今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
空が誰かのものであって欲しいと思う
できれば、あなたの

  すすき すすき かぜのわだち のこして

あなたがいない世界に
意味がないのではなく
あなたが見捨てたこの世界に
あなたは ....
アクセス・ブロックをされたことがある。
数年前 詩の投稿掲示版ではないけれど
なんでも書いてとあったような なかったような。
当時 思ってたことを ぶちまけた。
ら 入れなく ....
死にたいと言う気持ちは病気
治すべき病です

人は生きる義務を背負って生まれてきたはず
それを途中放棄する権利は選択肢としてあっても
絶対引いてはいけないカードです

死は時々冬の朝の寝 ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
海はどこ?
と言いながら
あなたの中で果ててゆく

海が見たい
と言いながら
あなたの中で消えてゆく

海に行くわ
と言いながら
あなたの中で力尽く

優しい光の街灯が
石の ....
よこがお

見つめてる

暮れてゆく西の空

降りしきる窓の外

白熱電灯 照らし出す いつか


よこがお

聴いてる

並木揺らす風

遠ざかる終電

カース ....
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
ごめん
火のために
戦おうとおもう

ぼくらの
にがい
不安の記憶が
地音のうすいろに
滲んでいっても

青い投函の
しずかな
絶叫が
行き場所を失い
紅い花の底に
ころ ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
しゃらくさい ぼうや
いいだろう ともに行こう
知識は たゆまぬ 経験から 
うまれる 千年 生きても
まだ 冒険が たりない
柵の外には自由が溢れているのに
何故か人は柵の中で生きる
ちょっと跨げば乗り越えられるのに
誰も跨ごうとはしない
自由の身になることを恐れ
しがらみから解き放たれることを拒絶し
狭い柵の中 ....
毒されたと言うのか
見る目がないと言うのか
君は

どさくさに紛れている

心は足元にあって
首は鞄の中にあって

見つからない見つからない
どこまで腕を這わせても
見つからない ....
黄昏時には不意をついて
冬が何処からか現れ
桜の枝で褐色になった枯れ葉と
わたしのこころを繋いでしまう

ポケットに入れた手が
ほんのりと寂しさに温まる頃
去年届いた便りの
名前が消え ....
 午ちかくにもなって
太陽が燻されるように見え隠れする、
いたるところに立ちのぼる煙の墓標/廃墟となった街に
  なきさけぶ声、
 地上を這い回るかのような
低く呻く「うううう・・・・という ....
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている

風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
きみにそっくりな犬が
くさりにつながれていた
きみの名前を呼びながら
頭をなでたら
涙がボロボロ流れて
止まらなかった
やっぱりきみが好きだった
埋もれた実つつく鳥の背ゆく四月



三月を折りたたむたび曇の声



吐息から吐息へわたる二月かな



ざらざらと白さ一月うたいけり



紅い背を ....
きれいな物はなんでも好きよ
雪が積もった時の睫毛や
私の口づけを求めるときの
少し荒めの白い吐息は
まるで水蒸気の妖精の舞

歩いた後にほわっと匂う薫りや
私を抉るときの指の ....
虫かごを洗う

卵は
土に埋める

来年は
除草剤を撒かない

どこの家も
子どもも男もどっかにいって
いないから
午前中の住宅街は奇跡的に静か

洗濯物のカアテンで
部屋 ....
時が動いているから
飲みかけのコーヒーの熱は
どんどん放れてゆく

時が動いているから
人を愛する気持ちが
どんどん高まってゆく

時が止まってしまったら
花は散らない

時が止 ....
たとえば
あたしがこうしてパソコンに向かっている間
森林がものすごい勢いで消えていって
いくつもの種類の生き物が絶滅していたり

たとえば
あたしがタバコを一本吸っている間
死を決意する ....
      1

ホームの後ろに錆びた茶色の線路があります。
線路の枕木は腐りかけ、
雑草が点々と生えています。
線路は使われなくなってどれくらいがたつのでしょう。
わたしは線路に耳を当て ....
等しく平等に
その波は来るということ
私たちに

夜半の警報は
ちょっぴり
大げさだったけど

海面が
ほんの数十センチ
浮き沈みしただけだけど

等しく平等に
その波は来る ....
床に線を引いて、
彼女は国境を決める。
彼女はとても怒っているので、
とっても横暴に決める。

彼女は地図を作ったので、
ぼくらの部屋は地図になった。
彼 ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
今だってこんなふうに並列される風景だから
昔はもっと、単純だったように思う
思い出したいことは泡に溶けていくように


雨よりも深いところで打たれてみたり
風に引かれていく後ろ髪だったり
 ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
あんたは男のくせに真っ白くて
細くてまるで病人みたいな身体して
夜が怖くて朝に寝て
夕方に起きるような生活をして
学校になんて殆ど行かなくて
ご飯はいつもインスタントラーメン
ポットでその ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十三月のヴァルカローレ- まほし自由詩24*06-11-18
だれのものでもない- たりぽん ...自由詩14*06-11-18
思い出した- 砂木未詩・独白7*06-11-18
*自殺を容認する大馬鹿野郎共に告ぐ*- かおる未詩・独白13*06-11-18
家族指環- 自由詩26*06-11-18
海は近い- 三条麗菜自由詩12*06-11-18
よこがお- yaka自由詩3*06-11-18
君と見ていた- たもつ短歌1806-11-18
左手のための覚書- 青色銀河 ...未詩・独白306-11-18
漂流- 水在らあ ...自由詩32*06-11-18
そろもん(老魔法使いの話)- みつべえ自由詩606-11-17
どうしようもないこと- 恋月 ぴ ...自由詩37*06-11-17
自然のしくみ- アサリナ自由詩9*06-11-17
霜月- 銀猫自由詩25*06-11-17
獣の眠るかたわらで- atsuchan69自由詩8*06-11-17
おつり- 佐野権太自由詩28*06-11-17
やっぱりきみが好きだった- たもつ自由詩1906-11-17
ノート(二季)- 木立 悟俳句606-11-17
美しき物- なかがわ ...自由詩8*06-11-17
虫かご- 蒼木りん未詩・独白306-11-16
時が動いているから- ぽえむ君自由詩15*06-11-16
たとえば- ごまたれ自由詩12*06-11-16
忘却の深層より—東京- 前田ふむ ...自由詩22*06-11-16
フラット- umineko自由詩6*06-11-16
「_まっぷす。_」- PULL.自由詩23*06-11-16
遠叫(TOKYO)- 水在らあ ...自由詩39*06-11-16
with- 霜天自由詩906-11-16
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
クロムハーツの- 虹村 凌自由詩5*06-11-15

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