おもしろいゲームがあってね

すごく楽しいんだ

だから 君がいなくても大丈夫さ



(君を待つのなんて へっちゃら)

(慣れてるさ)

(だから 寂しいなんて言わないさ) ....
(伸ばされていたのは僕らではなく、日の光だよ)

そう、
つぶやいていたのは誰の横顔だっただろう
同じ服装の顔と顔とが集まっていく、丸顔の時計の下は
いつも降り積もるばかりだった
きょうし ....
銀色の髪

明るい瞳は緑

ささやく指先は桃色

つま先はあるの?

ライラ

君はしかめっ面で花という花をみんな摘んでしまい
眩しい朝が広がるに任せる

深い深い森で
夜 ....
壊れたカーテンレール
パーツは
カラカラ 音たてて
たどたどしく告げる一日の幕切れ
何千日ぶんの火蓋が
このカーテンの開閉とともに
切られてきたんだっけ

あと
何万 ....
あなたの手の中で
私は小鳥
羽ばたきながら
小さく 鳴く

立方形の空間は
無限にも見えて
私たちは収束する


交錯する不安
あるいは 温度

さみしさを
うずめるための ....
北国生まれにとって 凍えない秋は不思議
河の彼方 海を思う日常に 溶け込めたような午後


真理
真夏に連れてった海のこと覚えてる?
君とならあのジャンボ機にも
漕いでって 飛んでって  ....
ケータイの震えをピッと指で止め、いつもの声にからだ温もる


「何してた?」「月を見ていた」五百キロ離れた二人を結ぶ光を


電話だと君の声が近すぎて星座をつなぐ孤独に気づく

 ....
ひざのうえで
てのひらのなかに
あたたかくまるまった
ちいさなねこが
しらないうちに
つくってくれた
やはりちいさな
とおりみちを
きょうはすなおに
とおりぬけて
もう ねむること ....
お茶にしましょうか 
旦那さま

さっき食べた
かけ蕎麦のネギが
口の中で庶民のままです

こおひいは
やはり沸かしたお湯でいただきましょう
電子レンジで作ったのは
苦くて不味いで ....
大きな街のお空には 
本当の空は無いと言うのに
太陽が高く射す昼休み
呼吸をふーーと吐き出して
皆が窓を開けた
深呼吸する時間 一斉に


大きな街のお空には
化学記号が飛んでい ....
優しい笑顔で

頬を赤くして

あなたが話しかけてくる



ふざけて 笑わせようとして

おもしろい顔してみたり



「笑顔が好きだから」

いつだったか あなたが ....
かまくらで
みかんが食べたいって
のんちゃんが言ったから

なん日もくもった空だった
なん日も雪がつづいていた

そう、だから、ふたりで
かまくらを作ろうって、ね
どうろわきによせた ....
無数の魚のウロコのカタチに
河の水面が風にざわめいている

そのすぐ脇では同じタイプの高層マンションを
数棟建設する工事の音が続いている

ここにはもうしばらくすると
4000人余りの人 ....
あなたと触れあったての温もりが
いま感じられない
冷たい指さき
いまもう感じられない
何をあずけて
誰が受けとったのか
ダイアリーにメモはない
風に ページが
ぱらり
青いインクで記 ....
ぐはぐははひとじゃなかった

でもはぐはぐしちゃった

だってあったかいもん

ぐはぐはは「ぐはっぐはっ」よろこんでた

ぐはぐはいうからぐはぐはなんだよ

それってわかりやすい
 ....
たかいたかい
橋げたに 腰掛けて
お星様たちと愛のゆくえ
論じてる
はるかかなた
「応答せよ」 いま叫べば
散り散りばらばら
愛が、撃破され

「私にはいいことなんて何 ....
忘れないことだけが
私にできること

なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど

なぜ
ヨーグルトが好きなのか、とか
なぜ
背伸びをするのだろう、とか

私には
あまり ....
まぼろしではなく
まぼろしでもある
ただみつめる
まなざしから
ひろがっていた
さざめきが

いまも
ふるわせる

よるの
ともしびの

ちいさな
へやで
哀しがったのは
空が青いのに
この鉄筋の谷間が静か過ぎて
洗濯物と
ベランダの布団がゆれているだけだから
吉原の遊女になんかなったつもりで
煙草をふかしていた

ほんとうに
どうしよ ....
数学が苦手だって言うのに
もう少女ではないから
計算違いは許されない


髪を伸ばすこと
それは可能性
ダイエットコークの味を好きになること
それは目論み


統計では
きみの ....
「パターンがわかってしまえば
 こんな攻撃当たらない!
 へでもない!
 どっからでもかかってこい!
 貴様の動きは読めている!」

「やばい!どうすれば勝てるんだ!
 考えろ!考えろ俺 ....
めがねをかけて てぶくろつけて
髪はさらさらで ちょこっとだけ染まってて

肌は白くて うなじはきれいで
マフラーがよく似合って 頬は赤く染まって

「 おかえり 」だなんて

そんな ....
親父の趣味は小さな鉢植え
鉢の順番を並べ替えては
玄人じみたため息をついて
またはさみを入れる

たどり着けない完成に向かって
まず渋茶をすするのも

たどり着けない完成に向か ....
 日経新聞日曜版、詩歌・教養欄の「詩歌のこだま」(結構、毎回楽しみにしています)で小池昌代による須永紀子著「中空前夜」についての書評が掲載されていました。う〜ん、何だか面白そうってことで、今回は丸善の .... 無くしちゃった青い傘
お気に入りだった青い傘
さがしに行くよ
雨に会えそな雲の下

風が頬にあたるのも
ポケットの中の手が
温まらないのも
気にしない
雨の降りそな雲の下

 み ....
言葉のひとつひとつに歓声があがり
思い思いに笑い転げ
級友たちの恋の話は
昼休みの教室で佳境をむかえていた

数年も経てば
誰もが通る道である
ということを知るのだろうが
その前に ....
行ったことのない所ばかりの
詳しい地図には飽きたから
パチンコ屋のチラシの裏に
勝手な地図を描く

縮尺や図法なんて知らない
知ってる場所を適当に
描き出してみるのだ

   小学校 ....
真夜中
雪の解ける音で
目が覚めた

窓を開けると
まだ小さな
『春』が
窓枠に腰掛けて
せっせと雪を食べていた


時々
喉に詰まらせて
せき込むので
背中をさすりな ....
もちろん 夢だとか
期待だとかいったものからは
さめないほうがいい

実は 何もかも見えていても
見えないふりで
熱中していたほうがいい

だから
それができるときは
そうしていた ....
じいさん
また戦争のはなし
チョコレート

ぼくは
イメージを喰らう
足のうら

火の雨が降る
ひゅうって
紅い空

熱くて
真っ黒な死体
水のない川

ぷかぷか流れる ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かけひき。- 空 春色自由詩4*06-1-24
ただいま、という名前の人に- 霜天自由詩606-1-24
ライラ/夜という名の蕾たち- ふるる自由詩10*06-1-24
「壊れたカーテンレール_」- 阿麻自由詩8*06-1-24
鳥の詩- umineko自由詩4*06-1-24
真理のゆめ- たちばな ...自由詩306-1-24
星座をつなぐ- まほし短歌6*06-1-24
通り道- こむ自由詩4*06-1-24
等価な夢- 蒼木りん未詩・独白106-1-24
懐かしの詩- 千月 話 ...自由詩15*06-1-23
二人の時間- 空 春色自由詩2*06-1-23
思い出『かまくら』- LEO自由詩9*06-1-23
クシャ- 松本 涼自由詩1*06-1-23
ダイアリー- 便乗鴎自由詩1*06-1-23
ぐはぐはをはぐはぐ- ふるる自由詩14*06-1-23
橋げた- 阿麻自由詩4*06-1-23
忘れないことだけが- umineko未詩・独白5*06-1-23
まなざし- こむ自由詩1*06-1-23
女郎- 蒼木りん未詩・独白406-1-22
アルゴリズム_オンナの端くれ- 銀猫自由詩20*06-1-22
アルゴリズム_戦闘- イズミナ ...自由詩5*06-1-22
アルゴリズム_首っ丈- 仲本いす ...自由詩5*06-1-22
アルゴリズム_盆栽- たりぽん ...自由詩9*06-1-22
リーマンはどこで詩集を読むべきか?- 恋月 ぴ ...散文(批評 ...12+*06-1-22
傘をさがして- LEO自由詩9*06-1-22
少女飛行機- たもつ自由詩21*06-1-22
地図に有限は生まれ- たりぽん ...自由詩506-1-22
冬の味覚- 蒸発王自由詩506-1-22
これから- こむ未詩・独白2*06-1-21
隅田川- 馬場 こ ...自由詩406-1-21

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