すべてのおすすめ
すくった砂にふうと息をかける
真砂の信仰の
どよめきは波にかき消され
ぱらぱらと散って
どこかで喜色の声が聞こえる

それがすくって散らして
波は洗ってなくして

透明な海が流してい ....
僕はワンカップを片手に
車窓に体寄せていた

電車の外は雨らしく
ぱたぱたと打ち付ける雫が
声なき声の模様を描き僕を飾る

ざわめきの静寂に叫びを埋めて
引きずる体の亀裂を紐で縛って
 ....
早すぎた朝の向こうに夜があるように
遅すぎる夜の向こうに朝があるように
光に狂った雪街の景色を
僕たちはビルの屋上から見下ろしている
それは何の不幸でもなかったのに
苦い思い出としていつの間 ....
空いた穴を塞ぎたいって
ドーナツを目に当てた
この穴が塞げるのなら
きっと私の体も治るのだ

数値の異常を告げる紙を
飛行機にして飛ばした
あっという間に墜落して
車に轢かれて
赤い ....
興味なさそうな目
僕もたいして彼女を気にしなかった

でも
彼女
死んで

ふと
思う

葬式に行った帰り道

僕が話しかければ
彼女
死ななかったかもと
屋上からジャン ....
僕の靴墨に汚れた手を握らない
横顔ばかり見せて正面の微笑みを見せない



この齟齬は、僕の気持ちは
一方通行の迷路へ向かう
走り続けるジープを追いかける子供
チョコレートを欲しがり ....
最新のポスター
むせかえる部屋で
ぼくの理想論
くだらない宇宙で

先々のない部屋
いたらない思考で
あるはずがない
いくはずのない後悔

そうあらないはずのない
痛みのない麻酔 ....
Lucyさんの這 いずるさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 這 いず ...自由詩617-10-14
車窓- 這 いず ...自由詩717-1-9
楽園の春が萎れていく- 這 いず ...自由詩10*17-1-6
翼に穴- 這 いず ...自由詩416-9-1
花が飾られた隣の席- 這 いず ...自由詩315-5-18
ギブミーチョコレート- 這 いず ...自由詩6*15-5-14
地雷のないはずの部屋から- 這 いず ...自由詩2*14-12-5

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する