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―あけましておめでとう
一点の曇りもない幸せを追いかけていた僕は
間違ってたのかもしれないね
毎年届く便りに浮かぶ君の幸福を
僕は認めなければならない
今年もまた寒い中 独りの年を越 ....
今宵は音のない水槽の中
静寂に沈める鼓動
四方を水で囲まれた国
100まで数えて
泡をふく
あれ
遠雷がきこえる
こんな静かな夜のはずが
地平線の向こうは昼
昼と言っても暗い ....
喉はがらがら
飽くなき渇望
砂漠の真ん中
見通しのない
手探りの日常
旅をしている
目的のない旅をしている
目標のない旅をしている
目次のない物語の中
悪 ....
私の一票には見えない血が滲んでいて
そのまま死んでしまうのかもしれない
それでも私は貴方の名前を書いて
見向きされない片想いにも似た
愛の告白をする
貴方は私の名前すら知らない
....
鏡よ鏡
おぬしに聞きたいことがある
この世で一番美しいのは誰じゃ
それは愚問です姫様
あえて申しあげれば
姫様ではないことは確かです
鏡よ鏡
それは承知の上
我はただこの世 ....
むかし、むかし
僕の育った家には
2人の鉄板奉行がいて
鉄板焼の日には
競うようにその辣腕を奮った
ジャガイモ
ニンジン
ソーセージ
肉はまだだと言っただろ
言ってみれば ....
まどろみの中
つけっぱなしのテレビから
垂れ流される戦慄
消灯された部屋で
テレビの画面だけが不気味に浮かび上がる
ー番組の途中ですがニュースをお伝えします
ー日本時間午前0時頃
....
白樺並木をぬけ
丘を登りきったところにある古びた洋館
いつも裏手にある通学路を通っていたものだから
僕はただ
丘のてっぺんにかろうじて見えるその館の
二階窓を仰ぎながら
色々と想像 ....
西陽射す放課後の第二音楽室
古びたオルガンが
窓際に押しやられ
やがて来る
粗大ゴミの日を待つ
かつてはだれかしら触れていた鍵盤にも
今ではホコリがかぶり
ただポツンと置かれた佇 ....
ページをくる毎に
指先に宿る期待
ひとつ
またひとつと
言葉から漏れくる息遣いは
しなやかに強く
細部にまでわたる描写は
どこか温かい
あの物語を
まだ覚えてる
....
Lucyさんのkeigoさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
哀しみの重量
-
keigo
自由詩
2
15-1-10
潜水
-
keigo
自由詩
2
14-12-20
生きる
-
keigo
自由詩
3*
14-12-15
投票日
-
keigo
自由詩
2*
14-12-14
鏡よ鏡
-
keigo
自由詩
5*
14-12-7
鉄板焼物語
-
keigo
自由詩
3*
14-12-6
午前2時のニュース
-
keigo
自由詩
1*
14-12-6
新説浦島太郎
-
keigo
自由詩
1*
14-2-1
冬のオルガン
-
keigo
自由詩
10
14-1-7
あなたの語る物語
-
keigo
自由詩
5
14-1-5
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