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誰かが見た 夢のような
デタラメな 映像の洪水
想像イメージは
暖色系 寒色系が
入り乱れる マーブル
色に溺れながら
「あの・・・」
と 生まれてき ....
皮膚病で傷だらけになった身体
爪を立て掻き毟る
こんなのは私じゃない
真っ赤に染まる指 力を加え抉る
カラオケでオールナイト
喉を押さえてまで搾り出す声
吐き捨てたい、叫び足りない
....
悲しい流れ星はただひたすらに
空を駆けては消える
初恋なんて基本的に細胞戦争
港で起きる波は
一定の旋律を奏でながら波をうつ
彼岸花が咲く季節に人は死ぬと
....
透明なかなしみが
ういている
逆さの世界に
歪んだ空の隙間に
そっと掌を忍ばせて
沈黙した重力の風を
わたしたちは
そろそろと飲み干す
風は影をまきながら
....
あたしのしあわせは、どこにあるかな
今日はよく晴れていて
干したふとんはいいにおい
かすむ空はそれだけで優しくて 目を細める
どこかでちいさなこどもたちの笑い声 ....
きみはきみをけそうとするかぎりぼくからはけっしてはなれられないことになるわけだし(それはぼくがぼくをおもいだそうとすればするほどぼくをみうしなうこととおなじように)、またぼくをひていするにしたがってそ ....
拍動し続けようとする循環器
食べ物を消化しようとする消化器
呼吸し続けようとする呼吸器
その自動性はいつインプットされたのか
何処に記憶されているのか
脳に?
臓器に?
細胞に? ....
あお空のちいさな骨の
こすれる音がする
女の子のむらさき色の
お花の匂いのする髪の毛のさき
ちいさなしあわせが
ふりつもるようだね
ほそい指を
土曜日の陽の光にからませて
ふて ....
ひとりで育ったホルトの花
透明な花粉にむせて
おとうさんは毎日
緩く息を止めた
時々家に来たトロバスに
一緒に旅立ちを(そっとして置く事を
決めた親友も、乗り続けている
ぼくはなぜ何人も ....
偶然はいつしか奇跡にかわる
コンクリートとコンクリートの間で
巻き起こる突風を浴び
どこかからながれる
なんらかの原因で流れ込む黒いガスを
僕は吸い込み体内にと ....
カルピスの底みたいな白濁色に
おぼれてしまう人を笑うことなど出来ない
明かりがいつも灯っているわけではなく
でも闇ばかりというわけでもない
はっきりしない色に囲まれて
遮られた視界を ....
眼を見開いてもいいのだ
つつじが丘の鉛色した もがりぶえにも
プリズムいろを放つ
「血」の意図は息づいている と
耳をそばだててもいいのだ ....
□二十二歳
夢見る春の日の昼下がり
桃色の風に吹かれ顔を綻ばせた魂は
三十を望めないことを直感した
冬にどやされ春に癒され
季節風と共に歩む魂は
道が途絶えていることを知った
丁寧に ....
□悲しみの一人旅
悲しみが流れていった
悲しみはミズナラの葉に乗り流れていった
初めての一人旅だった
悲しみは沢を越え堤防を眺め、いつの日かの冷たさを思った
夏の気だるい湿気から ....
窓際を覗く
あなたの瞳は
いつも
風の彼方の
虹を探している
窓際を覗く
あなたの耳は
いつも
時間の足音を
聴いている
窓際を覗く
あなたは
....
思ったより簡単に得られた評価に
少し戸惑いながらも
ほくそ笑みを浮かべてみる
あぁ なるほどこうすれば
良かったのかというよりは
たまたま天邪鬼だった日に
思った事と逆の事を
口 ....
090318
このこここにとつぐといわれて
ときのたつのがやけにはやくかんじられ
ふたつへんじでひきうけてしまった
3分間スピーチは
2分ぐらい ....
衣さん家のまどからは
港のクレーンがよくみえた
なにげなく衣さんのはなしを聞いていたときも
その絵がらはあらゆる方向に
広くまぶしかった
ぼーっとしたまま椅子の上でクミレナートン ....
『逃げるな』と
言うのは簡単。
『負けるな』と
言うのも簡単。
それは
私があなたではないから言えること。
口先だけの言葉をかけられたって
誰も喜ばないって事は知ってた。
....
そう思い込ませているうちに、お前ソコは放っておいちゃダメだろ?
ってトコまで考えなくなってる。俺は考えるのが好きじゃない。
このままじゃイケナイなあ。
でもそんな事とはカンケー無 ....
悪いけれど硬質な言葉を紡ぐ機会は生憎持ち合わせていないので、絹にはなれず綿にもなれないレーヨンの立場から言わせて貰うと、矢張り立場が不利である。斜交いに物事を見る奴だとか、根性が曲がっているのだとか、 ....
長い長い、ゆめが落下して
重さを忘れたわたしは、大きな幹の鼓動を聴いている
その音と音のリズムが春の速度と似ていて
甘い甘い、きみも落下する
そこらじゅうに溢れているのは、
多分、今年の
....
窓の向こうから 風の音が聞こえる
少しだけ暖かくなった 冬の午後
いつも歩いてる道端に
小さなちからを感じる 春の夕暮れ
夜になると目を覚ます あなたのように
雨の降る真夜中から 歩 ....
よっこらしょ
そんなことばが口癖となった
ひとしきり身の回りの片づけを終えると
臨月の大きなお腹を抱え物干し台兼用のテラスへ這い登る
白いペンキを塗り重ねた木製のデッキチェアに身を委ね ....
一般市民向けのやさしい科学技術セミナーを受けに
漢字でも六文字を費やす「六本木一丁目」という
バス停みたいな名前の駅に向かっている
どんな話が聴けるのか楽しみにしながら
ホームドアで隔離さ ....
空から
風のなみだが
叫びとなって
堕ちてくる
わたしは
部屋の片隅で
目を閉じ
風に語りかける
もう少し、
もう少し、
待っていてね
あ ....
光があっての闇
正義があっての悪
影があっての暗闇
君があっての僕
世界があっての僕
人があっての愛
音があっての思い
感情があっての性格
....
今
この瞬間
目の前の人が
あなたに
こう告げたら
どうしますか?
『あなたの命は
あと 24時間 です』
ひとりは
いじめの復讐をするで ....
ほ {引用=すこしゆるむさま}ほっ {引用=もっとゆるむさま}
ほう {引用=すこしのびるさま}ほうほう {引用=もっとのびるさま}
ほ ほうー {引用=かなりのびるさま}
....
あなたのことばに
こころはういて
ぷかりぷかりと
うかびはじめた
あなたのせりふに
こころはゆらぎ
ゆらりゆらりと
波うちはじめた
あなたのまなざしに
こころはおどり ....
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