あなたにうがいを教えたことはないけれど
あなたはうがいを体得していた
言葉で教えられるよりも
見て覚えることのほうが
きっと何倍も簡単なんだと思う

それでもあなたが
うがいってなんなの ....
しゃぼん玉のような瞳を漂う
異形のチューリップ
コクトーの詩がめらめらと
記憶から皮膚を炙る 匂い
生まれたての羞恥心に注ぐ
冷たい炎のバプティズム
春を纏ったものたちは戸惑う
羽化した ....
雨が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は辺りを水浸しにしないし
視界を霞ませたりはしない

日が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は全てを明らかにしないし
辺りを温 ....
おまえと
おまえと
おまえ

それに
おまえと
おまえ

やっぱり
おまえも

いや、おまえじゃないな
こっちのおまえだ

まてよ、おまえもか?
そうだ!おまえもだ!
 ....
現実の家族関係が希薄で
もう崩壊寸前なので
ネット上で家族になりたい人を募ったら
3万人が応募してきた
僕はその中から
おとうさんとおかあさんと
おねえちゃんを選んだ
現実の彼等がどんな ....
もう何度と
ぺんぎんたちは
繰り返したことだろう
やめると言っては
煙草を吸い続けてきた
昨日まで
もう二拾年間
ぐらいにもなるだろう

今朝ついに
ぺんぎんは決めた
禁煙をして ....
嬉しい事も面白い事も
親しい事も好きな事も

積み上げる楽しさよりも
崩れてしまった時を思ってしまうから

崩れてしまった時の虚しさだけを
心が覚えてしまっているから

積んでは下ろ ....
あなたが
あなたの時間を
終えてから
私は
私の時間について
考えました

どれだけ私に
明日があっても
どの明日を探しても
あなたはいない

どこにもいない

この手で
 ....
オすシりアいゲットバックオーライかわいいシマリスさんのもぐもぐ食べてふくらむ頬袋がま口お財布がなんかちょうだいとおねだりする黒い瞳はわたしの頬をゆるゆるオシアゲ、オ、シアゲは2355猫入りちゅうす ....  今年の桜は早かったようで、娘の高校入学式にはすでに満開を過ぎて、けれどもかろうじて花は残っていた。この季節、日本は桜の国になる。わたしたちは桜の国の住人になる。お祝いごとがそんな時期と重なるのは、 .... 【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
ほとんど同じ
服しか着ないのに
ストレスが溜まると
服の買物へとはしる
ぺんぎんがいる
広い海には百貨店があって
青空を飛べないぺんぎんは
翼を使って海を泳いでいく
飛べないことを
 ....
君が笑う 僕も笑う 世界は笑う

暗くない夜も青くない空も素晴らしい

愛し合える日があといくつ残ってるだろう

君が好き 君が好き

君に贈る詩は君に届け
光と影の境界
ひとつの石が孵る
透明な炎の囀り
思考は灰になる
朝が目を開く
ひとつの幻想のパンケーキ
刹那わたしは身をくねらせ魚形
夜が堕胎した冷静な夢のシタイ


亜餌意緒雨キ ....
誰かに飲み干された君は
埃っぽい街をぼんやり透かして
仄かな緑色で薄笑いしていた
濁り切れずに立ち尽くしていた

可憐ながらんどうの君は
微かにアップルタイザーの匂いがして
僕は言葉 ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます


大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
 ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら

ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ....
酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ....
桜舞い散るバス停の
ベンチに 二人座って
いつまでも 空を
見上げていた

いくつものバスを 見送っても
少しも
かなしくなかった

風に散りゆく 桜花
あとから あとから
 ....
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

あなたとの 初め ....
「傘なんか要らなかったね」

そんな風に笑っても

どこか気分が沈んでいるのは

心の霧が晴れていないから

空から覗く光が見えても

未来の事が分からないから


 ....
あなたは私という平原を流れていく一筋の川
涼しい亀裂を走らせながら光として流れていく
あなたの源流はもう去ってしまったし
あなたの流れ着く海はもう干上がってしまったので
あなたは存 ....
今時分は君を春めかせてもいい。

酔ってはいなかったと思う。おやすみなさい。

お菓子好きだけどお菓子で泣いたことない。

なんていいましたっけね。ゴダイゴの曲で、サビが、なんたーらかんた ....
親が勝手に申し込んだ健康診断一次通った。

たまに行く中華料理店の本棚に欲しい一冊が本当に欲しい一冊なのではないか。

「死んじゃえばいい。死ねばいいのに」(編集部註:「心斎橋シネマウィークリ ....
ありがとう
僕を空っぽにしてくれて
大きな歌で
満たされることだろう

ありがとう
僕をつかまえていてくれて
トンボになって
飛んでいくところだった

ありがとう
僕を自由にして ....
朝の電車は何かを探している
遠くにある理想的なものを探すのではなく
近くにあるけど
いつもの通路にあるけど
まだ発掘されていないもの
新しく降り注いで来るものを探している

 ....
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