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貴方の
意味なんてない
と挑発する詩を読んで
心が
ざわっと動いて
コメントを書いていたはずだった
のに
手元が狂って
書いている途中で消してしまった
あぁ、なんだよ
....
裏切り者の
地平線は
沈む
沈んだ
地平線から
朝が現れる
目覚めた時から
裏切り者は
傾く
傾いた
日常茶飯に
安住の平野はない
転げ回っているのか
追 ....
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための
言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
ビールとファジーネーブルとカシスウーロンに私をぐるぐる巻き込んで
もう何もかも忘れたくなる
いつだって酒が飲みたくなるときは
どうせ君がらみで嫌なことがあったときで
いつまでたっても鳴らない携 ....
?
加速を付けようとする度にガタガタと揺れる高崎線
高速で惰行運転に入っても細かい振動は収まらず
それは日常にはありえない乗り心地で不安で
あまりに快適な運転に馴らされて居たことを知る
....
何処かが
とても歪な僕は
何処に居ても
居心地が悪い
何処かに
嵌め込まれると
何処かが痛くなる
出来損ないのピースだ
中途半端に
途中下車を
繰り返してきた
半端者 ....
涙はしょっぱい
だけど、海のしょっぱさと
同じだったか
ここ最近
ずっと
海に行っていないから
海の味を忘れてしまっていて
確かめようがない
海はしょっぱい
だけど、涙の ....
自分を守るため。
そう言い聞かせて、自分の周りに壁を作っていた。
出来るだけ高く、高く、俗世間の風景が目に入らないように。
だけど、私を守っていたはずの壁は、私からあらゆ ....
夜になるとどんな人でも少しはセンチメンタルになるらしい
それは昼間の自分に比べたら、ということらしい
だから深夜2時の私が考えていたことが
12時間後の今の私に通用するはずがないの
....
携帯が久しぶりになったと思ったら
ママからだった。
女子大生のひとり暮らし なんて
本当はすごく地味で
例えばツタヤのイケメン店員に
なんとなく惚れてみたりして
そうやって ごまかしてる ....
お茶を挽く
この歳になってそんなことばの意味を知る
四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く
恋人にしてあげて ....
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に
■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく
■熱情の試み ....
東から西へ
クリークのような商店街の上を
滑空する
コンビニの角を南に曲って
コソコソとパチンコ屋へ向かう
八百屋の若旦那を左目で見ながら
西から北へ
生易しい北風を切り裂く ....
認識といった知的なアプローチへ人体のパーツに固執するフェティシズムにぬくぬくと思い起こさせる特徴的な哲学上の見解、立場をついに
闇深く地球以外に生物の生存の鳥島硫黄山火気注意
この混雑気味な限界や ....
一月二十六日の日食はインドネシア上空で見事な金色の輪を形成しました
炎上に原子半径(計測値):135 (174) pmの腐蝕しきったどんどん入れ替わっている分子の形と祈りのように
名前の ....
カタカタカタカタ
パソコンの音
ポチポチポチポチ
携帯電話の音
あなたが打っているその言葉
あなたが発しようとしているその想い
誰かを
....
姑獲鳥 (うぶめ)
抱いてください 父を知らない不憫な子ですが
抱いてくれたら あなたに幸運が訪れます
身体が重いのは あなたの力を試すため
息が冷たいのは あなたの情を試すため
....
なんで
そんなことするのっ
やめなさぁい
やめなさいって
いつも言ってるでしょ
なに見てるの?
聞いてるのっ?
ちゃんとこっち見て
聞きなさいっ
なんでしたの ....
鳥と話が出来たら、教えてやろう
あの明るいのは火星で、地球と同じように岩の塊で、
風が強くて、とても寒い
その先の木星はガスの塊で、すごく大きい
鳥は言うだろう
そりゃぁ、すごい ....
目を凝らして
お月さまを見ていた
もちつきしてる
うさぎの目をさがしていた
うがいしてる時の
人の目は
どこにあるのかな
宇宙から
メッセージがとどく
僕はうがいし ....
いつまで
私はここで働くんだろう
そんなことをふと思う
なんでもない日
今日は何曜日
馬の合わない人
褒めてくれる人
利用するだけの人
気のありそうな人
競ってくる人
新人 ....
「男は何で浮気するの?」
その答えは
「そりゃあ生まれた時から女と違うから」
「生物学的にじゃない?」
「子孫を残そうとするからだよ」
「彼女が大事だって分かりたいから ....
深夜二時過ぎ 携帯のサイト覗いて
甘い言葉を書き連ねる 物語に吐き気がして
慌ててトイレに駆け込んだら 何処からか血の匂いがした
掻き消すように 狂ったカクテル喉焼けるまで飲み干して
動けなく ....
ほら、そのマイナス思考
ほら、そこの暗い顔
全部全部蹴飛ばして
蹴散らすことが出来たなら
次は君が羽ばたく番だ
ほら、その笑顔が語ってる
今、君は幸せだ ....
ららららら・・
一年の始まりはらららら
そうだといいな
だったらいいな
あったかい布団と腕と背中がほしい
チョコはいらな ....
ふゆの匂いがする
ほわり、
冬のお喋りをしよう
たくさんのきらきらするものが
眠たそうに待っているのは、きみの春
あの頃の小さな息吹が
ほわり、と手さぐりしながら
追いかけてくる ....
殺風景なガラス張りの待合室に覚える
独特な曖昧さを避けてみるのも一興と敢えて
乾いた風の吹き抜けるホームに佇んでみた
乗ろうとして乗らなかった準特急の走り去った先には
見覚えのある古い建物 ....
ということにしとく
青い月が私に囁くとき
夜の風が吹き抜けて
青い月はいっそう
冷たく見える
一緒にはなれないよ
そんなあの日の
貴方の言葉を思い出す
朝には白く
消えゆく月に
....
こころ秘かにそう呼んでいた
――温泉宿ではなく海辺の一軒家を
灰褐色をした雑木林と
露出した山肌が囲み、
いつからか戻らなくなった主の代わりに
月に一度か二度、ぶらり現れては泊まって ....
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