むねにすんでる
やわらかくて
せつないもの
いつでも
せんめいに
さいせいできる

いっしょにすごした
さいごのなつの
はなびも
あか、あお
ぱち、ぱち
さらり、さらり
 ....
陽に焼けて
薄い力を
なくした紙

ぺタリと セロハンテープでとめてたけど
格子から はがれてしまい
なにもないより 荒れてるような
みじめな部屋に 苦しくなり
重い腰を上げて 張り替 ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている

夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
我慢しようとしても
だめ
我慢には限界があるから
でも
我慢したほうが
楽しくなることとか
気持ちよくなることとか
たくさんあること
おとなはよく知ってるの
でも
こどもには
教 ....
自分の背中を
自分で押すっていうのは
かなり難しいことなんだけど
人間だけが
その方法を知っているんだ
子供らには教えられない
そんな
秘密を隠して生きているのか
オトナたちは

たとえば
抱き合うことの意味とか

赤ちゃんは
どこからやってくるとか

暴力はR指定だ
それはわか ....
半歩、まえをゆく
あなたは
鳥の巣を見たいという

つゆの前日
うすみどりのかぜが
わたしたちのあいだをゆききする
わたしの部屋へ ゆくみち
みみを澄ます
ゆるい
花火


 ....
昼に食べた塩鯖定食が
まだ食道の辺りに引っ掛かっているようで
息を吐き出すたびに
生臭い匂いが口腔に溢れてきて

ふいに
十年前に他界した祖母と
いつもその膝の上で丸まっていた
年老い ....
誰かを救う使命を帯びて
闘う男(ファイティングマン)!
萌えるロマン!

「そんな事より腹減らない?」






あぁそうか
君の事忘れなくちゃあね
無理矢理出した答えだか ....
寂しいとか
助けてとか
そんな弱音を
声に出しても
今夜はきっと大丈夫

騒がしい雨たちが
すべてを
掻き消してくれるから

だから
言ってはいけない言葉さえ
そっと
つぶや ....
さらさらと さよならが ながれて ゆきますから
わたしは手に掬ってみるのです
手に掬いますと さよならは さらさらと
さらさらと 儚くも消えてゆくのでした

夏の
陽は さよならの中で
 ....
片付けた くつ箱の
外に 放り出された

ビルの舗道
駅の時計
ごふん

先を 急いでいます
あらいばは こんでいて
海辺は 遠くて

あっちへ 行こう

埋められた ....
1.


先を急げば
見失うものが沢山あるけど
先回りして
待つのもいいかな
なんて思うこともある


2.


夏の日の雲は
柔らかくて大きくて
わたしの悩み事 ....
眠りの中心にたたずむ
黒いしずかな球
その球を無垢な白い身体で抱きしめて
いつまでも眠っているのは誰だろう
要するに
たどりつけないということだ
だけどそこにあるでしょう?
そんなふうに

要するに
好きなんだということです
無限に
割り切れないのです

だけど
そこにあるのです
  ....
青空を
引き裂いたら

タールのような
宇宙が

どろりと
垂れてきた

光を吸い込んだ
その深い艶は

悪魔の
瞳のようだった


そして
今日も同じ
青空の下
 ....
無邪気に咲きまくる
咲きまくる無邪気
アヤメつらつら うた歌い
アゲハがいちわ陽に透けて
あすを夢みて歩くのだ
きょうをふみしめ丸を描く
きのうはどこへいったやら

「あなたの愛は、枯れはせず
中学の修学旅行で京都に行った
鴨川を見た
仁和寺を見た
苔寺を見た
いろいろお寺を見てから
かわらまちどおりの旅籠に泊まった
消灯後には
マクラ投げを少しした
その後で
真っ暗の ....
沈黙は金と言われると
キンモクセイが
よく匂ったなと
隣家の垣根を思い出す

隣家の姉御は器量好しで
少しつんとしていたが
美人だから許される範囲
少し年上だから
黙って
じろじろ ....
紅い雲を眺めながら
飛ばした自転車の
速度とか

漕いだペダルの
重さとか
まだ鮮明におぼえてる

あの日の風は
ことさらに透明で
沈んでゆく太陽の  ....
{引用=またひとつ、なさけない歌}

#1

夜は水のように滑らかで
闇は塩のように喉にひっかかっている
残る思い
その中で 何故と問う暇もなく 男は死んだ
海の そのくるった観念の中 ....
ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
夕暮れに出会ったあなたと
お酒を飲んで
煙草を吸って
ホテルに行って
セックスして
テレビを見て
お水を飲んで
別れた

通りをふらふら歩いていたら
太鼓の音がぼんぼんぼんと
聞 ....
君はどんどん奪っていく
やすらぐ
はずの思い出を

蒸発するだけの
存在と

信じられたらよかったのに

どれだけ
季節を繰り返し
君が過去へと沈んでも

君はどんどん奪って ....
深呼吸の意味を教えて下さい
と、遥か空に問うのです。



朝鳥が木々を揺らして
飛び立つ足元から 追いかけてくる
化学物質を溶かし空 空間を
切り裂き 切り裂き飛んで行く


 ....
夢のまた夢だった。
子供の頃のワールドカップ。

クライフのプレーをTVで初めて見た日。
あの瞬間の衝撃を、今も鮮明に覚えている。

学校を休んで見に行った。
ワール ....
取り込まれ包まれるというのは
人生の全てではない
密閉された生ぬるい海の底では
尾ビレは腐って泳げはしないだろう

腹の内で何を思っているかを
馬鹿正直に打ち明ける必要はない
 ....


うたが



   らら  ら

うたが聞こえる



静寂のみが記された

らら ら

  白紙のページに埋もれた夜に

   ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おもいでぼし- 玉兎自由詩10*05-6-13
障子を_張り替える- 砂木自由詩8*05-6-13
夜になると、魚は- いとう未詩・独白3905-6-13
楽しい我慢- チアーヌ自由詩205-6-13
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R指定- umineko自由詩4*05-6-12
待つ温度- はな 未詩・独白8*05-6-12
鯖の記憶- 大覚アキ ...自由詩105-6-12
そんな事より腹減らない?- 虹村 凌自由詩5*05-6-11
6月の雨- フォマル ...自由詩10*05-6-11
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円周率- umineko自由詩14*05-6-11
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梅雨入り前- たりぽん ...携帯写真+ ...705-6-10
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京風メロン_"おかわりはおよしやす"- あおば自由詩4*05-6-10
饒舌冗長を誘発する沈黙- あおば自由詩2*05-6-9
夕陽ヶ原- 落合朱美自由詩9*05-6-9
月曜日の幽霊- 岡部淳太 ...自由詩5*05-6-9
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笑顔- チアーヌ自由詩905-6-9
気化熱- umineko自由詩5*05-6-9
ブルー・ハーツ- 千月 話 ...自由詩11*05-6-8
「_水曜日の蹴球。_」- PULL.自由詩2*05-6-8
シンカイ- ノクター ...自由詩1*05-6-8
くらげ- かぜきり自由詩10*05-6-8
空をみていた午後- 望月 ゆ ...自由詩49*05-6-8

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