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風の止む間にその雨は鼓動を鎮め
随分前に泣いた記憶
つい最近笑った記憶
お茶らけ人生に見切りをつけて
それでも三度の飯を方張る
物干しはポロシャツを脱ぎ捨て
シャボンはブルジンを離 ....
どこ吹く風は行方も告げず
仕舞い忘れた音色を今に置く
陽炎に例えて貴方とかくれんぼ
腕を伸ばせば遠ざかり
指でなぞれば刹那に変わる
患いは何処で鈴を打つ
どこ吹く風 ....
心文字ひとつ摘まんで放る
向こう見ずを
他人より先に
僕は笑う
打ち寄せる波音
胸の辺りに
掛け違えた言葉
打ち寄せる
タワーの影に潜り込み
....
ひとつ心の紫陽花は記憶の静寂で雨を待つ
いつまでも、
視野に入れてはよそ行きの
祇園寺町河原町
どこへ向かへば夏祭り
愚鈍かもね熱々の
ライスカレーはひ ....
皐月の車窓に狡さだとか我がままだとか昨日までの自分を置いて何を頼りに隣の席は空っぽ温もり散歩は出石で雨漏りもて余す七皿の満腹逢瀬を重ねて孤独を詰めば城跡の城壁雨は無情夢幻よ明日は煙る天の邪鬼それでも
....
失礼します。
沸点?雨降ってん
不釣り合いで不似合いな瞬間湯沸し器
だからの気持ちを他人事で充たして
満たして蓋を閉じました。
一歩もどって願かけて
一歩すすんで謎かけて
往来の中心は素空感
貴方へ繋がる可笑しさは
僕の地上へ腰掛ける
僕の頭上の苦笑い