わかる気がした

猫を抱いて
庭先で蚊取り線香を焚く
とても静かな夜

長い間忘れていたその匂いを
思い出そう ....
たったひとつの巨木が
萌黄の葉を緩やかに
揺らしていたとしても
これらは夏風の断片ですら
あるのかもしれない

たったひとりの少女が
涙の雫を静かに
流していたとしても
これらは希望 ....
連綿と うけつがれてきた舟箪笥は
表の扉を開けても 次々と扉や引き出しが現れ
忍者屋敷のように 底板こそに 隠れされた空間があったりする
舟が沈んでも 大切なものが収納され金庫として利用されてい ....
さざめいている
ざわめいている
どよめいている

私の頭のなかで
  何かが、

輝いている
光っている 
凍っている

巨大な明滅凝視、、

近づいている
波打っている
 ....
花が咲いているよ、うわあきれいだねえ、という音声を
私はのせて何メートルか、波うって、波はそこで消えて
しまうけど、私は消えない。ねえ見てあの親子、うわあ
醜いねえ、という音声は私の中を波になっ ....
ガイのパイを舐める
プレーンオムレツを食べた後だった
太陽がぎらついて
でも秋の虫も
既に夜には鳴いて居る
ガイのパイが漏って来るから
舐める
あ、土地だ
舐めに行こうと思う
舐めた ....
ねえ
世界で誰もが認めない恋愛がこの世にあったとして
それを止める術があるって
本当にあるのかしら

人の命を奪うことは
とても最悪な犯罪なのに
生まれてきた熱情を殺すことは
何の罪に ....
     あの彼女の感謝、    あの彼女の謙虚さ、
     あの彼の郷土愛、
     そうしたものが  ひけらかされているとき、
     あの人たちには
     ともだちがいるんだっ ....
 覚えています

 あなたの鼻を触る癖

 覚えています

 あなたの足音

 覚えています

 あなたの匂い

 覚えています

 あなたの寝息

 覚えています ....
脳界で繰り返される感情のバトルロイヤル
ここのところ悲しみのトロフィーでいっぱいだ
私は支配することができず支配されている
悲しみの赴くままにペンを走らせたが

描いた悲しみは悲しみではなか ....
瞼を閉じると 
ピラミッドの中に閉じ込めれている自分が 見える
ときには 女王としてそこに留まって居ると勘違いしているときもあれば
奴隷として 居場所のない居場所に存在していると 思うときもある ....
遺産が残された
ウーピーゴールドバーグが相続する
遺産が比類なく
輝く
恋かと思う
鵺が出て来て
まゆごもる
背の高さも輝く
父も母も散歩に行く
早朝に
シリアルもアーモンドチョコ ....
いつからだろう

熱病に侵される

戦う南風、こがらし


叶わない。
世間様に顔向け出来ない
恋煩いとかナントカ

ないとめあ


立夏すぎ汗が滲む

上がる躰の体温 ....
     神                 と神
     の闘い              の現場
     に、いつも鏡       があったように、
     僕             ....
アジャマ チップ スピンナロー
アジャマ チップ スピンナロー
燕は繰り返し飛んで行く
ヨイガニハ ニーハニー
ヨイガニハ ニーハニー
蟹は窓辺を鋏でノックし
ケウサケウサマ クサラサク
 ....
ウジ虫を高い所に置くと
簡単に落ちて来る
ニラレバ炒めの香りにやられて
簡単に落ちて来る
トレーナーのミッキーに
ウジ虫を鍛えさせた
ウジ虫の多種類の筋肉を
広く短く鍛えさせた
ヒキガ ....
すべてのものには順番があって


得るための
過去
ねえあなたのその耳が欲しい
やわらかい
大切に箱にしまったそれは
あなたから切り離されるともうわたしのすきなそれではなくて
意 ....
ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごじゅじんさまはとてもやさしくて
うまれたばかりのぼくをひろって
ここまでそだててくれたんだ

ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
 ....
信号待ちの交差点で隣に並んだ車を覗き込んだ
ドラマで見たような奇跡を望んでしまっている
ぼうっとした刹那にけたたましいクラクション
少しの間立ち止まることさえ許されないようだ

サイドミラー ....
百に絶望し 一に救われる
それが私の日常

つらいニュースは他人事だ
殺人はおおかた身内の犯行で
政治もただの自分本位で

植物の一途さを
私たちは忘れてしまう

物質とはなんだ
 ....
こころ
何も無い
ただ
無いが在る

時間が止まり
永遠を往く

みつめる

何もない
無の心象風景

全てを吸い込み
不気味に
無表情なこころ
まるで真空

ここ ....
ラウンジでくつろいでいると
アブが飛んで来て
前歯がくすぐったい
娘のリラが微笑(ほほえ)む
乳母の介入を五月蠅(うるさ)く思う
ボールが飛んで来ると避ける
俳句に反対する
羅漢像を拝( ....
アスファルトゆらり
とけるように
燃えるように
人波ゆらり
おちる汗 
夢の中をさまよい
歩みを進める
一歩 一歩が幻
都会のジャングルは
熱 帯 夜
カラフルな花
咲き乱れ
 ....
青い裂果 
   光の手中に墜ち


さえずる鳥 ついばむ鳥
文字へと変ずるか 黒く蟻を纏って


大気に溶けだす肉体は祈り
小さな動物の頭蓋のよう
未満の種子 生を宿すこともなく ....
私の名はライザ143527055@a
もうしわけありませんがあなたを容認できません

ときどき小鳥が窓辺に遊びにきます
名前はないという小鳥です

私の名はライザ143527055@a
 ....
きみに殺してほしい、って
それ以上の愛の言葉を
わたしは知らない

どこかで依頼殺人のニュースを知って
それを美しいと言ってはいけないこと
わたしにだってわかった
死ぬことで証明できる愛 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8823)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄昏時- ヒヤシン ...自由詩4*17-7-29
青信号に変わるまでの時間に- そらの珊 ...自由詩18*17-7-28
まぁ..。60の音。- 幽霊自由詩217-7-27
子連れ狼- 間村長自由詩12*17-7-27
花火- ガト自由詩10*17-7-26
真夏を過ぎてゆく悲しみの向こう- りゅうの ...自由詩417-7-25
- るるりら自由詩4*17-7-24
耳鳴り〇いじょう- ひだかた ...自由詩317-7-23
ありがとう- 斎藤秀雄自由詩117-7-23
舐めに行く- 間村長自由詩417-7-22
人魚- さき自由詩217-7-17
レクッカラ- 斎藤秀雄自由詩117-7-17
覚えていますか- 佐白光自由詩217-7-16
悲しみ- 宣井龍人自由詩5*17-7-14
- るるりら自由詩14*17-7-13
時を過ごした- 間村長自由詩6*17-7-12
あなたはいらない- 水戸 う ...自由詩5*17-7-10
アルシヴィオランス- 斎藤秀雄自由詩2*17-7-9
文字焼けの紅い彼方は- 秋也自由詩2*17-7-8
ウジ虫- 間村長自由詩7*17-7-2
- 清花自由詩317-6-29
同じ名前- 1486 106自由詩517-6-28
ミラー- 1486 106自由詩417-6-27
私を救うのは私- umineko自由詩10*17-6-26
- 星丘涙自由詩3*17-6-25
からだ_田が規制- 間村長自由詩417-6-25
ゆらり夏- 星丘涙自由詩5*17-6-24
青い裂果- ただのみ ...自由詩15*17-6-24
エリザベスに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩917-6-24
無邪気が私を殺しにくる前に- 清花自由詩217-6-22

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