いつも待っている
誰かを
何かを
右手か
左手で
いつまでも招きながら
黄色い砂埃も
べたべたしたちっちゃな手も
酷い陽射しも
すぐに味がしなくなる憐れみも
....
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
周回遅れで先頭の気分
知ってるよ分かっていたんだよ
澱んだ水溜りを眺め暮す日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと刺す
刺激は香り高い真紅のバラの棘
灰色の低い雲が空を覆う日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと射す
....
また新しい朝が来て
見慣れたカーテンの隙間から
初めて出会う光が射す
窓の外は少し寒そうに
木の葉が遊んでいて
足元を這う蟻はせっせと
冬の支度を急いでいるの
この部屋に引っ越してき ....
ふゆがくるまえに
ゆきがふるまえに
きつねのてぶくろを
つけないと
....
言葉って ドミノに似ている
並べ方は無限
どんなに時間をかけて並べられた大作も
たった1ピースで壊滅
うまくいくかどうかなんて
最後はほとんど 運を天にまかせるレベル
言葉って プ ....
主よ
わたしは今日も持てる者をそねんで
劣等感に苛まれてしまいました
レックス・テックス君は祈るのだった
主よ
わたしは今日も愚かな人をあざけり
心で罵声を浴びせてしまいま ....
穴を
かたっぱしから
うめたてて
苦情をうけて
またあけた
あたらしい穴は
みたり、つかったりするには
すこしあたらしすぎる
ふるい穴は
ひとつだけかくしてあるので
死んだ ....
人間は傲慢だ
雨上がりの新中川の土手で
あいつは言った
僕らの目の前に
口いっぱいに雑草を詰め込まれた猫が死んでいる
誰かが死んだ猫に悪趣味ないたずらをしたに違いない
何でも食べよ ....
おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても
おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る
どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ
ねずみがい ....
山と山のそのむこうの谷をも なだらかに結んでいるのは、
空の高さと広さに あかるい ふしまわし
カッコー ( の声がするたびに わたしのこころに 閉じカッコをつけてみる
カッコー ....
人間がやっていることはすべてただの苦しみなのか。
人間は、ほかの生き物に 食べられたり殺されたりすることが
あまり無いからなのか ときより悪魔について考える。
いやいや
我々だっ ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない
砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた
その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
何もない
暗黒の世界に
単なる偶然からひとつの何かが生まれた
他に何もない世界だから
誰もそれを認知することができない
何だかわからないそのものを
僕は想像する
想像している
....
だれかがふいごを吹いている
ぼくのいのちを消すまいと
だれかがふいごを吹いている
知らないだれかと
知ってるだれかが
知らないところで
知らないところで
....
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙
移ろうことが許せなくて怖かったあの頃
あの頃と同じ一粒
*YouTube 花ぬすびと (明日香)
http://www ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった
逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった
しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった
....
君はボクを好きか知らないが
ボクはボクが好きじゃない。
たしかに多少見栄えはするか知らないが、
クールではなくて ぼんやりで
寡黙ではなくて 口下手だ
おまけに方言きついから、多分意 ....
「だけど もうだめかもしんない」
約束された街並みと人のなかで
僕だけが曇っている
もうすこし歩いて
踵を鳴らしたり
つま先で立ったり
よろけて照れ笑いしたり
立ち止まったり
ほん ....
パンドラ
空っぽだった宝箱 今でも大事に抱えている
のぞきこんでも ただ真っ暗闇が広がるだけ
楽しみにしていた期待も 蓋を開けてみれば
みんなみんな逃げていって どうってことなかった
....
この世にあなたがあるかぎり
この身を風になびかせて
とおくの空をあおぎみる
この世にあなたがあるかぎり
思 ....
最初の一滴が流れを作り
川になり海へ渡る
僕はいつも想う
たとえそれが悔し涙であっても必ず報われると
除草剤をまくために
貴族のサロンでは集会
目を盗み生えてくる
名前はいらない草たち
花の散る間も与えず
花の色もわからず
せめてメネデールを
さよならには刺激的な味
急勾配の坂にひ ....
無題?
わかってもらえなくてもいいけど
このしゅんかんがいちばんきれいなんだ
わかってくれやしないだろうけど
いっときだってめがはなせないんだ
わかってくれたらうれしいんだけど
もうほ ....
露天風呂に
注がれる湯を見ていた
細い竹筒を通って
それは 私のいる場所へと
落ちてくる
水面に触れるだけで
透明だった湯は
たちどころに白く濁る
真暗闇なのに
ほのかに明 ....
私がもしも
粒子になったら
あなたのところに飛んでいこう
私が
私とわからない
でも
あなたはわかってくれる
(ご遺体の損傷がひどく
(確認にはずいぶん 時間がかかりました
(カ ....
愛とか
愛に似たものとか
愛と呼びたいものとか
愛したいものとか
愛しても届かないものとか
愛したらいつか届くんじゃないかと思うものとか
付箋をつけた愛とか
血糊みたいにべっとりした愛と ....
夫婦漫才で笑えない心になっている
Lucyさんのおすすめリスト
(6467)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
招き猫
-
nonya
自由詩
18*
13-11-12
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-11-12
周回遅れで先頭の気分
-
北大路京 ...
自由詩
9
13-11-12
美の棘・・・
-
tamami
自由詩
6
13-11-12
今日は誰かの誕生日
-
中村 く ...
自由詩
5*
13-11-12
きつねのてぶくろ
-
TAT
自由詩
2
13-11-12
言葉って(再び)
-
Rabbies Diar ...
自由詩
4*
13-11-11
神は汝を赦し給う
-
salco
自由詩
7
13-11-11
うめたて
-
はるな
自由詩
5
13-11-11
猫は草を食べて死んだんじゃない
-
ichirou
自由詩
2*
13-11-11
猫や_猫(自由律)
-
そらの珊 ...
短歌
15
13-11-11
南国の魔女か人魚か轟きか
-
るるりら
自由詩
16*
13-11-11
北国の魔法使いか半魚人の_うめき声か
-
るるりら
自由詩
11*
13-11-11
砂の中の魚
-
そらの珊 ...
自由詩
14
13-11-11
赤・青・黄色
-
夏美かを ...
自由詩
28*
13-11-11
白の誕生
-
ichirou
自由詩
3
13-11-10
ふいご
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
13-11-10
花ぬすびとをききながら
-
殿上 童
自由詩
17*
13-11-10
お天気倶楽部
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
13-11-10
ストーカーの懺悔
-
bookofheaven
自由詩
2*
13-11-10
架空のやさしさ
-
あたらし ...
自由詩
3*
13-11-10
パンドラ
-
itukamitanij ...
自由詩
2*
13-11-10
あるかぎり
-
石田とわ
自由詩
10*
13-11-10
ひとしずく__〜四つの行詩より〜
-
龍九音
自由詩
2*
13-11-9
草笛
-
粉末
自由詩
1
13-11-9
無題詩_現代詩フォーラム初見時の感想のかわりに
-
bookofheaven
自由詩
4*
13-11-9
白骨の湯
-
そらの珊 ...
自由詩
11
13-11-9
カナリアの唄
-
umineko
自由詩
10*
13-11-9
Lover,Lover,Lover
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
13-11-8
夫婦漫才で笑えない心になっている
-
北大路京 ...
自由詩
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13-11-7
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