街頭の明かりを
ひとつ
ひとつと
吹き消していく
真っ暗な夜道を一人
影に気づかれないように、そっと
内緒
そっと
秘密
蝋燭を消すときの
泣きたくなるような
久しぶりに母の胸に ....
人に合わせる事、実は得意です。

人の前ではニコニコしています。

親の前でも良い子にしています。

でも、一人になればタバコを吸っています。

でも、一人になれば酒を飲んでいます。
 ....
犬と合コンをした
わたしはちょうど
冷蔵庫の犬を食べ尽くしたところだった
新鮮な犬はいい
最初はお刺身にして
次はドリアにして
それからシチューにして
しばらくは楽しめる

右側から ....
すいきょすいきょで、
諸手で推挙。
すいきょう極まり、そんきょです。

そんきょそんきょで、
素っ頓狂。
頓狂、敦煌、引田天功。

てんこうてけてけ、
どんじゃらぽん。
 ....
つられた 無類の栞
かけられた 風の綱

そこから はなれなさい
かさばって 誰も
助けにはこないの

逃げる足音
深く さとす
色あせた カーテン

抜き打ちの 眩暈
 ....
風上に立つ冬が
耳に届くすべての海を
耳鳴りに
します


遠く
遠くに
此処には無い海が
あるとして
それは遠くの
ずっと遠くに
此処には無い海が
あるとしても ....
今は、反省している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、反芻している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、算数している。

むしゃくしゃしてやった。
今は、昏睡している。

むし ....
太郎さんの雪 ひとひら
次郎さんの雪 ひとひら
あやちゃんの雪も
ワタナベさんの雪も
みんな みんな ひとひらずつ

なんにも言わずに ひらひら
なんにも言わずに まいおりて
みんな  ....
じぶん かってな ゆめをみて
あけっぱなしに していた ひきだしは
かたかた とじることも あけきることも できない

ときおり ほかの ひきだしを
あけっぱなしに してみるけど
あた ....
いつか私が死んだら
その時くらいは
思い出してくれても
いいんじゃないかって

そのくらいのこと

望んでも
いいんじゃないかって

もう
私から
伝えるすべはないけれど
 ....
昭和元年が
自宅の階段から
滑り落ちて
踊り場の手すりに激突
品よくあつらえられた手すりを粉砕した。

七人兄妹の末っ子である昭和元年は
戦時中もすくすくと
ちりめんじゃこを食べ続けて ....
 
 冬には空が降下する
 みんな誰も見てないし
 奪えるものがあるなら
 私から奪って構わない


(雪霧の向こうに浮かぶ
 あれは管制塔の光源だ
 低い轟音を響かせて
 離陸す ....
陥没する時間に
たばこを
吸った

天井は穴だらけで
二階から漏れる
ロバの涙が
目や頬や首のあたりに
ぽつぽつあたる

しけった
たばこにはもう
火がつかない

二階に文 ....
   エトピリカを待つ
   絶滅寸前の
   マボロシの鳥
   600mmレンズを据えて
   何時間でも
   ポイントを決めて
   弟とぼくと
   二人のカメラマンが
   ....
深夜の駅のホームを飛び降りて
線路の上に独り立ち
北風に吹かれながら
オリオン座の方角へと吸い込まれるように
敷かれた線路の向こうに待つ明日を
全ての葛藤を貫ぬいて光る眼差しで{ルビ睨=にら ....
 女はわたしといっしょに海の中に入りたいと言った。女には尾びれがあり、わたしには足があった。わたしたちはあのとき、海に入っていった。女が先に進み、わたしは後ろからついていく。波が胸元まで来たところで、 .... こんなに正直に書くのは、抵抗がある。
もう誰に嘘を付いても、罪悪感を感じなくなっていたからね。

こんなに感情的に書くのは、抵抗がある。
もうずいぶん長い間、感情を殺すのになれてし ....
頭の悪い子がいます
頭の悪い子は
トイレにいます
床の間にもいます
押し入れにもいます
でも
頭が悪いので
とりあえずそこで生きることしかできません
頭の悪い子がいます
頭の悪い子に ....
建築現場の鉄骨が
空の重さに耐えている

昼下がり
子供たちがホースで虹をつくる
二階のベランダから身を乗り出す猫
視線の先には
鳥が羽を休めている

鉄骨が発する低い唸り声が
体 ....
  

    サイコロを振った
    吉とでた
    月と河童
    昭和に青春を送り
    平成でこけた
    死が怖くなった
    たとえ河原乞食になろうとも
   ....
「これを採るにはこうするんや」

口を大きく空に開けて
走り回っている
おとうと

おおきすぎるそれがちょっとこわい
私に
「これ、わたがしの味がするでぇ」

たくさんの
 ....
買ってくださいとうつむき加減に
冷えた指先は白い花を思わせた
不幸を売り物にできる時代じゃない
他をあたれよと背を向けたとき
飛ばされた風に散らばる花片
見開かれたままの瞳は残像をとらえ
 ....
神社の境内にほの赤い灯りがともる
はしゃいだ子供の声が響き
笑みを交わす老人
往来にまで届く賑やかな空気に
鳥居の中を覗く
カラメルや綿菓子の夜店がでて
ご祈祷の声が響いている
節分を思 ....
音もなく
光もない部屋の中では
煙草の火だけが時を刻むの

時折
あかい閃光は
あなたの一部を映し
くぐもったかおりがするの

手探りは
あなたを捉えることができるけど
目線は
 ....
気がつけば
とても遠くまで来てしまっていて
見たこともない風景に囲まれて
わたしが
呆然と立ち尽くしているのを
わたしは
見つけた

怖くなって眼を閉じたら
見たこともない風景は
 ....
うんこの話が。俺はうんこの話をしようか迷っていた。
しかし、俺はする事にした。ウンコ。
ウンコはウンコでしかない。クソったれられたモノでしかない。
しかし、色々あるんだ。俺は色々考えてるんだよ。 ....
豪雪地四人一家小旅行

運転中突然吹雪急停車

道迷親父冗談皆沈黙

宿発見客皆双子薄笑

何故夜中兄弟強引宿探検

覗穴人間細胞分裂中

捕獲済兄弟隙見脱走劇

大騒動一 ....
愛しい君の投げた矢が、僕のケツにHit!

悶絶する僕に
君の第一声は

「あなたをねらったわけではありません!」

(って、そのセリフが痛い)

「ごめんなさいね・・・」

( ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
魔法使い- 暗闇れも ...自由詩3*05-2-8
役者- flame自由詩2*05-2-8
黒犬のドリア- チアーヌ自由詩405-2-8
「_酔狂詩。_」- PULL.自由詩1*05-2-8
あつい_とき- 砂木自由詩5*05-2-8
滅びる海- A道化自由詩905-2-8
むしゃくしゃしてやった- 虹村 凌未詩・独白6*05-2-7
- こむ自由詩1*05-2-7
ひきだし- 玉兎自由詩405-2-7
いつか私が死んだら- umineko自由詩205-2-6
驚異の骨密度- 草野大悟自由詩4*05-2-6
揮発_(2005.1.16)- 和泉 輪自由詩1705-2-6
ロバンティック・ブルー- 太郎冠者自由詩3*05-2-5
エトピリカは歌に歌われていた- 天野茂典未詩・独白405-2-5
迷える若人へ_♯2- 服部 剛自由詩8*05-2-5
霧(ミスト)_(連作7)- 光冨郁也自由詩9*05-2-5
「_君に、_」- PULL.自由詩4*05-2-5
頭の悪い子がいます- かなりや自由詩2*05-2-4
完成しない今- ベンジャ ...自由詩11*05-2-4
金網の外へ- 天野茂典未詩・独白305-2-4
わたがしが降る日に- 月山一天自由詩12*05-2-4
雪花- 一筆自由詩13*05-2-4
節文祭- 梼瀬チカ自由詩205-2-4
閃光- LEO自由詩4*05-2-3
わたしの匂い- 大覚アキ ...自由詩10*05-2-3
どうしてもしたかったんだ巻き- 虹村 凌散文(批評 ...6*05-2-3
恐怖旅行- ふるる未詩・独白3*05-2-3
ダーツ- ベンジャ ...自由詩5*05-2-3
やわらかく夜は- 望月 ゆ ...自由詩23*05-2-3
背狭- 未詩・独白705-2-2

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