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雨の夕暮れ
うそはまばたき
影の下
ぼくはうそつき
路面をみてごらんよ
路面を
路面を見てごらんよ
路面を
神頼み
なみだはかがやき
空の下
ぼくはうぬぶれ
....
黄金の水を とくとくとく
あわの神秘に どきどきどき
ごくごくごく
ごくごくごく
毎日僕は
繰りかえす
熱くなまった
僕の身体は
どうして君が
欲しくなるのか
....
来る日も来る日も
こうやって
涙さえでるのを忘れて
来る日も来る日も
こうやって
焦燥を{ルビ抱=だ}く他仕方ない
去る日を何時も
忘れてしまって
うつくし日々は嗚呼何処
....
ダンボール箱
いや、もう、箱ではない
これに
俺は
云いようもないさみしさを覚え
やあ、俺が
もう、君のよに、なってしまったら
どうしよか
なりたくはない
ダンボールのよに
雑用さ ....
素面のふりした大酒のみの{ルビ商人=けちんぼ}たちが
貧相で乱れた俺の姿を
{ルビ無料=ただ}で否定するならば
吹笑するより他にない
ケララ ケラケラ ケケラララ
聖徒を気取った薄学 ....
何度と俺は、この坂道を、上り下りしたものか。
旧街道の家々に、時に幸福、時に不幸を思いつつ、
夏は太陽よりも美しく、冬は月よりも{ルビ哀愁=かなしみ}をもち、
山の緑は、こうも愚かな我らのこ ....
幸福な女優は、金持ちの男を好んだ。
或る日のことである。
彼女は都内の高級ホテルで、大富豪のF氏と寝ようと試みた。
F氏は、83才。無論、機能しなかった。
―夜が明けた。
それ以降、彼女 ....
汗ばんだ、女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、自然が好きではないけれども、
わきを開けて、スプレーを吹きかける女の子は、
好きではありません。
そのわきに、剃りのこった、毛があれば、
....
さわやかとはなにか
やさしいのは春か
掃除機のきゅいーんが
許してくれるなら
行けばいいのですよ
さみしくなんかない
お空の飛行機が
落ちてしまうのなら
苦しくはな ....
「きゅらりん」
私は本当にあなたがそう言ったのか、
はたまた、驚いた。
「きゅらりんってなんだよ。」
けれどもあなたは、なにも教えちゃくれない。
沈黙に陥った。
「だからさ ....
憧れるんです
田んぼの広がった
いや、あまり広がりすぎてはならぬ
緑あふれる、水車は回る
羊はめいめい、雲はゆったり
笛の{ルビ音=ね}ひゅるる
ひゅるるるる
右手に本を ....
西の国の王様は嘆いた。
彼の一番に大切にしていた海より青く世界一珍しい、
自慢の鸚鵡が逃げ出したのである。
王様は独身だった。彼は早くに両親を亡くした。
彼は悲しさをわかりたくないと、その鸚 ....
吉岡ペペロさんの蔦谷たつやさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
路面
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蔦谷たつ ...
自由詩
16*
07-6-2
黄金の水
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蔦谷たつ ...
自由詩
9*
07-6-1
朝日(毎日が殺される前に)
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蔦谷たつ ...
自由詩
12*
07-5-24
土曜日の夜(小雨だった)
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蔦谷たつ ...
自由詩
12*
07-5-20
アナキストを哀れむうた
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蔦谷たつ ...
自由詩
10*
07-5-16
街道
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蔦谷たつ ...
自由詩
5*
07-5-16
幸福な女優
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蔦谷たつ ...
自由詩
10*
07-5-13
それは、もう
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蔦谷たつ ...
自由詩
6*
07-5-10
薄情娘
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蔦谷たつ ...
自由詩
11*
07-4-21
日常会話
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蔦谷たつ ...
自由詩
3*
07-4-18
いいなあ
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蔦谷たつ ...
自由詩
8*
07-4-15
鸚鵡の偉業
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蔦谷たつ ...
自由詩
6*
07-4-9
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