なつかしい
お菓子のような言葉いただいて

泣けてきそうな気がして
ひきしめる
今日はまだ
終わっていないから
一枚の紙を
折りたたんでいく
半分に折れば
にぶんのいちの面積の
しかくが出来る
そこには
重なる相似形

出来上がりの形を
思い描きながら
そっと指で伸ばしていけば
ちいさなさ ....
待っててくれ

いつまで?

かならず行くから

それまでもたない

からだが?

こころも

からだもこころも?

そう

そっちに行ったらどうなるの?

からだ ....
雛あられも鬼に投げたい   時計の針が午後にすすむ
  ぬかるみに片方の足をつっこむ
  目に見えぬ羽虫をよけるような、
  ぞんざいなしぐさでカーテンを閉めた
  


  部屋の卓上に置かれていた
 ....
あなたはもう
星をたべるのをあきらめて
だんだん肌がふやけるのも厭わずに
プラスチックばかりたべている

みずうみ一面にふやけたあなたの胸のあたりに乗っかって
見あげたらビスケットのた ....
甘いお菓子をあげよう と
つれてこられた壁のうち側には
びっしりと塩の結晶が生えている

塩をなめながら
つま先だちでのぞいたそと側では
こちらと同じように
塩辛い結晶がきらきらとか ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
眠りから目覚めてしばらくのあいだぼくは不安なことのない世界にいられた。

息子と公園で遊んでいちど家で仮眠をとった。

夕方のひかりがベランダから射している。布団のおもてがすこしひんやりしてい ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
強い力を持つものは
最初は敬われ
次に怖れられ
そして憎しみの餌食になる
ブルーカラーが背広を着るか

心が軽いと歌いますか

お仕着せを着てみますか

青焼きほどに魅力的ですか

旋盤から切粉が身をよじる様にですか

ツルハシの先端を起こすに適切な位置 ....
どこにいてもアウェイ あんなにも森田童子を大声で楽しく唄う奴は負けない ほころんで、揺れて、

待ちわびて、揺れて、



愛されて、色づいて、

愛されたくて、匂って、



踏みつけられて、手折られて、

ずぶ濡れて、さらされて、
 ....
{画像=130302095338.jpg}

めんこい めんこい

ちいさな いのち

どうやら わたしに きこえない

おとで おはなし してるの

しんどうで それが わかるよ ....
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ....
僕及びheのHELLO!という挨拶




#     おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?

  朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
  昨日までぴんぴんしていた金魚 ....
 1.湖畔に佇む1本の孤独

 2.湖面を滑る1羽の憂鬱

 3.季節は旋回しながら降
   りてきて

 4.あらゆるものの輪郭が
   緩やかに尖っていく頃

 5.1本の ....
おひなさんが右か
おだいりさんが右か

日本の位置によって違うらしい

隣のおっちゃん婿養子

気にしているのは
居場所なのかな
だいじにされてる
ペットの犬を
連れながら
ふ ....
{引用= こがらししとだえてさゆる空より
 地上にふりしくくすしきひかりよ}


 埠頭の水たまりに
 月がこごえはじめている
 真夜中には
 かげもまた針のようにゆっくりと ....
終息に
ともなう安堵
かすかな
心残りを秘めて
三月が来る

中原中也賞を受賞した或る詩集を読む
悲しいことに心が揺れない
この詩集の良さは
三月が来ようとも
きっとわたしにはわか ....
ひとであったような気がする
初めから
ただの意識だったのかもしれない
どちらにしても
たいして変わりないだろう

何がしたい、なんて
真面目にきくなよ
浮かんだそばから
シャボンみた ....
二月生まれの四人の合同誕生会をした

九歳と三十二歳と三十六と九十七歳

九歳は私の娘
九十七歳は私がアメリカに来た当初とてもお世話になった人
三十二歳は九十七歳を通じて知り合った子
三 ....
一年が終わる。
一年生が終わる。
二年生が終わる。
三年生が終わる。

ここまで書いたノートを見せてくれたから
詩が書きたいの? と聞いたら
君はこくんと頷いた

そうか それなら  ....
三月の卒業シーズンを
前にして
御礼参りされるぐらいなら
先制攻撃しかけたる
といきまいている
日体大卒の
ハンドボール部顧問
漢字が苦手で新聞
読まなくても
今はちとマズイってこと ....
インド服を着た男の人が 
エレベーターの中で 
みんなに挨拶をしている 

不透明な窓の向こうに 
一律に外があるとすれば 
それはすっかりの春だ
 
古い鉤括弧は捨てておいて ....
桃色の夕焼けが
あなたの空に広がった
わたしの空に広がった

あの桃色の夕焼けは
どこかの誰かの目覚めの朝焼け
桃色の朝に起きる人へ
わたしは今日、愛に心目覚めました
木の上で卵を守る ....
詩人になりたくて
カエルは右手を草影に隠し
知識を公園のベンチの下に捨てた
詩人にはなれたけど
なんか思っていたのと違う

詩人をやめたくて
詩人は右脳と心臓を入れ替えて
言葉を海に沈 ....

まっさらな白い紙に
一篇の詩を書きつけ
それを食す

奥歯でかみしめていけば
罫線はよじれ
句読点が記号に戻っていく
口腔内の温度で意味の糊付けが剥がされ
構築された言葉はゆるり ....
Lucyさんのおすすめリスト(6469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごほうび- 朧月自由詩313-3-4
家族の音がする- そらの珊 ...自由詩16*13-3-4
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩913-3-3
雛あられも鬼に投げたい- 北大路京 ...自由詩413-3-3
- 草野春心自由詩613-3-3
星空- はるな自由詩313-3-3
きゅうくつな体- はるな自由詩613-3-3
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
看取り(4)- 吉岡ペペ ...自由詩813-3-2
この世はあんまり- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-2
強さの成り行き- HAL自由詩8*13-3-2
青い背広- ドクダミ ...自由詩4*13-3-2
どこにいてもアウェイ- 北大路京 ...自由詩613-3-2
- 北大路京 ...短歌213-3-2
花の一族- 千波 一 ...自由詩713-3-2
ちゅ〜- ドクダミ ...自由詩7*13-3-2
さば物語- 石田とわ自由詩16*13-3-2
僕及びheのHELLO!という挨拶- 赤青黄自由詩4*13-3-1
1ダースの遠景- nonya自由詩18*13-3-1
おだいりさま- 朧月自由詩313-3-1
《冬の星座》にあのひとをさがす- 石川敬大自由詩16*13-3-1
三番目の月- そらの珊 ...自由詩15*13-3-1
すぎてゆくもの- 佐野権太自由詩9*13-3-1
シャッターチャンス- 夏美かを ...自由詩29*13-3-1
詩が書きたいの?と聞いたら君はこくんと頷いた- N.K.自由詩11*13-2-28
先生パンチ- 花形新次自由詩413-2-28
春の収集日- たもつ自由詩513-2-28
桃色の夕焼け- 阿閉真琴自由詩313-2-28
夕方は悩んだ方の負け- 左屋百色自由詩4*13-2-28
朝食- そらの珊 ...自由詩1313-2-28

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