ぴりか ぴりか いつかの空の あなたは知らない
敷き詰められて 赤い木の実
啄んだ日に 消えた

ぴりか ぴりか 最果ての木の実は 甘い ほろほろ
ほろほろ漂って染まる
茜の水面に 消えた ....
噛みしめた砂に零れしひとすじの涙は見ないことにするから

震えてる広い背中が小刻みに お休みしよう強いあなたを

肩を抱くことさえできず君の部屋そっと出て行く帰路は土砂降り


雨音がか ....
シリンダーから彗星がほとばしり
縄跳びの軽便鉄道は
宵の明星を目指すんだ

薄暗い星雲を踏みながら
ほら日本海、漁の送り火が
暗闇に星空をまねる

おなじ目的地の
 ....
瞬いては

{引用=きらり}

音もなく


  *


走って逃げた

現実の 届かない距離まで

息を切らして

顔をあげたら

きみの目と

そこに映った ....
この星この時に生まれた
このからだが私
煙と骨になる日まで
私を運んでね

今日も歩けました
蝶を見ました
自転車に乗れました
ヒヤッとしました
お食事できました
しあわせです ....
真夏の日差しの照りつける
石畳のオランダ坂を下っていると
左手の幼稚園の中には
元気に足踏みしながら歌う
水色の服を着た子供達

入り口には
ひとりはぐれて泣いている男の子
笑みを浮か ....
空が灰色クレヨンの日
風邪をひいた詩人はゆめゆめ思った


詩人たるもの
移ろう季節を誰より早く
探して言葉にしなくちゃいけない


詩人たるもの
少しはむつかしい漢字くらい
す ....
=今日の電話で友達から聞き出した話=
ラジオで「世界最大のカボチャ。重さはどれくらい?」という問題があった。
選択肢は3択。

? one konishiki  ? two konishiki ....
「短くなったから」

       と、

捨てられて

もみ消された

タバコの火が

まだ、 消えてない。


明滅を繰り返し

やがて


{引用=ふわりと} ....
毎日同じ風景 見飽きないのはなぜ
春風が窓から吹き込んで 
私の髪をみだす

車の流れる音

聴こえる人の声

もぅ冬が終わっているんだ
新しい月日のページをめくる
優しい風

 ....
放置自転車を片づける人
放置する人を叱る人
放置自転車に跨る人

自転車が無いから歩く人
放置自転車にぶつかって
自転車のように倒れて
起きあがれない人を
何台もの車が
エンジンのつ ....
僕がじいっと空を見ると
空はもっとじいっと僕を見る


まるで僕は透けてしまうようで
慌てて空から目を逸らす


焦がれにも似た静かな揺らぎが
遠くからやって来て
 ....
その葉の一枚の中に
暖かさが流れていて


触れて私は
その流れの中に浮かぶ




けれどいつしかその葉は
私の中にあり


暖かい場所を探しながら
 ....
言葉が躓いた先
視界の端で海が揺れる
掬ってみれば穏やかに澄み
浸してみれば鮮やかに碧く


一人一人違う泳ぎ方で
同じ海を泳いでいるのか

僕たちは淡い
孤独と出逢ってしまったか ....
目をさますと
雪のように朝が降っていて

やさしい手順で
呼吸をおくる
あなたは

まだ
夢の体温で



きのう

よそゆきの服がでてくる詩を
読みました

愛とよ ....
あなたが歩きながら右手を後ろにのばすと

それは手をつなぐ合図。

それがうれしくて、時々わざと

一歩後ろを歩いてたの。
幼い頃のひとり遊びの記憶は
影となって私に纏わり
誰かを愛そうとするたびに
耳元で呪文を投げかける

楓の色づく様を
薄の頭をゆらす様を
人と分かち合うやすらぎを ....
憧れが
ささやかな私を満たす時
ひとつの幸せを見る

あなたは
時間とともに
美しくなってゆく

朗らかに広がる樹木から
眩しくはない光が差すように
あなたがいる場所には
精霊が ....
苦しい仕事が終わると
何もなかったように
喫煙室

戦友でもあり
敵でもある


要は
上手くいけば
上手くいく

アルコールが蒸発するとき
一緒にすべて
消してくれれば ....
「トウモロコシ」と言えない子供が
とうもろこしを殺してしまった
大人は嬉しそうに笑っている
子供には子供の悩みがあるのだ

 今日ついに10本も殺してしまった。。。



「キウィ」 ....
はじけてしまいました
裂けてしまったんです


中身は半透明で
つぶつぶが少し混じっていましたが
甘い汁と一緒に
流れ出してしまいました


裂けた皮だけが
残ってしまいまし ....
人影も まばらな 駅の ホーム

君との 思い出を耳に

ひざをかかえ しゃがみこむ

帽子を 深く かぶり直し

すべてが 始まる この場所で

さぁ 立ち上がろう

明日 ....
掌からうたが溢れ
あおいそらに吸い込まれていく
天上人の哀しみの衣を揺すり
流れ星がひとつ零れて散った

足下からうたが生まれ
あおい海原に 滲んで消えた
深海魚の喜びのざわめき ....
頭上に
たった今、生まれた雲は
どうやって消えてゆくのだろう


どこを通り

どこにたどり着くのだろう


10月の
晴れた日に生まれたきみは
どうやって生きてゆくのだろう
 ....
なんだかとっても寒いので
財布の中をのぞいたら
やっぱり寒い

ころりと100円玉
音をたてることもなく居て

街角の自動販売機
120円という表示が淋しい

一昔前なら缶コーヒー ....
あまり過保護になっては
ひとり立ちできないなどと
父母が 孫の話をする

だんだん 友人との付き合いが
目の届かないところまでいき
不安そうだが
あまり しばりつけても
本人のためにな ....
 詩を書いて評価されないとなんだかむなしい気分になる。自信作は大抵評価されない。投稿してすぐにポイントが入っているととてもいい気分になる。逆に0ポイントままだと気落ちしてしまう。僕の実力はたいした .... いつのまにか
あなたがいなくなることが
いつのまにか
怖くなっていて
それは
幾日もの
あなたと私の
笑顔の証

とても不思議なことに
朝はいつも訪れる
目が覚めると
朝は ....
傾くピアノの黄昏の
透明なオレンジの
一滴が
空に
しみてゆく



そうして
トタン屋根の宇宙では
魚たちが
泳ぎはじめるのだ





どうか
明日も小鳥たちが ....
低いオクターブで
朝を告げながら
高いところを
水が流れている
知らないあいだに またひとつ
季節をまたいでしまった


雲と空に距離が生じてゆく
そのすきまを
縫いながら、通過す ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
えとぴりか- ひより未詩・独白5*05-10-10
涙路- 一代 歩短歌3*05-10-10
銀河_鉄道- たりぽん ...未詩・独白6*05-10-10
きらり- 一代 歩自由詩2*05-10-9
星の時計- 未詩・独白17*05-10-9
魔法の文字_ー長崎にてー_- 服部 剛自由詩10*05-10-9
詩人は傘を忘れる- 銀猫自由詩16*05-10-9
新しい重さの単位- アザラシ ...散文(批評 ...6*05-10-9
- 一代 歩自由詩3*05-10-9
風の思い出- saya自由詩1*05-10-8
放置自転車- あおば未詩・独白3*05-10-8
ゆらぎ- 松本 涼自由詩3*05-10-8
- 松本 涼自由詩5*05-10-8
躓いた先で揺れる- 士狼(銀)自由詩7*05-10-8
式日- 簑田伶子自由詩13*05-10-8
一歩- spice自由詩405-10-8
風葬- 落合朱美自由詩42*05-10-8
憧れ- 未詩・独白9*05-10-8
苦しい仕事- 蒼木りん未詩・独白4*05-10-7
子供の時間- 千月 話 ...自由詩9*05-10-7
忘れな葡萄- たりぽん ...自由詩12*05-10-7
スタート- 空 春色自由詩1*05-10-7
*うた*- かおる自由詩11*05-10-7
Birthday- 一代 歩自由詩4*05-10-7
100円玉の温もり- ベンジャ ...自由詩15*05-10-7
ああ- 砂木自由詩12*05-10-7
パソコン中毒- 炭本 樹 ...散文(批評 ...1405-10-7
しあわせ- いとう未詩・独白16*05-10-7
あしたへ- 青色銀河 ...未詩・独白605-10-7
流れてく、頭上の、- 望月 ゆ ...自由詩22+05-10-6

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