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子どもたちのかおり水はかがやく
わたしの足をのみさらうもの
それはとても自由な戯れに見えたけれど
目をとじて 耳をすませば
ひとつの韻律をかんじるわ
わたしもむかしは うたでした

 も ....
開け放たれた窓から
夜風がカーテンを揺らし
月の光がこぼれだす

少女の眠れぬ夜はするどく
闇の中へと切りこんでいく

少女がひとさし指で
空をなぞるように
星の数をかぞえている
 ....
僕らが歩く道のなかで
少しの夢を見たって良いじゃない

先がどんな荒波の海かわからないんだから
少しの夢ぐらい構わないでしょ

でも見すぎはしない
自分だって知ってるさ

夢を見すぎ ....
{引用=




  金色が たおれる 欠伸が 蔓延する 
  蛙のうた こもる ねむれない 五月 日々の罅に 滲む
           ゆううつの 書物 ふあんていの音楽
  刺身 ....
冷たい樫のテーブル
両腕で抱いた中心

テキーラのグラスに柘榴の血を
集めて完成する生

お前の誕生日がいつなのか
知らないけれど 知らないまま
祝わせてもらう事にする


 ....
ボクらは生き物です
心臓があって、脳があって、
生きています
おもちゃじゃないよ
ボクらだって笑いたいし
ほめられたい
同じ扱いされなくても
せめて愛してほしい
心から撫でてほしい
空から見下ろされている
雲が駆け足で過ぎ去った

*

退屈な言葉は
左から右へと通過する

*

時計の針が動く瞬間
ひっそりと笑みを浮かべた

*

裏切られ ....
四月も終わろうかという頃
まるで冬枯れの車内に身震いで目覚めたので
夕暮れの油山を取り囲むように出現した街に
シビックの眠気を誘うパッシング
モールス信号を試みる
間髪を入れず
一斉に返答 ....
途切れがちの遠い波音に
あるいは
いつかの風景の肌ざわりに
私は
何を求めていたのか

カンバスは
筆先の触れた瞬間から
額縁にきちきちと収まってしまう
握り込んだ青い爪が
手のひ ....
イチコが僕の家にやってきたのは
今から十年余り前のことでした



四月の暗い雨の日でした

皆が雨で桜が散ってしまうと
嘆いていた日でした



当時住んでいたアパートの玄関 ....
高層_ 大理石建築の なかで なつかしい

( いまは、どこのひとなのだろう? )

ウオシゲに あった

かれは 色の 白い きれいな 顔を して

シャープな フレーム ....
さわやかとはなにか
やさしいのは春か
掃除機のきゅいーんが
許してくれるなら

行けばいいのですよ
さみしくなんかない
お空の飛行機が
落ちてしまうのなら

苦しくはな ....
僕は深夜の公衆電話ブースで
キミに聴かせる物語を暗誦している

 動物病棟に緊急搬送されたクマリスの
 バイタルは比較的安定している

すでに眠りについたキミの枕元には
3年ほど前に発禁 ....
いつも触れたい 柔らかさ
マシュマロ気分ふわふわ

僕の知らない君を
一つずつ覚えていこう

 大きな冒険の中に 信じあえる何かがあるから
 より甘い力を手に入れて 空で手を離そう

 ....
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ....
 あたしは、男が苦手だ。
あの優しさが怖い、
優しすぎて怖い。
優しい男は嫌い。

男はあたしに決まってこういう、
「化粧をしてみろ」と。
化粧をしたあたしを見て、
男は欲情でもするの ....
あなたの指先が

途切れながら描く円

あなたと私を定義する縁

だからまた会える

泣かなくていい
君が僕に別れを告げてから
君ソックリのロボットを作ったんだ

君と違って言うことを利くし
我が儘も言わない

だけどね 君ソックリの声が痛いよ
だけどね 君ソックリの笑顔が痛いよ

 ....
今日は入浴剤のかわりに
思い出を溶かしてみることにした
みるみるうちに水が染まっていくが
どうもうまく混ざらない
思い出にも種類があったらしい

やわらかなパステルカラーとかたいモノクロ
 ....
  


なんも取り柄のないあたしと
ぜんぜん特別のないあんたが出会って
余りある 寂しさと
どこまでも続いていた 手持ち無沙汰に
いつしか
一つ屋根の下 暮らし始めた

特別 で ....
「きゅらりん」

私は本当にあなたがそう言ったのか、
はたまた、驚いた。

「きゅらりんってなんだよ。」

けれどもあなたは、なにも教えちゃくれない。
沈黙に陥った。

「だからさ ....
円形の鏡に映す

無理に浮かべた笑顔

すぐに終わりにして

微熱があるの
グレートーンの街

浅い水溜りをまたぐ

一瞬だけ映る

スカートの中の秘密


ひび割れている
黒いのは生まれつき
随分と汚された


それでもあなたが綺麗と言ってく ....
憧れるんです

田んぼの広がった
いや、あまり広がりすぎてはならぬ

緑あふれる、水車は回る
羊はめいめい、雲はゆったり
笛の{ルビ音=ね}ひゅるる

ひゅるるるる

右手に本を ....
鶯が
桜に色を
わたしています


今日は雨
あなたは
静かに
そういいます


書きかけの手紙
まだ、
ポストへ
出せずにいます


花びらは
雨を乗せて ....
カラフルな田園をぬけ
ヤマは
絵モヨウのヨウなスギノキの
ヨウなミドリいろが
ヤマは
ウミよりも深く
ムラサキいろへ
取り込ンでく
沈ンでく

ヤマヤマは
ソレゾレすこしづつ濃さ ....
欲したものを失うたびに
右まわり 左まわり

信じたものを見失うたびに
目がまわり ぐるりとまわり



ゆれるシーツで重ねたウソも
わかっているコトバばかりで殺してくれ

おか ....
朝の光が まぶしすぎて きらめいてて 眼が痛い
夢の続きを 見られなくて あくびひとつ

時計の針が 進んでない 止まっている 電池切れ
時の流れを 感じぬまま 顔を洗う

忙しい暮らしに ....
クリスタルの ボールが 放られると

ぼくらの ふたつの 土地や からだに

いのちに 焼かれた 対話が かがやいた

放擲 された ボールには ふらふら 泳ぐ

天の 子 ....
品川駅のスターバックスコーヒーからは
高輪口と港南口を結ぶ中央コンコースを
本当にたくさんの人たちが
サーモンピンクとライムグリーンに色分けされて
指定された方向に運ばれていくのが見下ろせて
 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたし_うたでした- soft_machine自由詩29*07-5-3
イメージと空白- 村木正成自由詩10*07-5-3
夢は薬- テルテル ...自由詩2*07-5-3
hibi- はらだま ...自由詩33*07-5-2
祝い酒- soft_machine自由詩5*07-5-2
コトバにならないけど- cass自由詩4*07-4-29
偶成オムニバス- 零椅自由詩5*07-4-28
夢と君とさよならの話- soft_machine自由詩10*07-4-27
遥か、透明の過程- 佐野権太自由詩32*07-4-25
イチコが死んだ日- 自由詩16*07-4-22
たましいのともだち- モーヌ。自由詩12*07-4-22
薄情娘- 蔦谷たつ ...自由詩11*07-4-21
うごきだす、- シリ・カ ...自由詩507-4-20
Power_Of_Sweet- 北大路京 ...自由詩7*07-4-20
- 狗の骨自由詩307-4-20
_男- つぐこ自由詩407-4-20
サヨナライツカ- 衿野果歩自由詩3*07-4-20
Only_One- 北大路京 ...自由詩25*07-4-19
バスタブ- 優羽自由詩11*07-4-19
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日常会話- 蔦谷たつ ...自由詩3*07-4-18
最後の晩餐- 衿野果歩自由詩1*07-4-17
水鏡- 衿野果歩自由詩2*07-4-16
いいなあ- 蔦谷たつ ...自由詩8*07-4-15
葉桜- tiki自由詩17*07-4-14
太陽のいじわる- 七味とう ...自由詩7*07-4-13
愛だとか、生きるだとか、- わら自由詩14*07-4-13
7days- 北大路京 ...自由詩10*07-4-13
トロイメライ- モーヌ。自由詩16*07-4-12
品川駅PM7:03- シリ・カ ...自由詩6*07-4-12

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