リンと
鈴の音鳴るやうな
シャンと
玻璃の砕けるやうな
ピンと
水の凍るやうな

切なく淡き
音に誘はれ
我が魂は迷ひ出で
我が魄は舞ひ出づる

    リン
    シャン ....
 手が届きそうな低い空を
 逆光に輝く雲が流れる
 私は何か恐ろしかった
 歩く犬の眼が不吉だった


 堤防の道を愛想笑いで
 私は歩いていたと思う
 濁った ....
ふうわり 心地よい うたは
ふと めをつむり 眠くなり

つらぬくような つらい詩は
ぼろぼろ 泣けて 目が霞む

胸のあたり に くすくすと
笑える詩 には 逆らえない

 ....
きみ の 入った
ゆで 玉 コ゛

殻 と うすいもの
取って

確かめてもいいかい
黄色 の 熟成に

ツイ テ
君に会える日まで
後何日?
時間は動いてる?
世界は止まってしまったの?


君といると
楽しくて
幸せで
時間があっという間に過ぎていく



アインシュタインが言いた ....
君のおっきい手、好き

好きだった

好きだった君の
好きだったものたちは
またきっと
誰かが好きになる

でも、たぶん
私の好きが一番おっきかった


君のしらないこと ....
ぼくはかみなりを聞いてゐる

かみなりは遠くなつたり近くなつたりしてゐる

外は雨のやうではないのだが

ぼくはかみなりを聞いてゐるのだ

いつも




 ....
踏み にじられた
柔らかい 道の草

白線 から 下がらず 
垂れた こうべ 晒す

助けて 下さい と
死にたくありません と

誰も 聞きたくないのだ
誰も 幸せに ....
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
あのね もう 
いけないと おもったの

だって どろだらけで
おひざ も いたいの

こんな きたなくなったら
あそんでくれないと おもったの

でもね どうしたのって
 ....
雲 のチビ は
ちらり すまして

ふんわり おなか
に まるまって

かくれんぼ なの
だれにも 言わないで

抱きしめたら

ここ へ そら
からみつくんです、アタシに。
ねちゃねちゃぐちょぐちょべとべと

毎日毎日心も体も
何処にいても何をしてても

目覚めても目覚めても。


からみつくんです、アタシに。
ねちゃ ....
ふせじ の なかの
ながい ゆめ

とんとん どうにか
すすけてく

ならくのそら は
しらせぬ いろで

ここやら どこやら
さき ゆれる

わたらせ まい よ
と ....
冷蔵庫には蟹がある
九本足の蟹がある




あたしは今夜見ないふり
首の赤味を押さえます




もしか
あなたが欲しいのが
甲羅の色のランプなら
あたしは ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
誰にも知られないように
誰も知らないところで
誰も知らないキスをする
僕たちのその
あいまいな
くちびる。
「明日、注文していたものが届くの」と
 少女が嬉しそうに笑って言う

 何を? 私は訊く

 すると

 少女は真顔で黙り込む
朝、とても慌てていて
とにかく、慌てていて
うっかり捨てそびれていた
穴のあいたパンツをはいてきてしまった。

気がついた時には
私の体は宙に舞っていて
遠くで
誰かの叫ぶ声がして ....
結婚式で 打ち上げた祝砲

幸せを祈り
永遠を誓い

襲撃と 思った米の飛行機

爆撃そして
みなごろし

ニュース番組の中 
子供も女の人も男の人も

棺に しがみ ....
とじかけた そら
あなた は いく

どこか へ ながれ て
だれ も いなく なり

どこ も
いつ も

さかせ て いつか

あなた は
ゆく
つぶやくように
こみあげて
ながれて は
いかない

さからいなさい と
て をにぎりしめる

つけっぱなし の
けいこうとう 

うすい かげり

たたまれ ....
ほそい みどり の
うすい あし

こそり すみ に
より あって

どなた でしょうか

で きっと ね
つと つと そうっ と
すき に いく

だけど かた  ....
「何故日本には詩を楽しむ人が少ないの?」と疑問に思い、思うまま書いてみました。

この世には、文字を媒体として、私達を楽しませてくれるものがたくさんあります。
歌詞のある歌やマンガやゲーム。小説 ....
今の日本において「詩人」は既に職業として成立しないと言っても過言ではない。職業として成立しないとは言い換えれば需要がないということだ。

私はかつて詩人が果たしていた役割を(エモーションの供給)今 ....
詩を書く時に気をつけようと思うことを、書きます。



私が「詩」を書こうと思い立った瞬間から、その呪縛は現れる。

カッコイイ言葉であらねばならない。
誰かに読まれるためであらねばなら ....
正気なうちに 帰ろう

まっかな顔で 父さんが
にこにこ と ひそっと 言う

あはは と 笑いながら
母さん に よっぽど 言われたな
私は 濃いめの お茶を入れる

 ....
その日の雨が
今でも時々僕の肩を濡らす

廃園の木下闇に
置き忘れられたブリキのバケツ
松葉を伝い落ちる雫が
想いおこさせる
もうひとつの心臓

眠れぬ夜毎
消え残る雫がほのかに光 ....
ああ今日も夜がふけていくよ
風がびょうびょう吹いて
トタン屋根に映る雲がごうごう流れて
乗りそこなった月の船は地平線の向こうです

星のない空は
なんだかとっても寂しくって
電信柱を伝わ ....
その人がやってくるのは
ほんの少し
光のかけらをわけてくれた
下弦の月の白い顔が
空に溶け込んでいく時刻です

おやすみなさい
お月様

インクびんのふたを閉めて
閉じ込めたのは月 ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀河の果つる音- 斗宿自由詩9*04-7-7
盲目_(2004.7.6)- 和泉 輪自由詩1204-7-6
うた- 砂木自由詩11*04-7-4
オー_サラ_ダ_- 砂木未詩・独白4*04-6-30
相対性理論。- 大西 チ ...未詩・独白1*04-6-29
君のしらないこと- 大西 チ ...自由詩5*04-6-28
かみなりと水玉- フユナ自由詩5*04-6-25
ひからびる_血- 砂木自由詩9*04-6-24
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
やさしいひと_へ- 砂木自由詩14*04-6-17
_そら_の- 砂木自由詩8*04-6-17
からみつく男。- 大西 チ ...自由詩2*04-6-16
わたる- 砂木自由詩7*04-6-15
蟹を食べる- フユナ自由詩18*04-6-15
すき- 砂木自由詩8*04-6-6
- 砂木未詩・独白12*04-6-4
あいまいなくちびる- 大西 チ ...自由詩1*04-6-3
注文- 和泉 輪未詩・独白1304-6-3
死ねない日。- 大西 チ ...自由詩13*04-5-31
空爆__結婚式- 砂木自由詩8*04-5-30
ゆく- 砂木自由詩10*04-5-25
どうか- 砂木自由詩10*04-5-18
ふふ- 砂木自由詩11*04-5-16
「何故日本には詩を楽しむ人が少ないの?」- ふるる散文(批評 ...9*04-5-13
職業としての詩人- 和泉 輪散文(批評 ...1704-5-13
「詩を書く時に気をつけようと思うこと」- ふるる散文(批評 ...16*04-5-13
村祭り- 砂木自由詩15*04-5-10
光る野- ダーザイ ...自由詩21*04-4-28
蛍石- ダーザイ ...自由詩13*04-4-26
おやすみなさい_お月さま- ダーザイ ...自由詩18+*04-4-24

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