ねそべるだけが得意の女の子に
バタクリームいっぱいのせて窒息
させたいできれば

僕には愛はないが憎悪がある
草木がそだつすこやかさを穿つ雨みたいな
裏がえって粟だった憎悪だから
女 ....
ちょうど百年まえにも
こんな日があったね

うす暗い部屋に
暴力的な光がとびちって
あなたの背中から
夜が逃げていく

どんなふうに笑ったら
夜は戻ってくるだろうか

あなた ....
私は父親の顔を知らない。

けれど私の顔は、父親にそっくりだと
ある日酷く私を殴った後、母が吐き捨てるように言った。

腫れて赤くなった頬を氷で冷やしながら
私は鏡を覗いていた ....
偶然ばったり

柔らかな心がぐにゅり

私とあなたがひとつにぐにゅり

目と目が合い笑みがこぼれて

また心はふたつに弾けて跳ねて

たんとんたたった

たんとんたたった

 ....
老夫婦が
買い物袋を提げて
楽しそうに歩いて行く

幸せは案外地味な装いで
まだ冷たい風の中
首を竦めて待っているのかもしれない

知らん顔して
何度も通り過ぎて行った
それは自分 ....
きれいに見えるのに

ホンマは汚い雨粒。

繋がりそうで

繋がらん雨粒。

優しそうで

冷たい雨粒。

人間と

同じじゃねぇか。

あんたの目には

どう映る?

やけに肩身の狭い雨粒。

やけ ....
るる、と呼べば
りら、と響く

それは歌

スノードロップが
白い鈴を鳴らしている

水仙が
黄色い笛を吹いている

{引用=合唱団の申し込みは
春色のポストへ出してください
 ....
今年はじめて モンシロチョウを見た
まだ畑には雪がかなり積もっていて
道路や地面で アスファルトや地面が
見える所はあるけれど 花は咲いていない

蜜はまだないよ
ひらひらと 春めいた陽射 ....
晴れた眼差し
明るい歯並び
踵の擦り減った靴が喜んでいる
コンビニまでの三百歩の散歩

晴れた声色
明るい口答え
言葉はうっすらとシュガーコートされて
許容範囲が拳二つぶん広がる
 ....
  傘が二つ並ぶ
  遠く電車の走っていく
  鐘の鳴るように何度も息を吐く
  夜を追跡する まぶたを閉じる
  ライオンが花の匂いを嗅ぐ食べる
  美術館で尾形光琳の下絵に出合う ....
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている フェルマータがまばたきした 夜の空気を攪拌しているといつの間にか故郷
の畦道を歩いている。圧倒的な闇と降りしき
る星空が僕を包んでいる。この故郷は何処だ
。東京で生まれ埼玉で育ったけれどこんな闇
もこんな星空も知らない。 ....
いろんなことあるよ
いろんなこと過ぎていくよ
だいじょうぶ
手をつないでいこう

みんな
のぼっていくね
空には
酸素がいっぱいなんだって
誰かいってた

くらげはね
水にとけ ....
みつめる
みつめる
じっとみつめる
そうすると
何かが
語りかけてくる

種を手放したあとの
たんぽぽが
茎に残された
小さな瞳で
私をじっとみつめる

世界には
なんと
 ....
弟が、壁に短い線を引いている。
それをくりかえしている。
何を書いているの、と訊ねる。
雨、と答える。
わたしは傘をさす。

テレビは激しい雨音。
大雨、洪水、注意報。
誰かが言った。 ....
――再び発つ、と書いて「再発」という―― 

    * 

「人間はふたたび起きあがるようにできているのさ」 
いつも眼帯をしてる{ルビ達磨=だるま}診療所のヤブ医者は 
片っぽうの目で ....
小さな砂漠で少女Bはドメガザウルスに噛
まれ目の前が灰になりました。痛みより暗
くなるのがこわかった。近くの川で魚たち
は少女Bの心をチラチラ見ている。今日は
どこへも帰らない。背骨よりまっす ....
20年前死んだ中二の弟が、女連れで俺の部屋に遊びに来た
いきなり目の前で、濃厚なKISSをするとSEXを始めた
「お前・・やばいぜ!」
双子だった俺には、弟を喜ばせる言葉が手に取るように分かった ....
{引用=
パイプオルガンの音が聞こえたので、わたしはおうちに帰ることにする。夕刻、絵の具で塗り立てのような空は、燃えているけど燃えてはおらず、慕情は生まない。たいしたもんではねえや、と誰かが囁く。わ ....
 {画像=130125214730.jpg}

 フェイク

 と

 するか

 味わって

 別

 と

 するか


 似せながら

 全く別を目指すのは ....
フェルマータに見つめられている フォルティッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ!!!!!!!!!!!!!!!!! ピアニッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ  みずのうえを あるかないか

 あるかないか さくらのはなびら

 あるかないか おがわに あめんぼ

 あるかないか かわぞこに 波紋をゆらす


 ゆらさないか あかん ....
ご飯つくったり

一緒にいるじかんを大切にしたり

ぼくは殺されている

淋しいだけで死んでゆける

いつか見限ってやる


緑の風のなか

みんな死んじまえ

なみだが ....
雨になんて
うたれたっていいのに
逃げている 背中丸めて

桜だけが
受けとめている
雨滴

弱虫だね
私たちみんな

それをよいことにして
よりそうきっかけにして

雨滴 ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました

なかなか家に帰れない

僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ

誰も待ってないし読まない新 ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです

そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
誤解と幻滅のにんげんかんけい
そんなのしらなーいってそっぽむいてた ら、きみにであって誤解と幻滅をくりかえした やっぱりいままでとおんなじだった やっぱりねえってかなしそうにきみはな ....
Lucyさんのおすすめリスト(6448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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おんびきのはなうた- くめ自由詩413-4-1

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