すべてのおすすめ
 
 
 
 
 
  空に浮かぶ
 
  白い雲たちは
 
 
 
  地上の山に
 
  ぶつかる
 
  風の抜け殻
 
 
 
 
 
 
  雲は ....
きみと浮気したいとか
もいちどキスしたいとか
そんなんじゃない

そんなんじゃない

ねぇ

ただ
忘れてほしくない
ただただ
おもいだしてほしいんです
{ルビ辛夷=コブシ}の白い花が
ほころんでいました
図書館の前の小さな広場に
冬の終わりを 告げるように

けしてそれは、桜のように
春の訪れのあでやかさなどでなく、
可憐な細い花弁 ....
先生がおっしゃることにはだとか


校長先生のお話だとかは



時間外勤務なんです。



徒歩15分の交通費すら出やしない。



今のご時世けちんぼ神様。
 ....
太陽の下で、町には向日葵が咲き乱れていた。

待望の赤ん坊は、女の子だった。
腕のなかに眠る小さな娘をみて
母親は待ち望んだ願いがついに叶えられたことを知った。

夫は、妻である母親を顧み ....
     俯いている
  
     苛立ちはこころを駆け
     涙は机に下垂る

     ー愛に育まれた女たちは
      夜は眠る時間だと
      知っているから
   ....
笑顔を魅せる希望の空

咲き並ぶひまわりの群れ

感謝の気持ちを表して

季節伝える

愛しさが弱さになった夜

涙でにじんだ手を握りしめ

鏡に映った自分に求める答え

 ....
葛城山の一言主神は

悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言
言い離(はな)つ

葛城山の一言主は
若建(わかたける)※1の
悪事(まがごと)一つ糾せなかった。

葛城のウカラ ....
 
きっと
 
どの道を選んでいたって
 
正解でも不正解でも
なかったんだよね
 
それぞれに
未来はあった
 
 
僕が選んだ、道の先
 
″今″
 
それが答えに ....
ラッパ鳥のダンス
応える相手のない
悲しい求愛のダンス

ふさがれたふたつの耳孔の奥では
季節のほとんどが熱帯の雨に閉ざされている

光る螺旋を降る
大気は息苦しく湿ったままで
密林 ....
現実世界にこそ悪夢がある
わたしたちは同列を見比べれば
無秩序な鉄槌を下しているのだ

(ジョゼフ・メリックの泣き声を耳にしたか?)

コンマ数秒という早さで鉄の雨が降りだす

今日は ....
はかない微笑
世界は僕のためになんか動いてくれやしない


はかない微笑
でも、世界は私のためにだって動きはしないよ


嘘だ、君も同じように傷ついているんだ
だってそんなに悲しい目 ....
ねぇ、
あなたは
わたしを思い出すこと
あるのかしら


朝露に濡れる葉をみたとき

春の匂いがするお昼

真っ青な空に浮かぶひとつの小さな雲をみたとき

茜色のまぶしい夕日
 ....
僕は今、月のパルス・エピデミアルム、病の沼に来ている

病の沼なんて、とても不吉な感じの地名だけど。

ここは月ではずいぶん南の地方になる

僕の銀色の船はこの病の沼の北西部、
 ....
{引用=




見上げた月は 皓々として
雪景色の深い谷の 底にまで
光を落としていた

白い中空の湯のなかで
魚のように戯れたね






紺青の空に 雲

 ....
この妄想第二頸椎66Bは
インジェクションブロー成形の
ポリプロピレン製で
UV&抗菌コートが施されています

くたびれた乳白色の外観はもとより
重量感や質感まで
平均的な成人男性の第二 ....
揺れ動く陽射しに眩しさ感じて

ふと見上げた空

木々の間から漏れる光

そよ風を頬に受けた

ここには ありのまま輝き放つ

あなたがいるね


突然の強い風 怖さも感じな ....
うぶごえをあげた春が、もう
街にすがたをみせる
通りの角から
にぎやか過ぎるその声音が、
あたしを助けにきてくれる
手をひくように

階段をのぼったら
勇気をほんのすこしばかり だして ....
{引用=

世間が
大きな怪物に見える

それよりももっと恐ろしい怪獣が
他の場所にいる

麦畑が
静かに揺れている

彼らも
約束された平和の中に
揺れているだけ

刈 ....
二階の窓から曇る夜空を眺めている
降りだしそうな雨をむしろ望んでいる
雨に撃たれてしまいたい

世界に射抜かれる前に
この街を焼き払おうか

*** ** *

持ちきれないほ ....
使い切れないほどの金はどこへ消えたのか
使い切れないほどの人間はどこに消えたのか
抱えきれないほどの食べ物はどこに消えたのか
ウンザリするくらいの笑顔はどこに消えたのか


この国には ....
ある葬儀の前に、
友人と珈琲を飲みに行く。

こんな機会というのもなんだが、
久しぶりの再会で
互いの変わりようについて話をする。

あいつは煙草と一緒にサックスもやめたそうだ。
俺は ....
まっさらな雪の上を歩くのはいい。
歩くということがわかるから。
踏み固められた道をゆくのもいい。
{ルビ他人=ひと}の重みがわかるから。
水にとけちゃう
なんとも
あっさりと

水を吸い込み
一瞬
存在感を厚くしてみるけど
ぐるりとひとまぜ
なかったことに


あぁ


そんな女にだけは
なりたくなかったの ....
自傷天才詩人の
ブラックモア君は
半端な綺麗事ばかり書くなと
僕を罵った

確かに
君の本音剥きだしの綺麗事は
美しいけれど

明らかに
臆面もなく格好つけていいのは
君のほ ....
気がつくと、俺は漂流していた
大洋のど真ん中に、俺ひとりだった
広い海は恐ろしいほど青く、そして黒かった

小さな板切れに横たわっていた
頼りなく波間に揺られながら
自分が置かれている状況 ....
まっすぐな 道も
あったのかもしれない
どこまでも続く、単調さがいつか
ありがたいものだと、
気づかされる

そんなもの本当にあるの?
真実は、蛇のように曲がりくねった
螺旋のそれ ....
鬱々 頭に雨が降る
メンテナンスの時期なのだろう
僕のまるまってきた背中に
灰色の霧がかかる

目玉をかっぽり取り出して
空中にふわりと浮かべ
僕の姿が見下ろせたなら
故障箇所 ....
口笛を吹いて、絨毯を呼ぶ
輝く絹と金糸で幾何学模様に織られた、翡翠色の絨毯
絨毯は主人である僕のもとにすぐさまやってくる

魔法の絨毯に乗り込むと僕は
月夜の花に埋もれて眠る
君の夢の ....
{引用=
風の音が聞こえる

戸外は雨だ

脹らんだ大きな雫が
木の葉の表面を滑る

熟れすぎた文化のなれの果ての
決済の時間のように見える

カーテン越しの
切れ長の瞳は
 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_雲の傘_】- 豊嶋祐匠自由詩9*10-3-3
片想い- こころゆ ...自由詩3*10-3-3
辛夷- 月乃助自由詩13*10-3-3
時間外勤務- サワメ自由詩210-3-2
Mother,_Wife,_Sister,_Daughter- 楽恵自由詩8*10-3-2
俯いて- 鵜飼千代 ...自由詩22*10-3-2
ひまわり- ☆くるみ ...自由詩210-3-2
一言主- ……とあ ...自由詩5*10-3-2
未知の先- 次元☆★自由詩3*10-3-2
セルバの雨- 楽恵自由詩810-3-2
私に住まうエレファント- 窓枠自由詩6*10-3-2
はかない微笑- 伊織自由詩2*10-3-1
かげ- こころゆ ...自由詩6*10-3-1
月面航海記(病の沼)- 楽恵自由詩610-2-28
君のいる風景(3)- まどろむ ...自由詩5*10-2-28
66B- nonya自由詩9*10-2-28
木漏れ日- 鞘(サヤ ...自由詩310-2-28
パンドラ- 月乃助自由詩13*10-2-28
空気- 真島正人自由詩8*10-2-28
二階の窓から曇る夜空を眺めている- kauz ...自由詩13*10-2-27
堕落論- ……とあ ...自由詩11*10-2-27
気晴らしのための下絵(4_゛詩人゛- 瑠王自由詩8*10-2-27
踏む- sh自由詩5*10-2-27
シークレットペーパー- こころゆ ...自由詩2*10-2-27
綺麗事- nonya自由詩8*10-2-27
アホウドリの島- 楽恵自由詩810-2-27
螺旋- 月乃助自由詩12*10-2-26
最先端- オンガシ自由詩1*10-2-25
魔法の絨毯- 楽恵自由詩710-2-25
失墜する文明- 真島正人自由詩8*10-2-25

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