すべてのおすすめ
週末、
普通預金から、5万5千円おろして、
土曜日にひとり、
日曜日にひとり、
可愛かった、お気に入りのデリの子を、
部屋に呼ぼうかと、さんざん思いつめたけれど、
水曜日に彼女ができた ....
じわじわと
紫紺のまどろみを
勿体つけるように
愉しみながら

じりじりと
虹の軌道を
滑らかに
辿り続け

私はというと
ぴうぴうと
加速された
強風を心配しつつも
 ....
喜びが
駆け出していった方向を
振り返る

用心深く植えつけた
日々の暮らしが
そよいでいる

怒りが
駆け出していった方向を
振り返る

自分の窪みに貼りつけた
絆創膏 ....
  春の
  壜に
  沈澱した
  メトロノーム



  歌は
  亡い
  右往と左往
  ちくたくたく
陶芸家の身(うつわ)はどうだい

いく筋も、寄せてはかえす指のとおりをつくってやった、朽ちるろくろのうえで、あたたかな心拍はいちどだけ濡れる、断層つづきの、ぬめる泥の顔で、柄でもないおかえり、兵馬 ....
 だれとも一言もしゃべらない
 この日の
 この状況を客観的に
 死と捉えるのであれば
 きょう一日は
 死んでいたのも同然だったかもしれない

 めざめたら小人の国というのは映 ....
君の断片を見つけた

どうしてもっと早く
見つけてあげられなかったの

それは今日までの断片
始まりと終わりの約束

ああ
気付いても遅い嘘
死が羨ましかったなんて
嘘でしょう
 ....
{引用=

はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむ ....
  にんげんひとり
  にんげんひとり
  よかったね
  おそろいだね



  おとこがひとり
  おんながひとり
  かなしいね
  ふぞろいだね



   ....
背中の波が剥がれて泣いて
海が誰かを呼んでいる
あなたのことを考えてみる

体を循環する器官のひとつひとつを
ていねいに洗う
みずの流れに臆病になると
腰にひびが入るんです

ゆるや ....
眠れないオバケが僕を襲う
暗幕が強制的に教室を隠す
真っ暗闇のインスタントな森
ここはオバケ退治には効果なしだ

むしろ僕は 目が冴えてしまってる

眠れる子は 1,2,3でスヤスヤ
 ....
きのう、よく晴れて、
成田山新勝寺まで、
数え43歳の厄払いに、
職場で、3月まで、派遣で隣に座ってた、
37歳の女性と、
日暮里から、京成線に乗って出かけた。

途中をすっ飛ばすと ....
「時」は戸惑っているのに
  「空」は踊り狂っている
「音」は気持ちがいいのに
  「声」は気根が欠けている

そこは閑静と言うより
   寂寥と言うほうがふさわしい街通り
一台の車が・ ....
  おりてくる歌がある
  そっと
  糸が垂れるようにして
  卵を割ってるときなどに



  ひねりだす歌がある
  ぎゅっと
  譜面に手をつっこんで
  赤子を堕 ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める

曲がった杉の木に足をかけて 
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった

雪溶け水の下る 
山道 ....
{画像=080406010521.jpg}

                     光りと闇

               陰と陽は対局でもあり

            xyのよう ....
東京

何でもあるが
大したものは無い
唯、女に綺麗を許してくれる
好きにさせてくれるのだ
そこが大阪とも福岡とも違う
半ば人の幻想で造られている東京は
だから墓地によく似た姿をしてい ....
 すでに川は
 平坦な静けさの原野にひとを集めて橋をつくり
 横たわる大蛇の骸であったから

 サンタクルス
 ナザレ海岸の大西洋の落日を眼鏡に映して
 修羅のあゆみはヨーロッ ....
とうとう、
再来年発行されるという、
10万円札に印刷される肖像は、
ジャッキー・チェンに決まったらしい。
ぼくはむずむずと興奮してしまったので、
体育館の友達のところへ駆けて行って、
酔 ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
アナル、いわゆる肛門の奥には
秘密のスイッチがあって
それを押すと
あの町に行ける

真っ赤な部屋を抜けると
あの町、独特のモノクロの世界
娼婦の塔
高架を走る思い出
そして、涙に濡 ....
{画像=110417072954.jpg}


(一)


大きな風は流れ


黄色い砂を運び


赤い砂を運び


緑の大地へ至る


(二)


街に砂が ....
近所の商店街で買った、
手羽先を食べながら、
ゴールデンウィークの最初の3日間で、
遊んだ女について語る。
ジョン・ウェズリー・ハーディングを聞きながら。

初日。
って、もうおとついに ....
燕の背中で寝そべってたら
太陽が睨んできたので
にらっめこの勝負をした
俺が勝ったので
太陽に筆ぺんで落書きしてやった

それを見ていたボーイング737が
調子こいてバク宙してきた
飛 ....
  なんだかなあ
  が、
  白い布にしみて
  たやすく
  夜



  かなわんなあ
  って、
  放りなげたこと
  ひるがえって
  雨



  ....
  あのさ。
  なんもなんないよ
  首つったって
  リスト切ったってなんも



  あのさ。
  敬ってみなよ
  盗人を
  そこらのホームレスを



 ....
澄んだ水にウチは住めぬ

これだけは言っとくよ

by ウチ
まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た

縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた

うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た

首を長 ....
君がいないと イライラする
一緒にいると ハラハラする

君がいないと 心配が絶えない
一緒にいると 心労が絶えない

君がいないと ソワソワする
一緒にいると ムカムカする

君が ....
〈ダージリン〉なんだか枕元から気恥ずかしさがよみがえってきます 。
あなたの袖を引っ張ってみたり
言い訳をしてみたり
はがゆさと弄らしさが顔を出してきて
ためらうフリル
そんな休み ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れのこと- はだいろ自由詩411-5-8
立夏- Honesty自由詩5*11-5-8
喜怒哀楽- nonya自由詩17*11-5-8
メトロノーム- 草野春心自由詩611-5-8
ぞうけい_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩9*11-5-7
非ガリバァー旅行記- 石川敬大自由詩9*11-5-7
端境- 自由詩111-5-7
とある雨のひの印象- mugi自由詩6*11-5-7
ただひとつ- 草野春心自由詩7*11-5-5
ゆるやかにおしまい- りこ自由詩20*11-5-5
昼間のオバケと先生- subaru★自由詩4*11-5-5
人生で初めての女- はだいろ自由詩711-5-5
時の戸惑い(五)- 信天翁自由詩1*11-5-5
- 草野春心自由詩3+*11-5-5
巡礼- 砂木自由詩14*11-5-4
混沌を規定するもの- beebee自由詩1711-5-4
5月3日- salco自由詩6*11-5-4
修羅の影ではなくて- 石川敬大自由詩11*11-5-3
ジャッキー・チェン- はだいろ自由詩311-5-2
託すひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*11-5-2
アナルの奥の町- 真山義一 ...自由詩1011-5-2
微熱_/_風に舞う砂- beebee自由詩1111-5-1
GWの女たち- はだいろ自由詩211-5-1
空での出来事- subaru★自由詩3*11-5-1
ブルース- 草野春心自由詩2*11-5-1
歳をとろう- 草野春心自由詩2*11-5-1
これだけは- 殿上 童自由詩11*11-5-1
キリンの夢- nonya自由詩20*11-4-30
逢いたい- Honesty自由詩3*11-4-29
チューリップ- アラガイ ...自由詩3*11-4-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294