きらめく
というのは
煌く
と書くらしい
煌くといわれても
どうにも
煙い
くらいにしか見えないんです私には

あるいは
火皇く
どこかの
国の王様が
焚き火遊びの
退屈な ....
なぎの さなぎの しろわた ほころび
ふれど ふぶけど つちいろ こいこう

つづり とらわれ やまいの つむゆび
くれて くぐった ねあかり おいこし

ほろほろ ひいた かごの ....
夕闇に
かみひこうき
投げて

どこまで
飛んでいって
くれるのか

思い

馳せる

季節は春めいても
頬を撫でる風は
まだ
冷たい



ふと
隣に居な ....
からたち
くわ

くすのき
木を割る
ナタは少し重いくらいがいい
そういうことはきちんとわかるが
なにがほしいのか
わからなくなって久しい

からまるツタは
ていかかずら
あ ....
ふみつけると つぶれるように
なげつけると こわれるように

ことばにしてしまうと
こわれてしまうものが ある

たくさんのことばつかったので
おびただしく こわれたものたち

たい ....
思いきり笑ったきみの口のなかで光る銀歯が見える三月


にらまれる動物園の蛇の目に何かを思い出しているきみ


ふたりして手を伸ばしても青空の青の部分に届かない春


赤と青、歩行者 ....
アスファルトは
小雨ひとつに濡れ終えました
小石を蹴った靴底の生まれつき湿った摩擦音は
生まれつき消えてしまいます


仄明るいカルシウムのような冬においては
鈴の疲労骨折の ....
とりあえず 歩いてみよう
後ろから刺されるかも知れないし
火を付けられるかも知れないけれど
とりあえず 「何か」 を探しに出て行こう
死んだら それまで サヨウナラ


とりあえず 歩い ....
学校の中間報告を受け取った

まずまず、と言ったところ

単位を落とす危険性は薄目


だと思ったら

なんか頑張る気が失せた…

と言う

ナァナァで駄目駄目な毎日

 ....
小学校4年生のとき
はじめて「せっくす」という言葉を理解した

小学校5年生のとき
クラスの女の子に
「ねぇ せっくすしよっか」て言われて
股の間をさわられた
赤くなって黙った ....
  


まごころ屋が閉店になる
食っていけなくなったのではなくて
もう跡継ぎができたという

けれどこの町の誰も
その跡継ぎのことは知らない

まごころ屋は
壊れたオルゴールの ....
春になれば
全てがやさしく物音をたてる
物音は
ところどころにできた透き間を埋める

わたしは幾度となく
春の傾斜に耳を傾けてきた
わたしの骨は
せせらぎで作られている

ころがり ....
夜は暗い
夜は寒い
いまこの荒野を
この時間にしか在ることが出来ない騎士が
ひとりゆく
彼は自らの馬を失くした
それは五百年前のこと
彼は自らの体を失くした
それは五百年前のこと
い ....
汗を出したおかげか、
底辺だった体調がゆるゆると浮上してきたようです。
時計を見ると、今日がはじまったばかりです。
枕元のペットボトルに手を伸ばすと、小さな土鍋が、そばにことりと添えられていまし ....
にんげん
だけど
くだもの

にんげん
なのに
くだもの

せめて
くだものにんげん
とか
しょくぶつにんげんなら
まだしも

ざんねんながら
にんげんくだもの

ど ....
びょうきのおじいちゃんをおばあちゃんが

かんごする

そのおばあちゃんをきかいが

かいごする

そのきかいをさるが

てんけんする
シャンプーがたまたま切れて
あんまり好きじゃなくて余ってたシャンプーを仕方なく使ったから
今日は一日中、いつもと違う、慣れないシャンプーの匂いが
此処にまとわりついていた。

スーパーで、ふ ....
   風に揺られていたね
   僕らはなにも選べずに
   別れの言葉を強いるのは夕風
   信じることも疑うことも
   選べずにいた
   僕らを置き去りにして
   地球 ....
さびしさを
感じなくなってしまった
自分って
本当に
さびしいと思った
きれいな土の中から水が溢れてくるように
わたしの魂からやさしいものが生まれる

銀紙のような太陽の果汁のしたたり落ちる6月
女達の詩集には
女の足しか描かれていない

わたしはそれを盗み ....
ペットショップに犬を買いに行った。
いま流行のチワワたちが、
掃除もロクにしていない狭い檻の中で
ギュウギュウ詰めにされてプルプル震えている、そんな店だ。
私が選んだのはドーベルマンの子犬だ。 ....
そら に わ 
ゆび で かいて

わたし の へや

すっかり ながれて
みえなくなる けど

ずっと かお あげて
そこへ きっと 

すわって 
そよいで
ながれて ....
忌憚のないご意見を
と促され
理解できない専門用語が多く
難しくてつまらない
と言ったら
白い顔をされるから
解らないのに解ったふりして
笑顔で拍手
握手したりして
忌憚なく激励 ....
センチだ
メートルだと
カタカナの単位が威張ってる
センチメンタルは流行らない
比較する基準が変わる
じゅうばいのじゅうばいのじゅうばい
目が回るほど遠いと思う
比較的長いと思う ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
いつも
あたしが
気持ちよくなりはじめる頃に
ママ
ってつぶやく


いいこ
 いいこ

いいこ
 いいこ

瞳の奥に
夏の空が晴れるころ
そこにようやく
あたし ....
春まだ浅い日
甘い香りに見上げれば
せつないまでに
まっすぐに
空に心を開く花

その気高い「しろ」の
哀しみに
誰も気づくことはない

永遠の想いを
美しい花びらの中に秘め
 ....
今朝は季節がもどり
寒い雨が降っていた
泡粒は無情に
傘の上を跳ねまわっている
白梅の枝にも川が流れる
空は雨の中をどこかへ行った
採っておきの小枝を
詩の女神に捧げ  ....
心地よい風が
あなたの頬を
やさしく撫でる

まぶしくなった光が
あなたのまわりに
陽だまりをつくる

一番やさしい季節の
あたたかさが
あなたにいっぱい届きますように

一番 ....
オレンジ色のワンピースを着て
散歩に行こう
目的はないけれど
一緒に行こう

あなたは

「心が血でいっぱいだ」

と書いていた

あなたの目に空が何色に写るのか
私の顔がどん ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたにはわからないこともあるんだよ- umineko自由詩11*05-3-30
かごの_つき- 砂木自由詩8*05-3-30
白い紙、赫い影- 嶋中すず自由詩4505-3-29
ほかのどの木でもなく- 佐々宝砂自由詩1*05-3-29
ことば- こむ自由詩305-3-29
春の花嫁- 本木はじ ...短歌705-3-29
疑わしい春- A道化自由詩505-3-29
とりあえず_題名の無い日々とそのウタ_(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩4*05-3-29
そんな_いちにち(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩6*05-3-29
きたないもののように- ベンジャ ...自由詩10*05-3-29
優しい仕事- AB(な ...自由詩505-3-28
屈葬のソネット- tonpekep自由詩8*05-3-28
夜の騎士- 岡部淳太 ...自由詩5*05-3-28
十月に(月と柘榴)- 待針夢子自由詩3*05-3-28
にんげんくだもの- 大覚アキ ...自由詩805-3-28
平和な街4- 桜 葉一自由詩205-3-28
いつも私は、些細な事ばかりに- かのこ未詩・独白105-3-27
青、そして青- 嘉野千尋自由詩14*05-3-27
MISS_ME- 043BLUE自由詩105-3-27
重力- tonpekep自由詩3*05-3-27
ドーベルマン- 大覚アキ ...自由詩205-3-27
うたい- 砂木自由詩10*05-3-27
ゾンビ風- あおば未詩・独白2*05-3-27
センチメンタル- あおば未詩・独白6*05-3-27
失踪- たもつ自由詩1505-3-26
母の登場- AB(な ...自由詩305-3-26
白木蓮- フォマル ...自由詩3*05-3-26
朝の祈り- あおば自由詩405-3-26
春だから- フォマル ...自由詩3*05-3-26
心が血でいっぱいだ- 初代ドリ ...自由詩7*05-3-26

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