E.YAZAWAタオル一枚花の宴 うわ
ぼんちゃん
後光めっちゃ差しとんな
どこが
明るすぎてようわからん
強いていえば
右ひじんとこ
うわ
めっちゃ
後光差しとるがな
だから差しとるいうとるがな
後光てこんな差 ....
庭園には
緑とプールがありました

ぬったりとした
湿度が

緑もプールも
育んでいました

私は蛇になって
ゆっくりと水に潜り

濡れた体で
緑の上を這ってみました

 ....
おれは

パン粉を

袋から出し続ける

出せるだけ

出し続ける

そうして

溶き卵を 桶にすくい

頭からかぶる

百メーター先の

パン粉の海に
 ....
若い頃は良かった
なんて言わない
思わない
今が一番
いつだって
これからだって

とかなんとか言ってみても

こんな春のいい陽気に
年頃の娘たちが
きれいな足を惜しげもなくさら ....
春風、というものにも

いろんな言い方があると思うけど

もし

耳をすませたら

語彙力がよわい私には

それは 春風としか言いようがなかった

色は うす桃色 です ....
頻繁に人にであうでもない
この生活にあまり不満はないのだ

ベランダの脇の雑草がどう伸びようと
有る意味僕のそとの世界のできごと

疲れている意識もなるべく解消しようと
優しい母や鬼嫁も ....
サンデーは 浅いお皿

銀のスプーンで とりかかろう

この時代らしい

マリンボーダーを

ふたりして着こなして

きみがすきな青いやつを


パフェは 背の高いグ ....
受け売りの言葉誰にも優しくて爪で引っ掻き印をつけた


答えだけ喋り散らす君 疑問符を隠しもってる私は怖い?


まっさらなページをいつも用意する 昨日の余白で待機しながら

 ....
花盛り青信号に気づかない 誰だと言う指の隙間から桜 「思春期」


疎ましく膨らんで
悩ましく弾けて
狂おしく奔って
暑苦しく押し黙って

思春期なのか
四月は変拍子

狼狽える前髪で
躊躇う指先で
彷徨う吐息で
蹌踉め ....
 すべての家の窓は閉められている。
 通りには誰ひとりいない。
 路地裏は灰色の匂いがする。
 この世に僕一人しかいないような感覚。

 家並みを抜けると開けた田園地帯になる。
 僕は ....
【無口】


山高帽の男の顔は見えないが
どこにでもある石を缶詰のように
開けようとしている

男にだけにわかる匂いを閉じ込めたのは
誰なのか
日記帳の文字の旧字体が
机 ....
遠くに並んでいた劇の数々が
間近でにわかに動き始める
近くで私を統括していた原理が
いくつもの山の彼方に拡散する
遠さの中にはいつでも近さがあった

人のためにするという行為の目的 ....
みんな
期待にこたえたいから
泣くんだ

自分の幸せを
願ってくれる人のために
苦しむんだ

誰も私の幸せを望んでなければ

私はこんなに苦しんだりしない
何が幸せかよくわからない夜がある

泣いて凍えて
来ない誰かを待っていたころ

こんなにつらいことはないと思ったけれど
それでも

そんなに誰かを愛して幸せだったのかもしれない 
花だから咲いたらすぐに散ります
誰かが言いました

わたしは薄いうすい一枚の紙です
折り鶴が言いました

わしは古いふるい一本の木だよ
仏像が言いました

ぼくは孤独でまぬけな人 ....
わたしのうちの近くには、神社があって、そこの御神木は銀杏の木で、だでわたしんちがあるとこは銀杏木っていう地名になっとって、そいで、公園よりも近くて、その御神木の他にも木とかはえとって、でこぼこして、ス .... 蛇はひと口咬んで
あとは丸呑み
四の五の言わず呑み込んで
ゆっくりと消化する

蜘蛛は牙でひと刺し
注射して中身を溶かす
あとはハンモックで横になり
ゆっくりストロー

蛆は胃液を ....
今年も春が来て
桜を見る

この桜は
いつか誰かと見た桜

私たち人の世を越えて
木はここにあり続ける

子供はやがて大人に
大人がやがて老人になっても

いつもこの美しい花び ....
言の葉
とはよく言ったものだ

青春に芽吹いた言の葉も
人生の秋ともなれば
渋く色づく

としても やがて散る

散った言葉は
ぼろぼろに朽ちて 
形も意味も喪い
芽を出すこと ....
おもい鉄の扉を
押した
瞬間にまなざしが交差する
待ち合わせには慣れている

ここはもう寒くないよ

暗がりにふさわしく目を開いて
ひとびとの騒めきを聞いている
楽しいのは
誰もい ....
東京にもう雨は降らないらしい

眠らずとも
目覚めなくともよくなるまで
幾世紀を費やし
浪費するのは何も砂ばかりではない

やさしい飲みもの
歴史をごみ箱にいくら捨てても
まるで甲斐 ....
保育園で見るあのひとは
運動会での子どもたちの勇姿に涙し
ママの苦労談を聞けば肩を寄せる

朝も夜も、送り迎えには笑顔で
自転車をこぐ、よきママで
人の良さそうなパパだって、ひょっこり顔を ....
 人に好かれる努力をしなよ、と
 先生だったか、
 友達だったか、
 社会人だとかに言われたので、
 一晩眠らず、
 考えてみたのだけれど。


 人に好かれる努力とは、
 例えば髪 ....
 私の永遠の旅人、桜の季節を軽々と飛び越えて初夏を待ちわびる君よ。
 届いた手紙には、すでに爽やかな風の匂いが沁みついていたのだ。
 それはまさしく五月の風。しかし君の無理難題には答えられそう ....
 高い木立に囲まれた一本道をきつく踏みしめて歩いてゆく。
 耳を澄ませば遠く小川のせせらぎや鳥たちの声が聞こえてくる。
 道端に目を向ければ昨年の落ち葉が未だ残っている。
 誰かの庭では明る ....
黒猫

サッシ窓の外の白い雨
買い主のベッドの上
端正な座り方をしたまま
黒猫は夜の雨を眺めている
飼い主が死んで一年
じっと外を見ている

黒い瞳に映っているのは
寒い線なのか
 ....
飛行機が離陸する

君を乗せた
君の荷物を乗せた
君と僕の思い出を乗せた

大きな翼が飛び立つ

でも君は
二年の日々など
どこかその辺に
置き去りかも知れない

そんな思い ....
Lucyさんのおすすめリスト(6448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
E.YAZAWAタオル一枚花の宴- 北大路京 ...俳句216-4-14
聖なる感じ- nemaru自由詩3*16-4-14
化身- ガト自由詩5*16-4-14
進退- もり自由詩3*16-4-13
青春時代- ただのみ ...自由詩15*16-4-13
せいじくん- もり自由詩2*16-4-12
えーと。。- 梅昆布茶自由詩9*16-4-12
サンデーとパフェ- もり自由詩3*16-4-11
昨日の余白- 深水遊脚短歌1*16-4-11
花盛り青信号に気づかない- 北大路京 ...俳句516-4-11
誰だと言う指の隙間から桜- 北大路京 ...俳句316-4-9
発条式発泡詩_<1>- nonya自由詩1416-4-9
人生の選択- ヒヤシン ...自由詩5*16-4-9
姫たちのお茶会_中- るるりら自由詩9*16-4-8
新任地- 葉leaf自由詩316-4-8
答え- ガト自由詩2*16-4-8
体温- ガト自由詩1*16-4-8
なんとなく春だから- yo-yo自由詩7*16-4-7
御神木- かの自由詩316-4-7
はかないで- ただのみ ...自由詩10*16-4-6
- ガト自由詩5*16-4-6
ことば- イナエ自由詩6*16-4-5
destination- アオゾラ ...自由詩516-4-3
新しい雨- 伊藤 大 ...自由詩1016-4-3
あのひとは- うめバア自由詩316-4-2
人に好かれる努力をしなよ- 亜樹自由詩316-4-2
友へ- ヒヤシン ...自由詩5*16-4-2
朝に見る- ヒヤシン ...自由詩4*16-4-2
白い雨- ……とあ ...自由詩8*16-4-1
テイクオフ- YEWJI 自由詩4*16-3-31

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