いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
「夢を持て」

人それぞれかもしれないが
僕の場合は
現実を壊したい
という一心からだ

常識に逆らいたければ
常識に逆らえばいいのだ

世の中に逆らう事は決して
独りよがりでも ....
おかあさんのことを
ちゃんと想っています今日

カーネーションやリボンつきの包装紙を
横目でみて通り過ぎ

なにをいっても
もう遅いと
それもいいわけ

とにかく
おかあさんはげ ....
育てていた蜜蜂が 熊に襲われた
蜜を狙って巣箱を壊し 女王蜂も食べられた という話

熊って 蜜だけじゃなく 蜂も食べるの?
食べるらしいよ それ以来 蜂が怖がって
外へ蜜をとりにいかなくて ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
 顔をかきむしり
 皮を剥ぎ落とし
 血を雨と流しても

 自分の素顔が
 見つからないのであれば

 鮮血の海に
 溺れそうな
 二つの目に

 空を走る
 雲の足取りを
 ....
ひとり さまよう  おひとりさま 酔う
大海を さまよう  いっぴきのいか
あたりのいろに   自身を染めながら


いかがなものか 敵があらわれた
いかのからだは またたまくに変 ....
男の妖精もいるのか 誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」 名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
父の母が亡くなり
その後しばらくして
父の兄が亡くなった時
父がぽつりと言った
「今度は俺の番だな」

その順番の通り
父は亡くなった

四十九日が過ぎた時
母がぽつりと言った
 ....
  {引用=―M・T君に―}

「てんぎゅうをとりにいこう」
きみがそう言った夏休みに
ぼくらは残忍なハンターになる

もくもくと青空に湧く入道雲
稚魚の群れが回遊する島の海を
ぼくら ....
死に逝く間際
人は自らの人生を 遠く
心象風景として眺めると言う

ある者は石くれの丘に広がるぶどう畑を見た
長年の労苦のまだ見ぬ結実を眺望し
その芳香と甘さを味わうかのように
微笑みな ....
蛍光ペン暗闇で光らなくて泣いている  苦しかったら
 ここにおいでと
 空が囁いてくれた

 でも私には
 翼がなかった

 辛くなったら
 ここにおいでと
 海が囁いてくれた

 でも私には
 鰓がなかった
 ....
 「明日」

ATMから引き出そうとしたら
お客様の明日は残高不足です とアナウンス
借金ばかりの恋で底を着いたのか
利子もあの子ももう赤字になって去っていく
振り返るのは嫌いだが
この ....
 駅裏路地の喫茶店 
 奥の席でわたしが
 そっと開く小さなノート

 八月昼下り
 お店の外、炎天下
 陽炎がゆら、ゆらり
 でもここは
 寒すぎない冷房
 照明は月明かりの夜みた ....
口笛が苦手だった
草笛はもっとダメだった
シロツメクサの冠も
首飾りも夢で終わった

風がみてたそんな時代
いまは遠くわたしが望む
たぶん背丈は六歳の頃
レンゲソウが頷いていた

 ....
LEDがかなしい
白熱球がなつかしい
かつては手許の60Wが
わたしの世界の太陽だった

壊れて久しいエスプレッソマシン
夜にはしらふで眠らなくっちゃ
憧れていたジッポーは
あまりに手 ....
いちいちグレートブリテン及び北アイルランド連合王国 思われニシキヘビ 風ってどんなだったか
無風のなかでわからない
こんな日々はいつまで
たずね宛て先不明のままで

前略、あなたへ
…草々、ごめんなさい
もらったもの活かせない
ごめんなさいごめんなさい
 ....
意地をはったら息がつまる
背中がぴりぴり痛くなる

いったん意地をはると
ひきかえせなくなる
はらなければよかったけど
吐いた言葉をどうにもできなくて

残った意地とだきあって
折れ ....
自分の真実が
真理だと勘違いしてるんだ

誰もかも



そんなの違うのだと
それさえ認められなくて
不都合な真実から
いつも目を背けてる



 例外は
 自己責任
 ....
投函口は窓に含まれますか?
 
なにも 間違えじゃあなかった
自転車とは 自分で ころぶから自転車
自転車の練習をして みごとに こけたのは わざと だよ
わざと 痛い目にあってみただけさ
新しく自転車を買って その ....
いろいろとくやしい
わかってもらえない
わからない
くやしい
せいいいっぱいくやしい

夢中でくやしがって夜になってしまった
だからこそ生きている
そんな気さえしてくる

だれかを ....
  嘘を百回繰り返してみても
  それは本当にはならない

  醜い自分を
  美しい言葉で飾ったところで
  鏡に映る本質は変わらない

  皮膚の下に埋まった弾丸を
  取り出して ....
目玉焼きの黄身が箸から崩れ落ち
食卓からも外れて床に落ち
砕け散った
バラバラのきみを
拾い集めては捨て
床の汚れを拭い取る
そして再び橋に向い
目玉の白目だけを食べ終わると
味気ない ....
Lucyさんのおすすめリスト(6469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
musuu-夢崇- Neutral自由詩3*13-5-12
おかあさんへ- 朧月自由詩413-5-12
蜜と毒- 砂木自由詩20*13-5-12
言の羽根- まーつん自由詩12*13-5-12
張り付いた仮面と、果たし状- まーつん自由詩6*13-5-12
模倣と擬態- るるりら自由詩10*13-5-12
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」- 北大路京 ...自由詩713-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
順番- 夏美かを ...自由詩24*13-5-11
天牛と島の少年- 壮佑自由詩28*13-5-8
叢の日- ただのみ ...自由詩22+*13-5-8
蛍光ペン暗闇で光らなくて泣いている- 北大路京 ...自由詩313-5-7
たったひとり- まーつん自由詩19*13-5-7
「明日」ほか二篇- 乱太郎自由詩19*13-5-7
殺意の夏- 平瀬たか ...自由詩4*13-5-7
ことのしだい第二楽章- もっぷ自由詩613-5-5
みんな夜空の遠いとこ- もっぷ自由詩813-5-5
いちいちグレートブリテン及び北アイルランド連合王国- 北大路京 ...自由詩413-5-5
思われニシキヘビ- 北大路京 ...自由詩513-5-5
無風のなかで- もっぷ自由詩413-5-5
意地っぱりの花- 朧月自由詩813-5-5
無責任- 莉音自由詩3*13-5-5
はいっ!先生はいっ!- 徘徊メガ ...自由詩3*13-5-4
【始】転んだ日__- るるりら自由詩22*13-5-4
黒い鳥- 朧月自由詩613-5-4
ナイフと、弾丸と- まーつん自由詩6*13-5-4
朝食- ただのみ ...自由詩20+*13-5-4

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