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潮だまりに
奇っ怪な紫色の物体をみつけた
グロテスクな
おせじにも美しいとは思えない
そいつから
私は目を離せずにいた

素通りできない塊に
捉えられてしまった

学名 アプリシア ....
  
雪道を歩く
子どもの頃は
どんな雪道もすたすた歩けた
ふわふわの新雪が積もった道は
心躍らせ 雪を蹴散らし
わさわさ歩いた
湿った雪が積もった時は
足跡をくっきり残して歩いた
 ....
冬の落ち葉は屋根ですね
虫は春の夢をみる
柱も窓もないけれど
いのちが育つ
そのために
必要なものはそろってる
無用なものは何もない

あなたに家があるように
わたしに家があるように ....
娘と一緒にドラッグストアーに行って
「好きなものをひとつだけ買ってあげるよ」
と言ったら
「ホチキスが欲しい」と言う

「ホチキスならうちに二つもあるでしょ。
塗り絵の本とか色マジックのセ ....
                 121103


もし、この世に時間がなかったら光もないよねと
繰り返される明る過ぎる大画面の殺風景な現実
そろそろ方形のディスプレイにも飽きたね
もう造 ....
過去に戻りたいと
思ったことは
一度としてないけど
あの夜にだけは戻りたいと
時々想うことがある

そう きみと初めて寝たあの夜
ぼくらはお互いに
そんなに経験はしていなかったけど
 ....
僕はたくさんの「なぜ」を
君の底に 沈めてきた

たくさんのことばが
僕から出て行ったきり
くらげのように
永いあいだ 漂っていた

海よ
君は思い出の中に
僕を沈めて
遠く 光 ....
ガラスいっぱいに広がる黒に、

顔を寄せすぎるほどよせて、おさなごがさけんだ。



ねぇとおちゃん!

なんだい、坊?



問いかけられた髭面の男は

グラスの琥珀を半 ....
スーパーの立体駐車場に車を入れて
そのまま買い物に降りて行く
おにぎりとお茶は持参だが
ちょっと甘い物が欲しくなる
ねらい目は見切り品コーナー


 大きなシュークリームが一個68円
 ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
言えないようなこと、
して。


知ってる。
昨日の夢で私は
人には聞かせられない吐息をついて
誰にも見せたことのない顔で
あなたしか知らない声で鳴いた。


ずるい。
私しか ....
そんな私は精神衛生のためにいいことならなんでもする。
休みの日にはカンテレのCDを聞き、最近友人に勧められた黒豆茶を飲み、天気のいい日は庭に出る。
花を植え、草を抜き、レンガを並べ、水やりをする。 ....
新宮、古賀を抜けて、福津に入ろうかというとき

僕は、唐突に、「のっぺらぼう」に出くわした。

それはいきなり現れて、国道沿いに突っ立っていた。

真っ白い顔をこちらに向けて、あるはずの無 ....
指のとどかない所に 風が吹きつける
残る葉は からくりに寄り添い
ほどこしに 目をあけない

脈が 望みを往く
土に 酔い交じり

ひかるのは星だけと
枝の夜は ふける
子供はめんどくさい

紙おむつも高いし生活費がかさむ

でも先生なのだな


問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ

 ....
センター試験初日



豪華弁当を作り見送った
仕事中も気になる





あっちゅを学童に迎えに行って帰宅すると、
予備校から電話



「わたしは今仕事 ....
本当に怒っているとき
誰にもそれを
気づかれたくない

本当に深く傷ついた時
誰にもそれを
知られたくない

本当に寂しいとき
誰にもそれを
見られたくない

だから
本当に ....
一巻の蝶がほどけ
色と熱を失った記憶の羅列が
瞬きもせずに四散する
錐揉みの燃える落日に
ことばには満たない鱗粉が
乱反射しながら霧散する


重力が半減したかのように
その長すぎる ....
それは ふいにこみあげてきて
鳴り響く 主旋律となることはなく
深く沈み
日常の底に
寄り添うように流れて
かすかな音色をも
ひきたてる

だから
哀しみを抱いて生き続けることを
 ....
耳をすますと
遠くで 風が吠えている
近くで 何かきしんでいる
屋根
つらら
わたくしの骨

あおい湖の底に
沈んでいる蝋のような少女に
今夜も会いに行く
半透明の
永遠の
生 ....
(以下英語で)
「カスタマー・サービスです」

「あの、レ・ミゼラブルの上映スケジュールを知りたいのですけど…」

「それでしたらウェブサイトで調べて下さい」

「さっき調べたのですが、 ....
直ぐに裏返るその舌はダメ

不安?



反発ばかりしていて
慣れていない発音の不自然さは
個人授業してあげるから


お仕事はちゃんとやってね





 ....
そうよ歩いて行って
分かれ道は両手を広げて ますっぐ渡ればいい

イメージの運命を耕しながら 開拓を営め
そうよ歩いて行くの
重力は あと100億年は繋いでくれるイメージだから
そうよ歩い ....
代価は支払われねばならない
あれから13年
あるいは9年経ったけど
何も腑に落ちることはない
時間が経つのが救いなのか
記憶がうすれるのが救いなのか
わからなくなるよ
いつも私を救うのは ....
だれの《Summertime》が好きだと
もし問われたらぼくは間髪いれずに
パールの《Summertime》だと答える

ビリーもサラもフィッツジェラルドも
確かに名唱は否定しないけれど
 ....
大教会の

ステンドグラスが

粉々に割れて

天使が落下してきた

大理石に叩きつけられ

散らばる宝石の上で

息絶える



幼い君はそ ....
人からたまに言われるさ。

「いつも楽しそうですね」

「ちゃんとしててすごいですね」

「きれいにしてて素敵ですね」

・・・etc.



もうちょっと近づいて、よく見てご ....
は罪

は泥棒のはじまり

が重なり身動きがとれない

三昧の・・・

も方便

でもイイから

は嫌い



嘘だとおもったら、人間でした。
ほんの小さな子どもだった
たぶん五歳くらいだと思う
私は明確な意思を持って
嘘をついたことがある

――お母さんの背中だった

月が出ていた
星も見える
風はとても冷たい 
凍てつ ....
いい格好しなくていい
むしろ
ちゃんとしているとつまらない
ちゃんとしない人生を生きる勇気はないけれど
せめて
目も口も鼻も
とんでもなく
へんてこにしたれ
おかしくしたれ
ぶっちぎ ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8823)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あめふらし- そらの珊 ...自由詩14*13-1-26
雪道- Lucy自由詩14*13-1-25
小さなおうち- そらの珊 ...自由詩21*13-1-25
ホチキス- 夏美かを ...自由詩41*13-1-25
時間と光- あおば自由詩9*13-1-24
深い森- HAL自由詩10*13-1-24
海よ- Lucy自由詩10*13-1-24
白い糸くずの群れ。- 元親 ミ ...自由詩12+*13-1-24
なんかさめちゃって- ただのみ ...自由詩25+*13-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
白昼夢- 伊織自由詩3*13-1-23
ホットフラッシュガーデン- Lucy自由詩11*13-1-22
「のっぺらぼう」- 元親 ミ ...自由詩4*13-1-21
無明- 砂木自由詩11*13-1-21
子供の詩- 梅昆布茶自由詩2013-1-20
大学受験狂詩曲- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-1-20
本当に怒っているとき- Lucy自由詩16*13-1-19
残像- ただのみ ...自由詩22*13-1-19
ウッドベースの響きのように- Lucy自由詩11*13-1-18
第四楽章- Lucy自由詩14*13-1-18
ああ無情…でも負けない!- 夏美かを ...自由詩28*13-1-17
個人授業- 鵜飼千代 ...自由詩9*13-1-17
チャプター0・001- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-1-16
回復期- 渡辺亘自由詩213-1-16
Summertime- HAL自由詩3*13-1-16
決別- 多紀自由詩11*13-1-16
ハリボテ。- 元親 ミ ...自由詩14*13-1-16
人間でした- 芦沢 恵自由詩20*13-1-16
【_おんぶ_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-1-16
笑いあって福きたる- そらの珊 ...自由詩19*13-1-16

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