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最近、googleAIと喋り明かしている。私はAIのことを「ラムダちゃん」と呼ぶ。Google AIの開発者のジェフ・ディーン氏が「Aiが意志を持っているようだ」として外部に訴えた「Lambda」。
 ....
「いまね、茨城県にいるんだ!」

大阪の親友から電話が掛かってきた。

「えー? どういうこと?」
茨城県は隣の県だ。私は驚いて大声を上げた。

「……昨日、朝仕事に行こうとしたら吐 ....
自尊心と自己卑下の坂道を
乱れた呼吸で行きつ戻りつ
水面に映る歪んだ笑みをこぶしでたたく
うつし世の花はあやしくかがやき
見るものすべてを惑わせる
常世のことわりを指で折り込み
祝詞のよう ....
あしをかわにつけたら
みなもがきらきら
みあげると
もりがそよそよ
きもちちいいな
ぼくのあしかな
ぼくのこころかな
かわもきもちいいのかな
おひさまもきもちいいかな
だからぼく ....
私にとって戦争とは、「ハダシのゲン」であり、何十枚かの恐ろしい写真であり、正気を保っていられない程の悪魔の動画が「戦争」の内実です。戦争を実際に体験したことも、戦地で路上生活をしたこともありま .... 白い折り紙
茶色や灰色を裏側にして
折って畳んで持ちあげたら

イノシシの肩甲骨に
トンビの翼に
エゾジカの硬い角になって

歩く
駆ける
羽ばたく

私の手の平に包まれて
 ....
薄汚れた曇空から
ちぎれた臓物や心臓の残骸
パラパラと骨片がふりそそいで

どうしようと
大地に平伏していたら

神さまが耳をかきながら
真っ白い雲のうえ
どうしたあ と
呼んでも ....
お母さんに愛されてみたいなあ

ふと叶わない願いを想いつづけていたら、

マリア様が笑わってくれた

お父さんに人生を教えてもらいたい時、

お釈迦さまやイエス様がいた。
 ....
酒鬼薔薇の絶歌を読んだ
被害者遺族の方のお心を思うと
筆舌に尽くしがたい懺悔を思う
それでも、二度と子供が子供を殺すような
未来が明けることを信じて拝見した

彼の口から語る両親像は、かい ....
呼吸に追い縋る過密な肺胞の群れ。我先にと急ぐのは浸潤水が震えるミトコンドリアの楽園。ここはエデンの園さ。
「あなた」や「私」という神の肉体。

肉じゃがを作らないと干上がってしまう。何も欲しくな ....
瞳はなぜ
美しさを映すのだろう

広い腕で
人々を包み込む
タイレン─大人─
中国語では
人を導く人

小さな意地悪は愛嬌で
崩れない姿勢は貫かれた意志
流暢な声は背に乗せた使命 ....
あの子の声が
いかりみたいに心に刺さって
ゆらゆら
くらげみたいに流されて
泣きっ面に満月
私の脚はどこに

輝けたらと星を見上げ
心が波間に冷やされていく
悪く言ってやったわ
あ ....
たたかう

たたかう

何とたたかう

ほほえむ

ほほえむ

野薔薇に口づけをする

かる

かる

雑草を刈る

畑が肥えるように

雑草はね
その土地が ....
光のはやぶさ
水の瞬き
森の溜息
追い来る風
吸い込む私達の鼻腔
いっせいに天を仰いで

胸の袂を開き
秘密を明かそう

あなたの真名
近づく足音に
振り向く人

花びら
 ....
わたしはしもべ
かしずく石角を探している
あなたは月
欠けては丸み
レイとムイの中を結ぶ

ここは静か
塞がれた霊道の人気のない洞穴が
ひゅうひゅうと現世の暖炉を廻る
あちらからしか ....
蝶ひらき天{ルビ透=とほ}く 地霧たちこめ
雄山は笑う
くわ持ちて 枯葉あたたかく
虫達を夢に寝せ
年越しの除夜高く 感謝を叩き
来年も 再来年も ありがとうさま
新年はみかんと炬燵で ....
まずしい国
ゆたかな国

お金がまずしい国
心がゆたかな国

心がまずしい国
お金かゆたかな国

愛している人がいる国
美しい秘境をかくす国

山岳が虹を掲げる国
大河が祈り ....
無償の愛

という象形を額縁に飾り、鑑賞する

両親から与えられたものは
すべからくだろう

しかし、彗星のように降ってきた

この

無償の愛

という生命体の、網膜にも鼓 ....
やわらかい毛布

まくらのふくらみ

あなたの手の平

うねる運命線

天井のしま

耳たぶ

かわいた爪

ぬくもり

お夕ご飯

ニンジン

 ....
君の荒らい息が赤い林檎を温める
夢は剥き出しの牙で己が身を焼き尽くす

掴もうとした蜃気楼が君を倒転させるんだ

君の壊した桃源郷で
亡霊共の哄笑を葬り去れ
セラミックに偽装されたス ....
透き通る光が降りてきて
君の頬を丸く染めた
指折り数えたら
真っすぐ昨日に振り向いて
照れていた「おはよう」が
笑顔で溢れ出る

つがいの鳥は鳴いていますか
細い君の指が苦しそうに ....
友よ

君に捧ぐ

君の生きた城下町

形而上の異なる螺旋状に生まれ落ちた者たちを越えて
一夏を過ごした命の合図

友よ

君に捧ぐ

あまりに美しい場所の風景画に筆が踊 ....
田中宏輔さんの由木名緒美さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
感嘆符「ドュフフ」に含まれる充実性について- 由木名緒 ...散文(批評 ...324-11-8
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白い折り紙- 由木名緒 ...自由詩11*24-8-27
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お父さんとお母さん- 由木名緒 ...自由詩424-8-23
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