誰かさんが
クリスマスイルミネーションをみたいといいはじめる
いまさらロマンチックなんてねえ

ちょっと時間の風に疲れているのかもしれない
どうせなら宇宙のイルミネーションを眼にしたいものだ ....
子供のころ
とりかえっこが大好きだった
友達の靴はわたしには窮屈だったし
弟の枕は乳臭かったけれど
自分以外の人を感じる楽しいゲームだった
とりかえっこのあとには
必ずとりかえっこが返され ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
鏡よ鏡
おぬしに聞きたいことがある
この世で一番美しいのは誰じゃ

それは愚問です姫様
あえて申しあげれば
姫様ではないことは確かです

鏡よ鏡
それは承知の上
我はただこの世 ....
きらめく街に二重映しに
廃墟が黒々と微笑んでいる
何からの自由 何への自由

星が降る 壊れながら降る
その欠片が傷つけてゆく無数の意識
何からの覚醒 何への覚醒

君はいつ泣いていた ....
キッチンのテーブルで
言葉をこねくりまわしていると
いつしかガイコツになっている
ガイコツは書く
普段の僕が言わないことや
普段の僕が知らないことや
普段は誰にも聞けないことや
普段の世 ....
あなたの瞳 異国の鳥よ
陽炎の向こう遥か遠く
倒れた女の首飾り
散らばるビーズ夢の欠片
神なき宇宙の茫漠に
見えない糸で星座を編んで

あなたの声 異国の鳥よ
風の螺旋を辿りながら
 ....
むかし、むかし
僕の育った家には
2人の鉄板奉行がいて
鉄板焼の日には
競うようにその辣腕を奮った

ジャガイモ
ニンジン
ソーセージ
肉はまだだと言っただろ

言ってみれば ....
手に入れたものは
カスだった
手に入れたものは
クソだった

誰かがほじくった
カスだった
誰かが食い荒らしたあとの
クソだった

誰かが僕を探す
お前よ
俺のほじくった跡 ....
凍てついた夜道で
640年前のベテルギウスの光を見上げながら
今日は星が綺麗だね
って僕のポケットに手を突っ込んでくる

見えないサソリから
ただ逃げ回ってばかりいるとても臆病な僕を
 ....
まどろみの中
つけっぱなしのテレビから
垂れ流される戦慄
消灯された部屋で
テレビの画面だけが不気味に浮かび上がる

ー番組の途中ですがニュースをお伝えします

ー日本時間午前0時頃
 ....
夜と朝が交差する一瞬
藍色の空めがけて解かれる
淡い黄金(こがね)の帯
その真中を引き裂いて
真っ直ぐに飛んで行く 
お前は名も無き一羽の鳥

霊妙なる森の奥深く
未だまどろみから醒め ....
最新のポスター
むせかえる部屋で
ぼくの理想論
くだらない宇宙で

先々のない部屋
いたらない思考で
あるはずがない
いくはずのない後悔

そうあらないはずのない
痛みのない麻酔 ....
垂れ下がるこうべ五十数個、
効きの悪い空調がため息と空咳を掻き回すのを不可動式の椅子に座って眺めた、
ノートと感度は真っ白け

夜光心理学概説b/後期金3
蛹谷 空二郎


隣のヨシザ ....
テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
 ....
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口

ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
 ....
砂埃にけぶる視界の片隅
蜃気楼に揺れるあの故郷
滅びても尚地を支配する
星々の暦は古い約束
果たされない理由を求めて
地図に無い砂の道を遡る
馬の鬣を撫でる渇いた夜風
砂にくぐも ....
涙がかけた虹が消えない 泣きはらした顔を凍らせたいのに
きれいな星がぼくのそばに
どんどん墜落する夜で
つちぼこりが目に染みる


感受性を死守したいだけ
ぼくの左胸に生える樹も
切り口からどろどろと泣いてい ....
横殴りのことば
ひ び 割れた
       音 階

吹きっさらしのあなたの庭で
  浮浪者のよう
わたしは 火を焚いて 鍋をかけ
  煮ても焼いても喰えやしない
     虹色の肝 ....
箱の中に入っている人のこと
何も知らないのだがな 
どんな仕事していた人か 
どんな声で話す人か
葬式だから来いと言われてやってきたけれど
母の従兄弟と言われても 
母はとっくに死んで ....
あなたとセックスしたい
ベッドでセックスしたい
ソファでセックスしたい
庭でセックスしたい
プールでセックスしたい
近所でセックスしたい
市民会館でセックスしたい
ファミリーマートでセッ ....
クリスマス君が隣にゐる奇跡 夢オチさえ夢であり蝶々とびはじめる {引用=

鳴らなかった、管楽器の空洞に、落葉や、

発語されなかった言葉をつめている最中に、

妻はかえってきた、わたしはなんだか、

気まずい気持ちになって、ベランダへ煙草を吸いに ....
風の止む間にその雨は鼓動を鎮め

随分前に泣いた記憶

つい最近笑った記憶

お茶らけ人生に見切りをつけて

それでも三度の飯を方張る



物干しはポロシャツを脱ぎ捨て

シャボンはブルジンを離 ....
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
人生に設定した目的に向け 
一直線に生きていける人はあるまい
散歩先に目的地を設定しても
一直線に歩いて行くことはない

前方の橋
大型犬を連れた女性がこちらに来る
わたしは 当然の ....
様々なモノ達がきみを常に誘拐して行く
TVや学校であやしい人にはついていかないように
言い含められてはいるのだが
国家がすでに誘拐犯でもあるので気をつけよう
一度止まってしまったはずのあなたの時間が
僕や多くの人の中で発光し続けている
美しい言葉を遺すということは
あなたがいつまでもあなたを証明し続けるということだ
そして僕とあなたの間 ....
Lucyさんのおすすめリスト(6448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜。_クリスマスイルミネーション- 梅昆布茶自由詩914-12-10
とりかえっこ- そらの珊 ...自由詩1214-12-8
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
鏡よ鏡- keigo自由詩5*14-12-7
奇妙な祝祭- 塔野夏子自由詩6*14-12-7
ゴーストライター- やまうち ...自由詩614-12-7
異国の鳥- ただのみ ...自由詩12*14-12-6
鉄板焼物語- keigo自由詩3*14-12-6
トラッシュバック- 竜門勇気自由詩114-12-6
<はるか>- nonya自由詩16*14-12-6
午前2時のニュース- keigo自由詩1*14-12-6
鳥よ—- 夏美かを ...自由詩21*14-12-5
地雷のないはずの部屋から- 這 いず ...自由詩2*14-12-5
さるのがらんどう- 吐水とり自由詩7*14-12-5
魔法使いになりたかった- そらの珊 ...自由詩1514-12-5
白菜白書- そらの珊 ...自由詩20*14-12-4
つきのさばく- 衣 ミコ自由詩3*14-12-4
涙がかけた虹が消えない- 北大路京 ...自由詩514-12-4
夜光樹、成長痛- 吐水とり自由詩5*14-12-4
愛はくちびるから零れ腐る水- ただのみ ...自由詩16*14-12-3
棚から…_- イナエ自由詩8*14-12-3
あなたとセックスしたい- 左屋百色自由詩5+14-12-3
クリスマス- chiharu携帯写真+ ...3*14-12-3
夢オチさえ夢であり蝶々とびはじめる- 北大路京 ...自由詩214-12-3
喉の痛みについて、- mugi自由詩6*14-12-3
バラッド- 携帯写真+ ...5*14-12-2
鉄筆- 芦沢 恵自由詩17*14-12-2
橋・渡らない- イナエ自由詩10*14-12-2
誘拐犯- 梅昆布茶自由詩714-12-2
証明する人- 葉leaf自由詩414-12-2

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