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ひどく病んでいろづいた花は
あたしをただ焦がします

鮮 烈 、

ほんとうはいらなかった
べつにどうでもよかった





曖昧なものは
曖昧であるうちは永遠です
曖昧 ....
夫の着ていたワイシャツの
袖口や襟元の生地が擦れてしまい

これで会社に行ってはいけないと
わたしが云い
名残惜しそうに夫はそれを差し出した

紺地に白チェックのワイシャツは
今日から ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
空に 浮かぶ

心臓の ひとつひとつ は燃焼して

その光の 落穂 から 聞こえる リズム

確かに 囁き 唄う 

あたしは  あの声を 聞いていた

一 ....
焼けてきたお肉を器用に裏返してくれる
横の物を縦にもしない性格だと思っていたのに
どうやらそうでも無さそうで

アルコールの度数は低いからと
ビールの飲めない私に勧めてくれた
甘くてとろり ....
お腹が空いて動けないよぉ

「どないしてん?」

あっ アソパンマン

「まいど アソパンマンでっせ」

お腹が減って動けないんだ

「ほな 救急車呼んだるわ」

えっ あの  ....
いつもの東京が今日は

こんなに綺麗

こんなに切ない



大きな景色の前でまた

同じ場所を探してる



こんなに近いのに遠いんだ…



でも涙の誘惑には負 ....
ひとひら
  ふたひら


黒い水辺の
むこう岸


藍色の闇に
ふわりと浮かぶ


燈籠のような
花明かり


ひとひら
  ふたひら


うろこのような
 ....
疎まれた鳥が飛ぶ。


三月。
ランゲンハーゲン。

いまさらどうにもなりはしないのに。


疎まれた鳥が飛ぶ。
横傾しながら。


冷気に翼を浸し、
思いつくままにかたち ....
からすは桜の枝に留まらない

花が落ちてくる
花びらではなく

雀たちが花を切り取り
蜜を吸い落としている
くるくると
くるくると

花は 回り 回る
 幾つも  幾つも

 ....
ねえ君は
どうしてそんなに喋り続けるんだい

何かから逃れるかのように
何かを一時でも忘れたいかのように

その身体を
いま/ここに繋ぎ止めるために喋り続ける

軽くなる言葉

 ....
なりたい
なりたい
小学校の卒業文集
車掌さんになりたかった

なりたい
なりたい
中学生の頃のタイムカプセル
音楽家になりたかった

なりたい
なりたい
高校の進路相談
高 ....
打ち寄せる波が
群青色の夜に輝く頃
誰かが届けた二枚貝


時を刻み

異国の景色を

映し出す
ねぇ今どれくらい悲しい?

時が去って
過ぎ去って
失くなって
うずくまって





ねぇ今どんな風におもう?

甲斐なくて
隙間なくて ....
飛び立つ後ろ姿を
どこかで見た
 


の記述を
探して


黒く浮かぶ
記憶の島を探し
脳内を辿ってゆく



ほの明るい
Cellの海の
上空に浮かび
 ....
頼りなく緩やかに
指し示した指先から
また、ひとつ
こぼれ落ちる

まるで
時間をかけて浮かび上がる
あぶり絵のよう

そっとのぞき込む君に
また、ひと雫
オレンジを搾る

 ....
人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
昼下がり
のほほんと
うたた寝をしていた

ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
どこか
近くで声がする
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
もしかして
頭の中
左のほうで
ひっきりなしに鳴いている
お ....
はにかむ四角い箱を見つめて僕は妄想する

世界中に素敵な音楽を乗せた電波が飛んでいって

派手なあの子の耳の後ろを掠め飛んで

不精なおじさんのおなかの線をなぞって

可愛い 十字路の ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む

そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる

ひとの弱 ....
階段をふみはずしたとたん
ガラガラと足元からくずれていく
ころがる立方体
白い平面につぎつぎと映る画面
バラバラになったコラージュのような
アナタの顔が散らばる


ダウンロードしよう ....
何かが転がっていた
転がってきた
柔らかい何かを踏んだ
羽だらけの塊
小さな翼なのだった
踏んだのか
踏んだのか
振り返り見て見ないようにする
人通りの多い階段脇
誰も
立ち止まら ....
出口に中指を添え
Tシャツとジャージ 石鹸に座ってよろめく

壁を蹴ると滲む 気化した感情
昨日の雨は冷たかったが
雨上がりを見逃してしまった

窓を打つ音は
雨後雨と報じる
曇りガ ....
庭に咲く
一輪の
紅い花

見ていると
笑っている
ようだ
人の優しい
笑顔のようだ

誇らしく
きれいに
咲いている

紅い花を
誰かの部屋の
片隅に
そっと
飾 ....
飲み込んだ寂しさは
夕日の味がした
あまりにもさっぱりしていて
麦茶みたいだ
その素っ気なさに
耐え難い孤独を感じた
夕日の味がした寂しさは
冬の麦茶みたいな
黄昏の色をしていた

 ....
わたしのパソコンのどこからか
プレデターSのカラカラいう声がしています

わたしのプレデターSは先日エイリアンと闘って勝利しましたので
カラカラカラカラ 上機嫌なのでしょう
とても良かったと ....
わたしの中、唯一
開かれた小さな窓から
ぼうっと眺める

つながる点と、点たち
ペンシルが弧を描き
強弱をつけながら
行き先を定める

それは幾重にも覆われ
その鼓動さえも

 ....
ありのまま
そんなものなど求めていない

哀しいことだ
乱れ狂わせようにも
交尾中のハエが見つかりやしない

同時性
騒音
リアリズム

せめてないまぜにしてから
こっちにこい
テレビに切り取られた光景
権威に裏打ちされた光景が
僕らのリアルだ

同時代に同じ空の下で起こり得た
現実であろう光景

けれどその現実を
この目でこの手で確かめることは
間違いなく ....
ここどころかどこにもいないと考えるのが
妥当だと思っちゃいるが
神様からポイントなしのコメントで
導いてほしい

どこにもいないと考えるのが
妥当だと思っちゃいるが
神様からポイントがほ ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8767)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鮮烈- 因子自由詩6*08-4-2
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狭く_細く_尖り- FUBAR自由詩7*08-4-2
無題21- ねろ自由詩308-4-1
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小顔化_アソパンマン- 北大路京 ...自由詩16*08-4-1
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かるいからだ- kauz ...自由詩8+*08-3-31
なりたいもの、いっぱい- Honesty自由詩4*08-3-30
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笑滅- caleha自由詩708-3-30
創書日和【鳥】_記憶の鳥- 大村 浩 ...自由詩15*08-3-29
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T字路- 佐々木妖 ...自由詩28*08-3-27
健康的- ここ自由詩408-3-27
思い出トランジスタ- 箱犬自由詩208-3-26
騙されるひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-3-26
コラージュ- 渡 ひろ ...自由詩15*08-3-26
小さな翼- よしおか ...自由詩8*08-3-26
雨のち- 佐々木妖 ...自由詩13*08-3-26
紅い花- 妖刀紅桜自由詩10*08-3-25
寂しさ- 小原あき自由詩8*08-3-25
プレデターSを飼う- 西日 茜自由詩5*08-3-25
わたしステーション- こゆり自由詩8*08-3-25
色気、の話- FUBAR自由詩4*08-3-25
現在のリアル- kauz ...自由詩1*08-3-25
_- 佐々木妖 ...自由詩3*08-3-24

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