{引用=
便箋に 書かれた文字は過ぎた日の
少しだけ
背伸びしてみたかった あのころ

届け忘れて 引き出しの隅っこ
まだ
ドキドキッって している

季節が巡るように 通り過ぎ ....
29歳の僕と53歳の N さんが
向き合うテーブルの上に離れて置かれた
2つのコップ

減り具合もそれぞれに
薄い道の途中で{ルビ佇=たたず}むように
遠い未来の方から
おぼろにやって来 ....
{引用=思い浮かべるは深い森
私の湖がある
花びらが舞う
夜露に湿る

声に響きになって
私はほどけてゆく}



  オモイ ハ コエノ ヒビキ ト ナッテ 
  ホシ ....
モナリザという名の
かびくさいモーテルに
ぼくらは泊まった
車のなかで半分とけかけた
チョコレイトのように
きみがどうでもいいというきもちになるまで
ぼくは長い季節をいくつもやりすごした
 ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか

桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか

発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか

鍛えられていく鉄塊の ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
別にそんなに私の名前が変わってるとか、あんまり思わないんですけどね、
いたって普通だと思うんですけどね。
だからそんなに興味ないと思うんですけどね…ぶつぶつ…
でも一応お答えしようかなと…ブツブ ....
  以前、他のところへ投稿した作品を今朝現代詩フォーラムに投稿した後、考え直して1時間後に削除しました。たまにやるんです。投稿しようか迷った末に投稿した挙げ句、やはり削除する事を。

  その作品 ....
うちのちかくのかわには

かっぱがすんでいます。


かっぱはきゅうりがすきなので

ぼくはうちのはたけから

まいにちにさんぼん、かっぱにきゅうりをとどけました。

かっぱはか ....
呪文のような傘さして
尖りねずみの胸借りて
赤銅色のポロネーズ
ピアノに乗って踊ります
古いカバンに銀の夢

二口女に見つめられ
魅惑のピアノに
聞き惚れる
私は

横顔しか
見ていないよう

それは
あなたも同じだろうけど

横顔だけを
見せていたい時と

横顔だけで
すべて
見通される時と

何にしろ

両手は ....
25m プール
縁を摑むために泳ぐ

なんて哀しい
泳ぐことは義務でないのに
楽しくて 素敵なことなのに

早く淵にたどり着いて
楽になりたいだけの
泳ぎなんて

 ....
 この目で見てきたもの
 この胸でかんじてきたもの

 そして、僕なりに答えをだしてきたもの
 それは、誰にも犯されないものだ

 間違いはあるだろう
 誤解もあるだろう

 生きる ....
シロナガスクジラの一家が
泳ぎ回れる程
頭の中は巨大だった

目の前は
人いきれで
ぎゅうぎゅうの
すし詰め状態

心が
あっぷあっぷで
溺れる前に

お風呂を
すみれ色で ....
たぐり合う気配
絡む視線
ゆっくりと

開きながら
後ろ手に
閉じる世界

もっと
もっと
深く
漂うまで
クタクタと

薄皮は剥がされ
半個体で眠る
君の腕の中

 ....
君はゆっくりと翼をひろげる

まだ怖がってる様子の君に

僕はそっと囁く

「君なら飛べるよ」

君はどんどん落ちていき

とうとう地面にぶつかった

傷だらけの君は静かに振り ....
百万回の「愛してる」よりも
俺の名前を少しだけでも呼んで欲しかった
その昔、選ばれし月の巫女は
清らかな瞳で 戦の勝利を祈った

勇敢なる自国の兵士の勝利を―
その身を捧げし皇帝の御世の永続を―
そして。

そっと伏せた瞳が、再び蒼天の月を映す ....
知らされないなら
知らずにいたいのに

ちくりと さわる
さらさら あけて

とじこもった息が
風になって ぬけていくけど

逆らって
しゃがんで

丸くなった
影 の中
 ....
触れ合うためにあるものを
手、と呼ぶのなら
私はいらない
私には
ない

たそがれは穏やかに
その時を待つ
眠れない暗闇と静寂は
心を熟すのではなく
怯えさせるのでもなく
た ....
何か空腹を満たすものはないかと
見上げた空は午後だ
トンビがビルの屋上で踊る


薄色の羽根が舞い散る
猛禽が食らっているのは鳩


同族の羽根の降る中
広場ではポッポーとのんきに ....
中学生のころ
わたしはメガネっ子でした
似合うメガネっ子ならよかったけれど
かなしいことに似合わないメガネっ子
かなしいメガネっ子

コンタクトレンズが
こわくてでもほんとに視力がわるく ....
夏の終わりをみんな
惜しんでるようだけど


おいらたちに
まかしときな


スッパイ夏つめこんで
あなたのコタツに届けます!


(2005深秋、解禁予定)
ざる蕎麦を 茹でてみたらば タラバガニ

ミシン箱 中を覗けば タラバガニ

スイカ割り 割った中身も タラバガニ

柿食えば 喰った先から タラバガニ

たらばがに 蟹と言うより ヤ ....
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
倒れて佇む静かな兵士
鼓動も呼吸も途切れたままで
過酷な大地の腐敗は進む

スレンダーボディが自慢だった若い兵士は
その面影を微塵も残さなかった
生きていた証さえ残せなかった
彼と一緒に ....
お母さん
もしもあなたがいなければ
私はいまココにいない

お父さん
もしもあなたが違う人を選んでいたら
私はいまココにいない

いてくれてありがとう

結ばれてくれてありがとう
 ....
兄、あるいは姉と呼ぶべき
生まれなかった命にむけて

もしかしたらこの時代は
貴方たちの手で変えられたかもしれないと
そんな期待を寄せるわたしは
我が侭だとわかっています

 ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一枚の- ひより未詩・独白2*05-9-30
2つのコップ- 服部 剛自由詩9*05-9-30
ハミング- 未詩・独白6*05-9-29
ホテル・モナリザ- ZUZU自由詩305-9-29
片糸でんわ- たりぽん ...自由詩11*05-9-29
ポチが- 大覚アキ ...自由詩2505-9-29
人生に影響を与えないような些細な疑問〜何故アザラシと戦うのか ...- アザラシ ...散文(批評 ...22*05-9-29
詩の置き場所について- 恋月 ぴ ...散文(批評 ...16*05-9-29
かっぱ- ブルース ...自由詩5*05-9-29
誘惑- あおば未詩・独白2*05-9-29
関わり- ノクター ...自由詩2*05-9-29
哀しい水泳- 蒼木りん未詩・独白7*05-9-28
裁き- 炭本 樹 ...自由詩2*05-9-28
*くじら*- かおる自由詩10*05-9-28
海の見える部屋で- ノクター ...自由詩3*05-9-28
嘘つき達- 自由詩5*05-9-28
例えば- 虹村 凌自由詩3*05-9-28
月の神殿- 緑水自由詩305-9-28
- 砂木自由詩7*05-9-28
魂のたそがれ- いとう未詩・独白16*05-9-28
鳩降る広場で- たりぽん ...未詩・独白5*05-9-27
めんこい。- 未詩・独白13*05-9-27
夏充填120%- たりぽん ...携帯写真+ ...12*05-9-27
多羅場我二さん- アザラシ ...川柳6*05-9-27
遠いきおく- しらいし ...自由詩22*05-9-27
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ボイルドエッグ- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-9-27
僕はガリポリを知らなかった- 士狼(銀)自由詩6*05-9-27
HAPPY__BIRTHDAY- 成実自由詩305-9-26
生まれなかった命にむけて- ベンジャ ...自由詩20+*05-9-26

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