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私の内側には、聞いて貰いたいことばかりある
私の頭には、聞いて貰いたいことしかない
聞こえる、
気がする。
耳を塞がない、
くらいの意地なら
辛うじて
まだある。
ぼろぼろ
ぐずぐず
もさもさ
私の作業は
すべて
いつも
こんな感じ
なのかな
うん。
まあ、
悪くは
ないんじゃないかな
曖昧な私を笑わない
視線で嘲笑しない
声色で嫌悪しない
口先だけで肯定しない
君と向かい合えば、私は私でいて良いと思える
恋の仕方なんて忘れてしまった。
私はいつも
その人が誰かのもとへ行ってしまってから、
自分の抱えた想いに気付く。
恋の自覚なんて、忘れてしまいたい。
何故泣きたい
私の心は薄っぺら
私の言葉は薄っぺら
私の行為は嘘っぱち
私は嘘で出来ている
大層な日々など生きてはいない
それなのに、
何故泣きたい
私の涙に価値などない
私 ....
お願いします、どうか
そんな他愛も無い言葉で
私の古傷を、抉らないで下さい。
一度壊れてしまったら、元へは戻らないものもあるのよ。
貴女はそれを私に見せ付けた。
貴女のそれを、私は裏切りだと思う。
傷付けようというつもりが無かったからといって、赦されないこともある ....
飛び越えてごめんなさい。
折れなくてごめんなさい。
そんなつもりは、ないんだけど。
月が落ちた。
空が白み、日が覗く。
夜は静かに走り去り、
朝が明朗に声を上げる。
人々はその下で瞼を持ち上げ、
安らかな夢の腕から起き上がった。
一日の始まり。
「すき」、「きらい」。
私が口にするように、
誰かも毎日私を評価しているのだ。
私はきっと、誰の一番にもなれないのね。
世界が滅びるそのときも、僕だけは君の味方だよ。
雨に冷える身体。
喉を通るミルクティー。
砂糖は多めに。
色は濃く。
あちっ!
猫かぶりの舌先が痺れた。
胸の奥まで潤ったら、
丸めた背筋も
しゃんと伸ばして、
ようやく喋り出せそうだ。
覗き込んだ、その瞳に
まあるい稲穂色のお月さまを見た。
わたしの目には
スプーン色の星々を映す。
くるり、くるりと弧を描く。
あなたの闇色に、あなたの月を見つめながら。
寂し気に抱えた
あなたの美 ....
この真っ白なピースをひとつひとつはめてゆくみたいに、
私もあなたの難解な心を少しずつ少しずつ
埋めてゆけたらいいのに。
真夏の日が差す。
私の膝小僧は燃える。
車の窓から視線を投げると、
擦れ違った自転車マンの背中に
一抹の懐かしさ。
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
夏ですね、
そうですね、
何とはなしに
呟き合えることの
愛しさ。
隣人の温もりに
安心して泣く。
小さな穴
こっそりと覗く。
膿んだ傷痕をいとしむのは、
私がまだ、大人に成り切れていないから。
薄明かるい、白んだ灰色のフロアで、その右手前にひとつの白い影がある。
まるで皿の上にくしゃりと放り出されたナプキンのように、その少女は打ち捨てられていた。
ひしゃげたように張り付きうつ伏せて、彼女 ....
どこまでも続く道を
「希望」と呼びたいなら、
その道の選択者は
よっぽど辛抱強くあるべきだろう。
思わず口から飛び出しそうになるほどの衝撃。
受けた打撃はヘビー級。
関係性はオブラートのように薄っぺら。
清水寺はここにはない。
けどね、
最悪な初対面ついでに
あの時のあたしも飛び降りればよかったの ....
百点満点の自分なんて、
そうそうあるもんじゃないけど、
あの時、彼女の立ち位置を羨んだ自分は
素直に誉めてあげたいんだ。
私は今でも
自分の声に、自信を持っている。
近くにいるときよりも、
離れて過ごしているときの方が、
もっと ずっと
気になるものなんだなあ。
認めなければ良かったの。
確かめるように あの人の方向へ目を向けるたび、
喜びよりも 後悔が募る。
恋ってこんなにも かなしい ものだった?
青春の一頁、更新中。
浮き足立ってる。
たいして暑くもないのに
鼻の頭に汗をかいた。
くしゃっとあの人が笑ったとき、
私の世界は 一際輝く。
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