ペンネームが不細工
絶海の孤島に漂着して
今日で何日目?
生れ落ちた時から
君は遭難者だった
街を歩けば
行きかう人の
顔、顔、顔
彼等は所詮 幻
手の届かない 幻
....
軍艦を持っていようと
戦闘機を持っていようと
ミサイルをもっていようと
外国に戦を仕掛けず
外国を攻撃せず
腹の立つことも我慢して
バーチャルゲームで
破壊し殺し
世界の平 ....
解夏
他力本願で
影響
与えられるままに
受け取るだけの姿勢が
わたしの不安を煽ると気付く
ぽっかり空いているのが
パートナーへの気遣いや
その他の行為
すべてだとして
わ ....
ですから、
ね、
あらゆる、
「わたしから飽和するわたしたちよ、
もうここには語るべきことなどありはしないのです、と
語りはじめる卑怯をおびやかしてください、
かなしいほど ....
シャワー浴びたら
急に頭が カラカラ 言い出して
タオルケットで頭を拭いてても
リンリン 音がする
合わせ鏡で宇宙を作ったら
髪の毛が天の川の色に染まってて
星屑が ポロポ ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた
指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
あなたの立てたポストは脆く
内も外も、やまない雨に濡れそぼつ
底冷えに、這いつくばった無音の小部屋の
差込口は狭く
取出口は固く
錆びた金具
動かない
こころの番地(アドレス) ....
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた
海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色
....
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
刑務所の外に広がる蕎麦の花
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体を曲げる
この街全体を見下ろすにはあの廃ビルをのぼればいいんだけど、のぼっても見えるのは廃ビルそして廃ビル、だってこの街はちょいと昔からビルの墓場だから、人々はこの街を離れて新興住宅地の一角、小さな庭付きの家で ....
おまえのためのものじゃない、その
激しいギターのうねりも
おまえのためのものじゃない、その
強烈な言葉の羅列も
おまえのためのものじゃない
世界を振動させるリズム
....
ぼくが温めていたのは
翡翠色でつむじ曲がりの卵
アイスクリームにはボートを浮かべ
溺れるふりして幽霊女とキスをする
ポケットに隠した一人分の蠍をひらり
素顔の道化師に変えてご覧に入れまし ....
嫌いな店へバイトで入りネットにあげるテロ行為
大人の階段を昇る筋肉がない
死んで花実を咲かせている
日々の習慣こそ愛おしい
扉を開けてただいま、と言う
杖は手摺に立て掛ける
靴を脱いで右端に寄せる
一人前の惣菜を冷蔵庫に入れる
白い手拭いを
四つ折りにして
赤い糸で等間隔で縫う ....
くちゃくちゃになってる夏
暑苦しくてくちゃくちゃ
風当りもくちゃくちゃ
こちら只今風評被害
訴えは縷縷と窓口混乱
わたしは一人しか居ないのですが
誰も聞いてない
事務も混乱あ ....
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません
せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった
ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
まだイントロだったのか
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時
{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
熟れすぎたトマトが割けて溢れだすざぶんざぶんと満ちていく海
まっかですアスファルト脇ほむら立ち鶏冠にも似た真夏の怒り
....
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
....
Lucyさんのおすすめリスト
(6467)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペンネームが不細工
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-20
立ち上がる波
-
まーつん
自由詩
13*
13-8-20
今、日本が平和であるとすれば
-
イナエ
自由詩
9*
13-8-20
解夏
-
はなもと ...
自由詩
6
13-8-19
__
-
紅月
自由詩
5
13-8-19
わー
-
なかうち ...
自由詩
3
13-8-19
デカルコマニー
-
そらの珊 ...
自由詩
13*
13-8-18
ポスト_(想起させるものに、忠実に)
-
乾 加津 ...
自由詩
9+*
13-8-17
柑子色のパンケーキ
-
夏美かを ...
自由詩
29*
13-8-17
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
-
北大路京 ...
短歌
5
13-8-16
刑務所の外に広がる蕎麦の花
-
北大路京 ...
俳句
5
13-8-16
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体 ...
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-16
君ら爆弾、かなり飛んでる
-
ざらざら ...
自由詩
6
13-8-16
おまえのためのものじゃない
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-8-15
熱帯抱卵節
-
ただのみ ...
自由詩
21*
13-8-15
嫌いな店へバイトで入りネットにあげるテロ行為【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
1
13-8-15
大人の階段を昇る筋肉がない
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-8-15
死んで花実を咲かせている
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-15
運針/千人針
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
13-8-15
_
-
もっぷ
自由詩
4
13-8-15
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-14
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-14
いきかがり上
-
るるりら
自由詩
12*
13-8-14
お空の彼方にいる君へ。
-
ヒヤシン ...
自由詩
11*
13-8-14
食べさせる
-
そらの珊 ...
自由詩
18*
13-8-13
まだイントロだったのか
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-13
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-8-13
遠い日_おもちゃのラッパでした
-
そらの珊 ...
自由詩
22*
13-8-12
半かけ
-
石田とわ
短歌
11*
13-8-11
告白と言い訳
-
ただのみ ...
自由詩
24*
13-8-11
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