すべてのおすすめ
暑い

日常を紡ぐ事が
半ば義務となり
私をジワリと浸食していく

拒み放り出したくなる気持ちや
上手くやりこなしたいというプライド

足場がぬかるみ
息が詰まった
 ....
水面に映る美しさに
手を差し伸べては揺れ壊す

水面に映える輝きに
小石を投げ入れては揺れ壊す

触れてみたいと
つく溜息に
水面はさざめき
揺れ乱れる

感じてみたいと
流す ....
つつき割る事を
あきらめたのか
雛は
まるく
まるく
丸まっている

身体は否応無しに育ち
卵の殻は変わらない
身体に合わせて
大きくは
なってくれない

その身の大きさに気 ....
雫が
紙に落ちる
そこだけ
ワントーン暗い

絵の具を乗せると
じんわり
滲んで
やんわり
色付く

涙が
零れて
心が暗くなったら

あなた
私に
優しい色を
滲 ....
私は

横顔しか
見ていないよう

それは
あなたも同じだろうけど

横顔だけを
見せていたい時と

横顔だけで
すべて
見通される時と

何にしろ

両手は ....
たぐり合う気配
絡む視線
ゆっくりと

開きながら
後ろ手に
閉じる世界

もっと
もっと
深く
漂うまで
クタクタと

薄皮は剥がされ
半個体で眠る
君の腕の中

 ....
体がね 

変化し始める時だから

       
     心が落ち着かないのよ





心がね

  変化し始めてるから


     体が落ち着かないの ....
夜空に輝く月の光は

太陽に満たされた光だ

光とは

此処から離れた場所で

此処とは違う時空で

知らず与えられるのかもしれない

溢れてしまうまで

誰にも・・・自分 ....
踏ん張る事や力を入れるタイミング
そんな事ばかりに気を取られ
ゆだねる事を忘れた君へ

身を任せて少し自分の居場所をずらす
一生懸命前ばかり見るのでなく
ほんのちょっぴりそう 
僕の肩に ....
スライスしたレモン
つんと鼻をくすぐる香り

トロトロと蜂蜜を垂らす
黄金の帯が黄色いレモンの上に重なる

重なる
トロトロと・・・

一晩過ごせば
溶け合い
甘酸っぱい自身の液 ....
言葉が心を離れて
自分から遠ざかっていくようだから
文章は苦手だと
そんな事をいう人や

正しく使わないといけないのなら
もう 何も話せやしない
そんな風に投げやる人や

言葉重ねて ....
その曲線

大きい人 小さい人
規則正しい人 不規則な人
よく見える人 見せる人

重ねるのが上手な人
重ねるのが苦手な人
重ならなくて困ってる人
重ねる事に怯える人

人の曲線 ....
ウソを付くコツは
ホントを少し織り交ぜる事

ホントの気持ちは鏡の中にある

遠くから
くっきりと見えてたはずなのに
近づくと
吐息や体温で鏡が曇って見えなくなっていく

だから  ....
人との距離は
危うく計りにくい

器用が良いわけでなく
不器用が良心的でもない
礼をつくすばかりでは面白みもなく
愛を語るばかりでは生ぬるいだけだ

道に迷って
迷って迷って
辿り ....
祖母から母へ
母から私へ
結婚前に伝えられた言葉

「女として幸せになりなさいね。
    (私には得られなかったから)」

母はそれはどんなものかを考え
母なりに何だったかを見つけ
 ....
失う事が怖いのではなく
失う故が解らぬのが怖い

流れがときと別れても
滞らなければまた続いていく

自分の場をしっかり保てば
何かを見つける事も
何かに見つけられる事も
容易くなる ....
右頬を乗せ
鼓動を呼び起こしてみる
左のこめかみを辿る指先が
優しく髪を絡めながら
微笑みと共に止まる
重ねた月日の長さ分だけ
白いものが増えた
それでも変わらず
伝わる鼓動も
辿ら ....
やじろべぇ 
ユラユラ  
こころ揺れて
右へ左へ 

やじろべぇ
ユラユラ 
こころ揺れて
光へ闇へ
 
大丈夫
手は出さずとも 
揺れながら 
バランスは取られている
 ....
伸びた髪が視界を遮る
一瞬 目を閉じ
吹き抜ける風

潮の香りを探す
どぉんと岩に打ち寄せる波
白い泡が風に混じり
こちらへ届く前に消える

今日の空は青い
波が作る白い泡のように ....
両刃の上では
留まれない
赤い靴は血の色で
ガラスの靴は涙色

愛している
愛していない

両刃の上では
留まれない
赤い靴は血の色で
ガラスの靴は涙色

愛している
愛し ....
高見を目指す為に
飛ぶ為に
沈み込む事もあるだろう

墜ちる事を目的とは決してせず
重力に翻弄されるようなものでなく
沈むなら
堕ちるくらいなら
闇を突き破る勢いで跳べ

心底闇 ....
憂いの水と燃ゆる火を掻き回し
ドレスのような水蒸気を立ちあげる
もくもく もくもく

デジタルの森の中
白い森をスクリーンに
見たいものを描く

ヨットハーバー
パスタ
グラスの中 ....
貴方は確かめるように
探るように
ゆっくりと私をなぞる

私はささくれた棘が
貴方を傷つけないかと
息を潜め身構える

何かあったの?と
問うような瞳で見つめる貴方は
髪に触れ ....
子を産む。
母を知る。
己を知る。
過去にさかのぼり
見えなかったものを見る
聞こえなかったものを聴く
忘れたものを思い出し
そして子の未来を願う
繰り返される
営みのなか
過去と ....
取り込まれ包まれるというのは
人生の全てではない
密閉された生ぬるい海の底では
尾ビレは腐って泳げはしないだろう

腹の内で何を思っているかを
馬鹿正直に打ち明ける必要はない
 ....
千波 一也さんのノクターンさんおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏休み- ノクター ...自由詩5*06-8-11
- ノクター ...自由詩3*06-1-18
- ノクター ...自由詩5*05-11-26
染みいる- ノクター ...自由詩3*05-10-13
関わり- ノクター ...自由詩2*05-9-29
海の見える部屋で- ノクター ...自由詩3*05-9-28
奥義- ノクター ...自由詩2*05-8-29
無償- ノクター ...自由詩3*05-8-17
踏ん張るだけが能ではない- ノクター ...散文(批評 ...2*05-8-11
蜂蜜檸檬- ノクター ...自由詩2*05-8-11
旋律- ノクター ...未詩・独白5*05-8-5
心の琴線- ノクター ...自由詩2*05-8-5
嘘の中の真- ノクター ...自由詩4*05-8-2
顔を上げて- ノクター ...自由詩8*05-7-30
伝えられし願い- ノクター ...未詩・独白2*05-7-29
光と影- ノクター ...自由詩3*05-7-28
鼓動- ノクター ...自由詩5*05-7-26
危なげでも- ノクター ...自由詩3*05-7-26
- ノクター ...自由詩7*05-7-21
両刃- ノクター ...自由詩3*05-7-20
飛翔- ノクター ...自由詩6*05-7-17
白い森- ノクター ...自由詩3*05-7-16
君ゆえの音- ノクター ...自由詩3*05-7-12
結び目- ノクター ...自由詩2*05-7-11
シンカイ- ノクター ...自由詩1*05-6-8

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する