凍てついたサウンド  九
信天翁

ヨタヨタ ドッコイ フーラフラ
ノタノタ ドッコイ フーラフラ
トボトボ ドッコイ フーラフラ

見慣れて 歩き厭きた プロムナードで
でまかせの呪文を 呟きながら
(えび煎餅が焼かれるように)
リハビリのまねをした が  

所詮「気」の風と
   「血」の光と
    「水」の音とが 渦潮となって
そぞろ心は 孤独を増幅するばかりだった


   

 



 
  
 


自由詩 凍てついたサウンド  九 Copyright 信天翁 2013-01-13 10:31:27
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