時は大洋の彼方に浮かんでいる。
 私の土地からは見えないが鼓動は確かに響いてくる。
 さてこの時を何に使おう?
 まずはひっそりと旅に出ようか。

 海の見える街は憧憬の彼方に佇んで ....
さよなら



どっかに忘れっぱなしで

鰯雲









{引用=もう少し削ってあげれば一句になるのに}


って空のどっかから声がする

 ....
            161014

酸化剤フライDとサァタDを取り違え
ふつふつと泡が出てきて駄目になったよ・・
混ぜる名危険と旧姓の仕様を去勢する地方裁判所
つぎは本交際になるなと次の ....
そろそろ すとーぶだしてよ ともいわない
きみは けなげだね
ねどこでほんをよみだすと
かならずわけありがおでじゃまをする
うるさいけど にくめない
たまに てつがくしゃのように
あおのさ ....
花火は好きだ。
大きな音と、大きな光、も好きだけど、派手で空一面を覆う火の玉もすごいけど、おれは手持ち花火を燃やした後の煙が特別好きだ。暗闇の中でもはっきり見えるあのなごりの煙が好きだ。
大好きな ....
お父さんは
甕にめだかを飼っています

夏 陽射しをまともに受け
お水ゆだってあえいでるめだかの夫婦
あんまり可哀そうで私
みどりのホテイさま浮かべたよ
めだかたちほっとして
こづくり ....
腰のまがった老人はめったに見なくなった
まがった腰で
ヨッコラショと 
風呂敷をしょった爺ちゃん婆ちゃんは
わたしが子供のころの爺ちゃん婆ちゃんだ
農村や漁村では今だって
腰のまがった老人 ....
どんなことを言おうと
そりゃまあ 自由ですけどね
だからといって 妄想したことを
有ったようにしゃべりちらしちゃいけませんわな

妄想だよってしゃべりゃいいだろうな
想像だよってしゃ ....
水たまりが一瞬虹色になった。
遠くで電車が鳴いている。
植物が風を浴びてふふふとわらう。
雲がぐわんぐわん動く。
鮮やかな秋だ。
息を吐くことができない
吸うことはできるのに
うまく吐き出すことができない
詰まりそうになる
鼻のところ
すんでのところで空気が漏れる
鼻の穴がヒクヒクしてる
痙攣している
実に格好悪 ....
心の真ん中/Big Ben

陽の落ちた後のロンドン

ライトアップされたビッグベン

大時計の針の音が
この街の心臓であるかのように脈を打つ

時計台の裏の古びた工具が無数に置か ....
人は突然死ぬから
やりたいことをやるべきだ
やりたいことをやって
食えなくなったら
どうせ死ぬのだから

無責任なことを言う人ほど
突然死なない
ある朝
川沿いの道を歩いていると
天使が倒れていた
両のてのひらに
すっぽりおさまるくらいの
白い衣の泥を払って
一応、家へ連れ帰ることにした
ミルクを温め口にふくませると
天使の頬に ....
雨が嫌なら素敵な傘を買えばいい

晴れの日にも差したくなるような傘を

やな奴も多いけど人はやはり素晴らしい

キスをしたり
抱き合ったり
暮らしたり
雨やどりし ....
いつも
未来を見つめているのですが

計画を練り 
ガムをかみながら
現在を過去に葬っていく

未来を見ていると
疲れるのでしょうか
そうともかぎらないようです

不意に
横か ....
両開きのメニューにすっぽり収まった君の顔

新幹線のプレートを指さして

「これがいい」

って無邪気に笑う君

少年時代は特急から眺める景色みたいに一瞬で過ぎ去るけど

一つ一つ ....
沈黙して眠るほかない
鬱積を投げ合う蒼い人語の地穴で
帆軸を極北に向けたまま
難破船のようにふかく朽ちていく


沈黙して眠るほかない
世界の清しい涯てをむなしくも夢みて
 ....
   {引用=わたしの正気は陰鬱だが
わたしの狂気は陽気な歌
木魚バンドネオン炭酸水
      (証城寺住職 囃子ダダイ)}


証城寺の性悪少女

ひどくあくどいのだ
そのだんま ....
 高原の落日に鮮やかな色彩を見る。
 深呼吸すると濃密な緑の香りがする。
 生を生きているという感覚。
 乾いた日常で感覚を捕らえようとすると逃げてゆくが、
 ここではそこかしこに咲く花々 ....
 ぼくののどにつっかえた
 ぼく自作のあめ玉は
 いつかだ液にとかされて
 ぼくにかえってゆくのだろうか

 しっかりのどにいすわって
 とことんぼくをあえがせて
 おわりなく苦しませる ....
君は僕で
僕は君で

太陽と月で
白と黒で
光と影で
薔薇と砂山で
正義と邪悪で
真実と嘘で
神と悪魔で

木々の間をすり抜ける風は
君が木で僕が風

僕が木で君が風
部下が社内LANの仕組みを知らず、数台のパソコンのデスクトップに、同じ名前のファイルを作っていた。
こういうときは、元のファイルをサーバーに置いて、デスクトップにショートカットを置い ....
週の半ばを過ぎると背中が強張りだす
眩しい声が
ほら すぐそこ
地平を跨いだ辺り
小さなキックスケーターが往くよ
時の車輪はゆっくり素早く 
ゆらゆら揺れて 
蕾 花 あっという間に
 ....
円錐形の反射が
カーテンの隙間から潜り込む
あれは外灯だろうか
あまりにも揺れていて
息づいているようだ


南に居る嵐のせいで
むせかえる夜中だ
はりついたシャツを ....
見つめていた風が
 いつのまにか
ぼく の頬に触れた

やがて 
このまま 真っ直ぐ 下にある谷に
ぼく は抱かれるだろう

巨きな魚が蝶を呑むように
 腹の中に
ぼく は消えてい ....
秋の花火/湿気る前に


秋の花火/湿気る前に

引き出しに入っていた

夏に使い切れなかった花火

力を持て余してるのに

発散する場所を知らない若者のように

袋の隅で数 ....
誓うことは自分に手紙をだすことで
昨日の夢の占い師が手紙をくれた
開いたら、死ぬ、とだけ書かれていた

きっと明日もわたくしはうつくしい朝にめざめてしまう
そして新しい手紙をかく

忘れ ....
 幼い日
 ふたりで日向ぼっこをしながら
 影をみていた
 ぼくの黒い指先が
 少女の頬に触れようとする
 と 触れるその直前で
 影だけがふやっと膨らんで
 ぼくより先 少女に ....
ボウズあたまの中学生が
ちらり時を盗み見た
放射冷却された定規の上 早足で
あからさまな隠し事がひらひら
心のタッチパネル 見えない蝶が



《DANSI:2016年10月1日》
笑っている猫がいた
実際には笑っているようにみえる猫がいた
太陽を少しだけさけて
のんびりねそべっていた地球に

私はいやなことがあって
泣きたくてそこへいったのに
笑っているような顔の ....
Lucyさんのおすすめリスト(6469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時の空き瓶- ヒヤシン ...自由詩4*16-10-15
秋のそら帰りみち拾いものする少年のメリーバッドエンド- AB(な ...自由詩416-10-14
ふらいでい・ふっふ?♪- あおば自由詩1*16-10-14
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- マチネ自由詩216-10-14
甕の底から- 田中修子自由詩4*16-10-13
爺婆に捧ぐ- ただのみ ...自由詩15*16-10-12
指向性。または、発熱の日に- イナエ自由詩8*16-10-12
- 水宮うみ自由詩1*16-10-11
プリテンド- 坂本瞳子自由詩1*16-10-11
心の真ん中/Big_Ben__- 自由詩216-10-10
理不尽死- イオン自由詩1*16-10-10
天使強盗- やまうち ...自由詩1*16-10-10
銀色の蠍- TAT自由詩2*16-10-9
天変地異__あるいは- イナエ自由詩5*16-10-9
お子様ランチ- 自由詩4*16-10-9
薔薇の痛み- 白島真自由詩16*16-10-8
証城寺の性悪少女- ただのみ ...自由詩9*16-10-8
命題- ヒヤシン ...自由詩4*16-10-8
あめ玉- 中原みの ...自由詩116-10-8
ふたり- 坂本瞳子自由詩1*16-10-7
無題- nemaru自由詩2*16-10-7
キックスケーター- ただのみ ...自由詩3*16-10-5
その光の理由- ホロウ・ ...自由詩4*16-10-4
_「ミネルヴァとヤヌス」- ハァモニ ...自由詩5*16-10-3
秋の花火/湿気る前に- 自由詩7*16-10-3
4.- Qg3!!自由詩216-10-3
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DANSI- ただのみ ...自由詩3*16-10-1
しあわせな猫- 朧月自由詩316-9-30

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