出場種目を決めるホームルーム
 男女を問わない千五百メートル走なんて
 陸上部の長距離走者でもないかぎり
 誰もがいちばんいやがる
 手を上げる人なんていないのに

 コーナーで  ....
 九月の雨


今日は雨降り
九月に入って初めてだ
小雨から本降りになると
コーヒーショップの窓の外を
アノマロカリスが泳ぎ始めた
カンブリア紀の海棲生物だ
雨足がさらに増してゆ ....
現代詩よ

今日も

わからないのか









それならば
わからないまま集め
テーブルの上に並べる
手のひらより大きな現代詩
にぎり潰し
/吸う
詩人 ....
このしどろもどろっぷりは

階段を上るたび
右足だっけ左足だっけと
迷って
足が
しどろもどろ

お通夜で
名前を書くには書けたけど
震えて筆がキャップに入らず
手が
しど ....
トマトは好きだけど
トマトジュースは飲めない
っていうのと
豆腐は好きだけど
豆乳は飲めない
っていうのは
同じこと?
と彼女に聞かれたので
どうかなあ、
でも
僕は
牛肉も牛乳 ....
ノートのすみに書きなぐる言葉たち
隙間なく真っ黒になるまで書いてから
ちぎって筆箱に入れていった
ひとに見られないように
ぐちゃぐちゃに丸めて

すぐに筆箱は
切れ端でいっぱいになった
 ....
蚊取り線香に
火をつけようとしたら
この家のどこにも
火がない事実に愕然とした

チャッカマンがきれている
マッチもない
かまどの代わりにIHクッキングヒーター
風呂場には電気温水器
 ....
半沢直樹というタイトルのドラマを
ようやく第4話まで見る
ていうか
詩人は見るの?見てる?ねえどおなのよ?(お姉調)
まあともかく

生きるってこんなに大変なんだよ
騙したり貶めたりお金 ....
     くっぴんに雨浅く

    猫っかぶりで畳遊泳

     主張弁解の昨日より

   謂われなき明日を詠いたい

      六法全書を枕にすると

窓の向こうに{ルビ ....
そ知らぬ貌で通り過ぎてゆく 誰も名前を知らない
ちいさな天使たちが まとわりついて離れない

空が落ちてきたとしても君はその歩を緩めないだろう旅人よ

猫の死骸が雨に打たれていようと
お月 ....
  昭和と平成の間にはさまって
  押しつぶされてしまったような工場を
  眺めながら煙草を一本喫う
  犬の散歩をする{ルビ母子=おやこ}は
  怪訝な顔ひとつ見せず通り過ぎる

 ....
ノーベル賞でもとらないとクラス会に行けない 膝が痛いし明日は雨 天気予報士になる 鳥や魚かぜや木の実 素朴な古代のおおらかさを
すっくりと立つ生命 つながる命 文脈のないうた

朝めざめるとかぜを見る 船をだせるか風向きは 朝餉のかおりが漂う

あいつを憎んでいた いわれ ....
雑草にみえるやまから
綺麗な花をみつけるひとは
私のきらいなひと

きらいという
気持ちに負けてなんとなく
花から目をそらす
かえりみち
雨つぶと雨つぶは
出会っても うたわない
分身だったから
うたう必要がないから
うたわないけど
静かに溶けて
ひとつになれる
みずたまりは
世界で一番平和で小さな海になった

雨つ ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
ボクは

たくさんの中のひとつにすぎなくて

キミも

たくさんの中のひとつなんだけれど


でも

ボクから見える世界はただひとつで

この空も

あの雲も

 ....
すり抜ける右手と

後ろ向きの背中

静かに見送りながら

小さくなるのを待つ。。

(断ち切れなかった、未練の様。)

すれ違うカップルの声が

右手と同じ様にすり抜ける。
 ....
誰かと繋がりたくて
携帯を開いてみたけれど
こんな時に
話したいと思う人が
いないという事実
おかしいなぁ

面白い事があって
カメラで撮ってみたけれど
こんな時に
見て欲しいと思 ....
目を閉じて見る
夢は
蓮の花のよう
正直だけれど
謎めいたまま
枯れずに沈む
深い淵へと
黄金の斧か
銀の鯰か


目を開けて見る
夢は
小さな鉢植えだ
虚飾に揺れ ....
ヒトの形をしているのが奇跡と思える位
あまりにも小さくて柔らかかったあなたを
退院後初めてお風呂に入れた時
私の緊張が伝わったのか
あなたは火がついたように泣き叫んだ
以来あなたが極端に水を ....
どうでもいい出来事に 一日経過しても怒りは静まらない
しらけた怒りではなく シリアスなんだ何時だって

 アタシは直立不動な精神性を持っている 腹の複式呼吸の部分に

新聞の勧誘のアタシを人 ....
トラックにはねられそうな柴犬をかばい断たれた選手生命 バナナとファミコンをリュックに入れて家出のアピール 【飛行模型】

露草の花は ひかりをうけて翼のようだから 
おだやかな 面もちで 飛び石を踏み外さないように歩く
縁側で 竹ひごが 飛行機雲のように しなやかにのびている
そのなかでも ....
赤裸々 ララ ララ 裸子植物
 裸子植物のたくましさよ
 太古の生命があるのよ

赤道 ドン ドン 肌刺す光
 光のとらえどころのなさよ
 粒子でもあり 波でもあるのよ

光よ ララ  ....
「名刺は、記号。」

だと言われたので

百枚ばかし刷って

十枚二十枚を、鞄に入れた。

「梓ゆいです。」

と言って一枚差し出せば

ひとつの記憶と

ひとつの記号にな ....
悲しみは拭えない
わざわざ拭おうとも思わない
一生分の悲しみを抱え込んだまま
何も、それは私に限ったことじゃない


虚しさは払えない
わざわざ払おうとも思わない
一生 ....
アトムのこどもです

トムキャッスルに住んでます

リトマス試験では紫色になります

エロ度凍結零級


阿ト理恵
Lucyさんのおすすめリスト(6448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
洋子ミーツ青春千五百メートルランナー- 平瀬たか ...自由詩6*13-9-4
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言葉たち- 栗山透自由詩6*13-9-3
- そらの珊 ...自由詩10*13-9-2
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工場- 草野春心自由詩10*13-9-1
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子守唄- そらの珊 ...自由詩19*13-8-31
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現実たんたんと- eris自由詩113-8-31
ゆめよあけよ- ただのみ ...自由詩17*13-8-29
あなたが初めて泳いだ夏- 夏美かを ...自由詩34*13-8-29
粗末な怒り- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-29
トラックにはねられそうな柴犬をかばい断たれた選手生命- 北大路京 ...短歌713-8-29
バナナとファミコンをリュックに入れて家出のアピール- 北大路京 ...自由詩1113-8-29
少年よ_【三篇からなる_オムニバス】- るるりら自由詩25*13-8-29
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