雪が腕を広げ手のひらを広げ囲うように降り続いている病気にならない生き方を選べば
お爺のように息を止め時々息継ぎをするようにお酒を飲めばよかった目を閉じると頭の南側で日照りだった畑が病のように花を咲か ....
穴だらけの理屈に
期待と希望を注ぎ込み
僕らはみんな生きている

自分勝手で身勝手な
欲望まみれの押し付けがましい
期待と希望

明日のことも
他人のことも
自分のことも
分から ....
昼過ぎに起きて洗濯物を廻す
ベランダに出てみればまるで春みたいにいい天気じゃないか
家にいるのはもったいない

ネットで息子の耳鼻科を検索する
下敷きを無くしたらしいから買いに行ってやらなけ ....
父が寄り添う。
父が寄り添う。

喪服姿の妻と娘たちを抱きしめるかのように。

父が手を振る。
父が手を振る。

満開の桜を頭上に仰ぎ
最後の団欒を見届けながら。
ハムすき〜!

叫んだポニョがうらやましかった
私も
ハム好き〜!

叫んでみたかった

だけど
ハムの裏側にある
添加物の数々を
確かめずにはいられない
そうして
ハム ....
幸福な人よ
あなたは一度死んでしまった
かつて巨大な飢えに引きずられて
ひたすら哲学の研究で自らを満たそうとした
探求の徒としてのあなたは死んでしまった
あなたは次第に人々に囲ま ....
春かな
雨がしとしと
しとしと心に
目をつぶり
何をしようか考える

春かも
傘をさして外へ出れば
何かあったのかな
皆嬉しそうに少し笑っている

春だよ
手は冷たい
頬を撫 ....
カンカン照りの夏の日に
黒いペンキが捲れてた
露出した鉄の赤錆を
ぼんやり見つめる
ころがり落ちた
階段の下から
目覚ましが
遠く鳴る
リリリ
リン


すでに
取り返しが ....
あれは確か
8月の日の最後の日曜日のこと
海辺に打ち上がった
クジラの噂で
町中が持ちきりになった

青いクジラは
夏の太陽の光を反射し
焼けてグッタリと
眠っていた

 ....
肉屋の軒先で 雨宿りしながら
ぼくはグラム398円の値のついた
ショーケースの中の
肉の切れ端を見ていた


タバコに火をつけた


ヘンドリックが
食肉になって
 ....
灰色の道の上に
ひとつの疑問が落ちていた
ずいぶん昔 この胸に生まれ
しなやかに若木のように育ち
そして出て行った
いつか答えを見つけるのだと
朝の光が包む白い道を
振り向くこともしない ....
夜、部屋に帰って来ても
朝、起きても
置いた物は
みんな
置いた場所に
ある

一人 なんだなあ
自由 なんかなあ
(ぷつぷつ)

     海ぶどうの外灯が
              (ぷつぷつ)

光の波を地上へ送る 
                 (ぷつぷつ)
        交差点  
 ....
      

      ガタコトゆくのは2両電車
      田舎のしがない私鉄です
      その座席に座るわたしは
      上下左右にからだすべてが
      揺れるのです ....
ある時点で
僕は全て
いや全てといえるものがあるということなど
含め
全て疑って
憑かれて毎日日記帳を尖るボールペンで彫刻した
僕の日記は
僕の毎日を綴ったり紡いだりもしたが
それはと ....
海は優しい
もちろん
それだけではないことを
たくさんの人が知っている
海は荒れ狂う
そんな日は
早々に寝てしまうだけ
海鳴りを子守唄にして

たどりついた
ふるさとの
今朝の海 ....
余白だらけの夜に
私の存在は余白だらけ
余白を埋めるように侵入してくる街並みは
全て雨のように回避される
夜空の闇はひたすら淡く
道行く人もひたすら遠く
私は過去の袋小路に迷い ....
スマホのゲームしながら寝落ちする心地好い夜は、マクロス7のバサラがいる限り世界は安泰ってちょっとだけ信じてる。だから緑色に設定したメモ帳を開けて、緑なのに白紙のページにハミングをする。からっぽからっぽ .... 想いはつのる
ゆっくりと流れる時間
耳を傾けて音を聴く
誰かに向けての独り言
横になりながら
縦にうなずくと
だんだん
瞼が閉じていく
静寂が身体を包み
心がしっとりまどろみ
ゆっ ....
叫び詩をよみながら
ああ一線がきたのだなと鼓動がはやくなっていくのがわかった

わが息子は遊びにきた友人とおやつをつまみながら何やら楽しそうなのに

沈黙の地では
「しばらくここには来ない ....
言葉が乱反射する
マネキンが大通りを歩く金曜日
繁華街にこだまする
音のない賑わい
ネオンライトのまばたき
街に咲く
タップダンサーは休まず踊る

没没没
没没没
没没没と

 ....
キョンシーのおでこに差し押さえの札 いつも財布がない人と買い物に行く 今、私は冬の終わりと春の始まりのうすごおりのような、境界面にいる。(、のだと自覚する)

今日は暖かくなると天気予報が告げている。自転車通学をしている娘の防寒ジャンパーが玄関に置き去りされている。 ....
視野の隅
磔刑の丘が緩やかに
空に溶けて行く先には何もない

君の指先は工場で品質を素早く読み取る
精密な器械でもあるが
ときにわたしを虜にしてしまう
哀しく白い造形でもある

時間 ....
「ハイジのおでこはアールデコ」

塾に行く子供たち 電車を待ち
丸い おせなで ゲームする
一番線に 白ヤギが紛れ込んでいますご注意ください
満員電車の中で みんな気付きません
二番線に  ....
  さむい納屋のなかで 菫色の図形が
  次第に数を増していく 害のない菌のように
  いつしか 石塀から剥がれおちた 西陽のつくるあなたの影
  それは いつまでも 母屋の外に置かれた ....
手をつないでいたことを
忘れていた

君のほうからほどいてく
そんな
当たり前なことに気付かぬまま
いつのまに

手をつないでいたことを忘れてしまった

手を
つなぐこと ....
独り 楽しむ と記し
独楽(コマ) と読む

独り楽しむためには
独りで己を支えなければならない
独りで支えるためには
日々 回り続けなければならない

そして回り続けるためには
己 ....
正義と正義のせ
めぎ合い 置き
去りにされる血
と涙 見え透い
た手口のイカサ
マ 手札は不条
理のフルハウス
パンドラの箱の
隅を 爪楊枝で
つついているの
は いったい誰
 ....
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