水色のピアノを
あなたは弾いていた
獰猛なまでに素早く指をすべらせ けれども
唇の端にはささやかな笑みをあつめて
手に負えない{ルビ巨=おお}きさと
理不尽な ....
.
昨日、
私がよんだ詩は
孤独についてかかれていた
言葉のひとつひとつが粉々に砕け散り
闇の渦に吸い込まれ乱反射していた
それは
孤独であり希望であった
ある光であった
今日、
私 ....
コンクリ-トの囲いとか
有刺鉄線のバリケードとか
があるのではない
ガラスのドアが閉じているだけ
外からは自由に開く自動ドア
それでも内からは
鍵が掛けてあって開かない
食事は確 ....
【乾期】
鉢植えが日ごとうらぶれていく
朝顔はもう咲かないだろう
ふたたび未来をつなげる種だけを残して
それでいいじゃないかと
乾いていく
ほんの少し私も そこで
足踏みしている
....
ひとかき
ひとけり
その分だけ進む
ひとかき
ひとけり
私の力の分だけ進む
ひとかき
ひとけり
私が今出せる力の分だけ進む
それ以上でも
それ以下でもなく
しなやかで ....
さっきまで大好きだったあの人がさけるチーズをさかずに食べた
ブームが去ったあとにハマっている
社会がおかしいのか私がおかしいのかどっち?間違いなく後者
信じなくていい
涙で帳のおりた夜
そんな夜は、信じなくていい
僕は今日も眠っている
足りないものとは一体何 この言葉は
不確かな僕の心の中に思わされるようだ
僕の目がその奥に今抱え持っているものとして
新聞の見出しを見つめていた
この大 ....
笑っていいともから電話がかかってくる人になりたい
小学生のときから どこかで少しだけ そう思って生きてきた
それが完全にかなわない夢に あと半年でなってくれる
....
ある夏の暮れ、一匹の虫が空を見ていました。それは万華鏡をかざし見たような小さな空でした。その空から、突然雪でも雨でもないものが降ってきたのです。それは風船でした。24色の大小様々な丸い風船はクレヨンが ....
幸せ
という言葉がついたものを買いたくなる
そんな時刻夕暮れ
ひとりはほんとにさむい
ネット上の文字が友達
だなんて言わない言えない
でもいいじゃない電車の
窓にうつるひとにつぶ ....
硬直した男根を吸い上げる炎にも似た女の表情が大写しになっているデスクトップ、唾液の滴る音まで聞こえてくるような絵面だった、バックグラウンドミュージックはずっと同じリズムをキープしていて、終ろう ....
定価千八百円のはずの詩集が
アマゾンで一円で売られていた
0円では商品として流通されないだろうから
一円にしたまでのことなのか
紙代にも
印刷代にも
ならないはずの
アルミ二ュウ ....
人気があるものを叩けなくなって大人
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた
6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
言いたい事があれば
言うがいい 心のままに
だが、世間はそれを許さぬであろう
人々は自分達が担ぎあげている重荷を
君が一緒にかついでいない事が不満なのだ
だが、君はその重 ....
天かす饂飩がウマイ
ほうとうも好きだけど
立食いの鰊蕎麦も好きだけど
断然、味噌カツがウマイ
って、あれ?
まあいいや
炊きたてのご飯がウマイ
ピザトーストも好きだけど
ミー ....
また冬か、たしかに
冬にはだれかの炬燵の生活(くらし)がある
それでも重心は、大都会のビルディングの隙間から
「6億円、買わなきゃ当たらない」という
電車のキャッチコピーにサラリーマンまみれだ ....
白紙
白紙のまま積み上がった 宿題もそっちのけで
窓の外にずっと続いている 空を眺めていた
あの空を生み出せる 色の配合を考えてみた
それはきっと名前のない 似ているようで二つとない色
....
交わらない
レールのようなもので
いいのです
どこまでも平行線
おなじ景色を観て
それぞれの思いがあ ....
詩に関節技をかけられる
ギブアップして時代に媚びたと白状する
詩に投げ飛ばされる
天地回転 ものの見方がひっくり返る
詩に首を絞められる
反則も何もありゃしない
ついには殺されてし ....
にんげんに生まれなくてよかった
ありあわせの価値観や
なあなあの絆で
日々を適当に真面目にやる
にんげんに生まれなくてよかった
にんげんに生まれなくてよかった
....
ふとした拍子に
古い記憶が鮮明に
浮かび上がってくることがある
その時食べた食事
見ていたテレビなど
まるで昨日の日記を捲るように
音と色と匂いまで伴って
思い出される 瞬間
....
雨が降っていた
同じ小学校だった女友達と
ゆうべ電話で話す
今度何十年かぶりにする
同窓会のこと
思い出話なんかも取り混ぜて
時々あったお弁当の日
彼女のお弁当箱には
美味しそうな ....
オーロラ
僕が今も戦っているのは あの頃くじけてしまった
紛れもなく僕自身の亡霊
遠回りした隙に 遅れてしまったスタートダッシュ
周回遅れで始まった物語
いや、そうだな
遠回りを遠 ....
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている
聴いてなかったが正解した
Lucyさんのおすすめリスト
(6448)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
水色のピアノ
-
草野春心
自由詩
6
13-10-28
透明人間と幽霊による漫才
-
左屋百色
自由詩
7*
13-10-28
孤独について
-
左屋百色
自由詩
10*
13-10-28
塀の中
-
イナエ
自由詩
10+*
13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)Ⅱ
-
そらの珊 ...
自由詩
19*
13-10-28
ひとかき_ひとけり
-
夏美かを ...
自由詩
34*
13-10-28
さっきまで大好きだったあの人がさけるチーズをさかずに食べた
-
北大路京 ...
短歌
5
13-10-28
ブームが去ったあとにハマっている
-
北大路京 ...
自由詩
9
13-10-28
社会がおかしいのか私がおかしいのかどっち?間違いなく後者
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-10-28
信じなくていい
-
殿上 童
自由詩
25*
13-10-28
オザケンの歌っていた日
-
番田
自由詩
1
13-10-27
いいともだって
-
八男(は ...
自由詩
5
13-10-27
夢の隣
-
月形半分 ...
自由詩
5
13-10-27
夕暮れのホーム
-
朧月
自由詩
6
13-10-27
俺はこれを選んだ(含まれる代わりに)
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-10-27
一円
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
13-10-27
人気があるものを叩けなくなって大人
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-10-27
エレベーター
-
nonya
自由詩
28*
13-10-26
空袋と重荷
-
yamadahifumi
自由詩
3
13-10-26
まあいいや
-
atsuchan69
自由詩
5*
13-10-26
ことばの姿(的な)
-
乾 加津 ...
自由詩
12*
13-10-26
白紙
-
itukamitanij ...
自由詩
2*
13-10-26
レール
-
石田とわ
自由詩
14*
13-10-26
現代詩バーリトゥードフォーラム
-
ただのみ ...
自由詩
31*
13-10-26
にんげんに生まれなくてよかった
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-10-25
【_残像_】
-
泡沫恋歌
自由詩
13*
13-10-25
フレンチトーストとおちょこ傘
-
そらの珊 ...
自由詩
13
13-10-25
オーロラ
-
itukamitanij ...
自由詩
2*
13-10-25
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-10-24
聴いてなかったが正解した
-
北大路京 ...
自由詩
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