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文字に残す
今を残す
時間はみえないけど
文字にすると見えるようになる
私の今を
真っ白な紙に残す
終わりを知らずに
明日旅にでます
だから今日はあしがふわふわしてる

今をカバンにつめている
明日には役にたたないといい

今日の時計はどすぐろい
捨てたい気持ちの私だから
今なんか大事にしないよ!
 ....
お医者様は私の悪いところを切る
いらないでしょうと切る

あっさり縫い合わされた私はまた
外見だけはかわらない

そのうちどんどん軽くなって
それで空へのぼってゆくのでしょう

切れ ....
いやなことばかり言ってしまい
そんな自分の顔をみたくなくて
夜ににげましたひとり

まっくらはこわいとおもってたけど
明るいほうがこわいね
星は遠くにあるからよくて
すぐそばだったらみん ....
綺麗事が
綺麗でしかなくてもいい
それが言えるのならいい
歩けるってことだから

立ち止まっている時
あたしとあなたの影が
揺れているのをただ見ていた

どんなに小さい一歩でも
止 ....
きどくむしされたからって
あなたがどうにかなったわけじゃない
そう言ってあげたくて
言えなくて

同じ部屋にいるんだけどな
あたし

あなたが見ている小さな窓の
中よりひんやりしてい ....
おばあちゃんがあけたドアは
いつもあきっぱなし
猫が入る
風が入る

お父さんは怒る
寒いと怒る
家族は怒る
閉めてと怒る

おばあちゃんには見えている
困る家族が
中にいる家 ....
迷っているひとほどしをほしがる

おなかがすいたらしは遠くなる

絶望のとなりにしはある

しという文字はまがってる

それは釣るためひとを

私は釣られないぞ

そうおもった ....
なにかを聞き返すときの唇は
え という音のかたちがいい

あ という風にききかえすと
無用な風がまきおこるし
結んでしまうと唇は
意思を表明してしまう

え というかたちは平和のかたち ....
道端で死んでいる動物ばかりみてしまう
どんな気持ちだったのか

空が青くても
遠くても
顔をあげなくては

死はある
どこにでも
私の隣で
まただれかがうまれかわるのだろう

 ....
笑っている猫がいた
実際には笑っているようにみえる猫がいた
太陽を少しだけさけて
のんびりねそべっていた地球に

私はいやなことがあって
泣きたくてそこへいったのに
笑っているような顔の ....
男がため息をついている
背中はどんどん小さくなって
いつのまにかそこには
泣きそうな男の子がいるだけになる

男はせきばらいをひとつして
たちあがって歩いて行った
その背中はまだ少年だっ ....
無責任感を強くしたい

なんの根拠もなく君に
大丈夫だよ!と言う
毎朝 毎朝言う
あめがふっていても
きっと晴れるから!と言う

それで一歩がだせるならいいじゃないか!
と言って笑う ....
家族そろってごはんをたべた
自分の話しばっかりするあね
テレビを独占する父
祖母の言動にぴりぴりする母
さりげなく長兄にだけ自分の分をすすめる祖母
そしてわたし
すみっこのわたし
だけど ....
ソースとかしょうゆみたいに
自然にテーブルに乗っかってたい
だれにも気にされないぐらい
自然に過ごしてたい
たまには大量に必要とされたい

いろんなことが起きる
普通の居間の
普通のテ ....
コンクリートのひびの
あいだから咲く花が
強いなんてほんとうかな
僕は風にたつ

枯れそうな木の
上から生まれた木は
生きようとしてるたくましい
命なのかな
風にゆられる僕は

 ....
山から
猫のひげみたいな藤がでているね
紫いろのつんつんを
みあげて歩く道は
いつもの道

悲しくても
うれしくても歩く
いつもの道
引っ越しする
君がおいていったダンボールの中に
ある私たちの昨日

もう一度あけてみたいけど
あけられないまま
窓をあけて夜をみている
風邪には風邪薬
不安なときには だいじょーぶやって
のカラ励まし

私にはなんにもないから
とにかく明るく
軽く さっくりと
だいじょーぶやって!
と言うしかない
君が顔をあげるまで
おにいちゃんがけった
おとうとが泣いた
うずくまって泣いた

おねえちゃんが
かばってまもった

そんなシーンをまえに
うごけないわたし

おかあさんは
なにごともなかったように ....
鳥は傘をささない
あめにうたれてなにかを待っている
たったひとりで待っている

どうして高いところにいるのか
まちびとは空からやってくるのか

そろそろ私の首は疲れた

鳥はひとりで ....
また道路に死体がありました
カラスが群がっていました
車たちは知らん顔で通り過ぎるのです

また道路に死体がありました
いつ死んだのかもわかりません

私はみなかった
なんの死体なのか ....
障害とはなにか
障がい ただ書き方をかえてなんになる
あたりまえが
あたりまえでないこと
ただそれが
障害とよばれることに
不満があるわけでない
それを包んでいる空気がときに
いたいと ....
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし

がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって

風は
すかれたり嫌 ....
すきなことをするつもりで
すきなことらしきことをした

自分の事なんてやっぱりわからない
きらいじゃない
なんて言葉がきらい

なにかと戦っているひとの本を
店員に隠れながら立ち読みを ....
すきなひとに気軽に
すきと言えないように

きらいなひとにきらいと
言えるはずもない

一緒の鍋をつついても
心にふれないよう気をくばる

湯気があたりをぼやかして
ほんとのことが ....
こどものころ
うそをつくときドキドキした
あいての顔をみられなかった

今は簡単に嘘がつける
安心して話しができる

ほんとうのことは
真っ白な綿につつんで
大きな木の根っこにうめる ....
いいこととわるいことを知りたい
どっちもおなじだけ知りたい

いつもバランスが悪いから
かたむいてしかたない

あなたがなぜ泣くのか
あなたがなぜ笑うのか

いつもちゃんとわからない ....
コスモスは頭が重いので
ふらふらしながらたっています

彼岸花は
視線が痛いので
ぴりぴりとんがって咲いています

風は平等に
ふいています

花にも
わたしにも
悲しむことが得意だ
なにも言わず
悲しむことが得意だ

そんな自分がずるくて
嫌いだった昨日もあるけど
それすら悲しむことにしている

とてもとても悲しくて
風呂の底に沈んでいるよう ....
Lucyさんの朧月さんおすすめリスト(116)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
見えるとき- 朧月自由詩218-5-22
明日旅にでます- 朧月自由詩118-4-21
すてる- 朧月自由詩218-4-10
薄氷の道- 朧月自由詩318-3-25
綺麗な影- 朧月自由詩217-9-21
ビール- 朧月自由詩217-6-15
忘れ物おばあちゃん- 朧月自由詩217-4-14
しの病- 朧月自由詩517-1-29
ほほ笑みのかたち- 朧月自由詩317-1-28
- 朧月自由詩216-10-20
しあわせな猫- 朧月自由詩316-9-30
男はつらいよ- 朧月自由詩516-9-14
無責任女- 朧月自由詩216-5-13
満腹族- 朧月自由詩216-5-12
最強調味料- 朧月自由詩516-5-6
風のように- 朧月自由詩116-4-30
紫のひげ- 朧月自由詩516-4-29
二ひく一- 朧月自由詩116-3-24
君が顔をあげるまで- 朧月自由詩116-3-13
きょうだい- 朧月自由詩116-3-6
あめのなかのとり- 朧月自由詩216-2-29
道の脇にころがったワタシ- 朧月自由詩415-12-5
ことばの包装- 朧月自由詩215-11-10
秋風と木- 朧月自由詩415-11-7
負け戦- 朧月自由詩215-11-6
土鍋のこころ- 朧月自由詩1115-10-31
みちしるべ- 朧月自由詩515-10-27
おんなじ- 朧月自由詩315-9-23
風の中- 朧月自由詩515-9-23
悲しみ上手- 朧月自由詩315-9-22

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