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それは梅の花が咲き誇る故郷の地で 粛々と静寂に包まれ冷厳なる現実として訪れた
桃の花が咲く頃にはいられないだろうと 誰もが知っていた いや わかっていたはずなのに
庭の至るとこ ....
初夏に訪れた 怯えた迷い子猫
熱い夏を共に過ごし
台風さながらに吹き荒れていた
とても熱い夏だった
笑いの絶えない夏
子猫の怯えた瞳に光りがさした
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耐え切れないものは 捨てればいい
諦め切れないものは 捨てればいい
そんなの嘘だ 出来ない
私には 出来ない
複雑に混ざり合う 思考
ほんとの私は今どこに…
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咲いては花 咲かずとも花
ツボミのまま 枯れても
きっと 美しいだろう
高価な種は 始めから持っていない
穏やかさなども知らずに
ただ ひっそりとあればいい ....
脳梗塞で少し不自由になったお父さん
いつも笑顔を絶やさない明るいお母さん
産んでくれてありがとう
ずっと見守り支えてくれた皆様方
育ててくれてありがとう
周り ....
一人でいるには この家は
あまりに 広すぎて…
何をしようもなく
何をすることもなく
ただ 僕のまわりの空気が異様に冷たくて
ただ ぽつりと懐かしき日々を描 ....
カメはなんで歩くのが遅いの?
「甲羅が重いから」
「足が短いから」
いろんな言葉があるよね
カメは遅いなんて思ってないよ
カメはカメさんだからなんだよ
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月をみていた
風の流れで 雲が激しく流れていた
まるで 月が大急ぎで走っているかのように 映った
月は変わらずとも
雲や風 その日の様々な影響で 変化してゆく
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「いつも笑っていられますよう」
寒さを忘れて ひたすら願っていた
温かさに包まれていた
あれから…小春日和が続き あの温もりが此処に在るような幻想の中にいた
や ....