きょうの きみ
もぁもぁ むぅ〜ん
ちいさくなって みえない
もぁもぁ てんてん
ほしのそら
淡い太陽が
黒い淵にゆっくりと沈みゆく

街は刻一刻記号へと分解されながら
地平の方へ徒歩の速度で遠ざかる

立ち尽くしていると
不意に頭上から降りしきるのは
清らかな絶望
清らかな ....
メダカの学校はこの度、
小川のせせらぎから
電脳街ハイツ投稿詩708号に
引っ越しました

日本語とPCを操る就学前のお子様から
象牙の塔に籠られている
千差万別の年齢層の方 ....
赤と青を混ぜたら
いつか二人で手を繋いで飛んだ
有明けの紫の空になり


青と黄を混ぜたら
いつか二人で脚を絡ませて泳いだ
底無しの緑の森になる


私と君は
天を指す草原、地を ....
型にはまった言い回しで
誰かが時刻を告げている
競うように流れてくる朝の占いは
いつかどこかで、聞いたことがあるような気がする
十、からゆっくりと順序を数えていくと
決まった場所に電車は来て ....
砂に書いたラブレター
パットブーン
1957年のヒット曲
マツダのオート三輪にも
曲面ガラスが使われだして
戦後も終わったと
みんな感じていた頃の
なんとなく未来が明るく
元気 ....
彼女は
どんな名前よりも
羽根がほしかった

いつも
風に撫でられる感覚
風をきって、両手がすべりゆく瞬間に
あこがれていた

それでも

わたしは天使のにおいがしないから
真 ....
雨の降る仕事帰りの夜道
傘を差して歩く僕は
年の瀬に冷たい廊下でうつ伏せたまま
亡くなっていたお{ルビ爺=じい}さんの家の前を通り過ぎる

玄関に残る
表札に刻まれたお爺さんの名前  ....
何を言っても
嘘っぱちになっちゃいそうで
僕は
んくんっ と 
喉の奥に今 出てきかかった
何か を のみ込んだ

いつか
君がお婆ちゃんになって
僕もお爺ちゃんになった頃
その頃 ....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた



観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う


あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたい ....
この道を知っている
雨の夜 冬の朝

通り過ぎる面影は 息をきらした 私
あなたの胸に 飛び込むために

今は静かなドアのむこうに いつも
貴方がいた
抱き締める腕があった

今日 ....
求めて止まぬものがあった
そのたびに吐き出したものは
記憶
その彼方に
星になった

明滅する人生とはかけ離れ
燦然と輝いたそれは
暗闇の中で数を増やした
虚空に手を伸ばす

 ....
乾燥した始まりには
どうしても雨が欲しかったから
浅いじょうろを軒下につるして
ただ、揺れるままにしてみる
並べられた靴、窓を開ける順番
この朝も、毎朝と呼びたい

僕の
通い続けると ....
芸術ってなんだろう。
日常をしのぎつつ ふっと思う。
このごろ あれかなと思う。
むすんで ひらいて。
多分 小さな頃 教わって うたいながら
手を開いたり 結んだり。
なにか 呪文のよう ....
 1

「静かの海」に移り住んで五年
いつしかぼくは
ブロード・ビジョンに映される
地球の姿を見続けていた

何も入っていない写真立てを
そっと伏せる
ゆっくりと死んでいく巨 ....
みんな何処に行ったのだろう
30歳を超えたときに気がついた
前には誰もいない
後ろにも
横にも
気がついたら
いつでも何処でも
誰もいない
空は
いつものように
明るいのに
不思 ....
麦藁帽子の匂いがする
古ぼけた写真のなかで 
あしあとが波にさらわれている
すてられた古時計のように
何かが少しずつ狂っている
朝、
目が覚めると紙幣のベッドで寝ていた
床も壁も全て紙幣になっていた

洗面所も紙幣で出来ていたので
もったいなくて水を流せなかった

福沢諭吉に囲まれて取る朝食は食べにくかったが
 ....
農家の母屋を改造した学生下宿が
家賃一万円の住処だった
わたしは床の間のある客間の六畳
一二畳の居間には親友が
離れの六畳には先輩が
隣の六畳と四畳半には後輩が
それぞれ巣くっていた

 ....
うにゃららと短歌の種を植え付ける煙草を買ったレシートの裏

ぽこぽこと咲いた短歌を貼り付ける過ぎ去った日のカレンダーの裏

短歌って素晴らしいかも!凄いかも♪金もかからず金になりもせず
うたを綴る
ひとつ ノォトに
うたを紡ぐ
ひとつ こころに
今日の言葉を装い
明日吹く風を纏う

雲に似て
恋に似て
刻々とかたちを変えるその憧憬を
留めるため

小さな引き出 ....
みつめている
うつくしい景色のむこうに
誰かへつづく ひとすじの想いがありますか
胸の中 熱をおびた
夏の風は ふいていますか

どこからか 
あなたへつづく 想いがあるように
わ ....
のばすほどに
ゆわえられた 微々

遠ざけて
きつく 咎めた
まつげ

のせられて
こぼれ 破れ

仕返しに なれない

切る たびに
つつみ くるまれる 微々
竹林には何がいる?
パンダ!
かぐや姫!
宇宙人!
わたし!
にょきにょき
にょきにょき
にょき

さてと
だれもいないね
せかいの欠片が落ちていました

落とした人はまだ近くにいたので
「せかいの欠片を落としましたよ」
と声をかけると
「私のではない」
と言うので私が育てることにしました

指先くらいのせ ....
太陽に軋むからだを
真っ白なソファにゆだねると
あっと言う間に
ソファは小麦色に染まる

遠隔操作で動き続ける
ロボットみたいな奴らは
自分の口から
小麦色のジェルを出し続ける。

 ....
午後の陽射

見上げる、瞳


山吹色の世界で
あなたが 私に残した言葉は
今も 胸の中を響いています

遠く想う
あなたの生きる 街の風
あの日 藍色の翳りは
今も その胸の ....
明日を、呼ぶ言葉は
失われてしまった
先程くべた小さな薪が
二人に残された最後の言葉

炎を囲んでいるというのに
横たわるこの夜の湿気は何だ
天赤道上の星の名を詠んでも
横たわるこの
 ....
カレーライスでも作ろうか
というときは
割りと健康なのかもしれない
どこかで消費した体力を
補いたいのかもしれない

かもしれない

断言できない
責任とれない
爆発できない
胸 ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もぁもぁむぅん- ひより未詩・独白2*06-2-25
見_者- 塔野夏子自由詩7*06-2-25
*メダカの学校*- かおる自由詩6*06-2-25
アトリエ・サバンナ- まほし自由詩17*06-2-25
朝が追い越して- 霜天自由詩406-2-25
霧に書いた詩- あおば自由詩6*06-2-25
中古の羽根- なつ自由詩6*06-2-24
光の滲む雨の夜道を- 服部 剛自由詩18*06-2-24
約束- さち自由詩8*06-2-24
八月の、リフレイン- 望月 ゆ ...自由詩38*06-2-24
女性詩(をんな_さが_うた)- 恋月 ぴ ...自由詩20+*06-2-24
静かな町- 紫翠自由詩2*06-2-24
時間と空間の結婚式- アマル・ ...自由詩806-2-24
月曜日- 霜天自由詩606-2-24
この頃_思った事- 砂木散文(批評 ...13*06-2-24
「静かの海」綺譚_(1〜10)- 角田寿星自由詩1406-2-23
夢見る頃を過ぎても- あおば未詩・独白5*06-2-23
そろもん(アルバムの話)- みつべえ自由詩406-2-23
インフレーションショック- 美味自由詩4+*06-2-23
二台の洗濯機における青春の一考察- たりぽん ...自由詩37+*06-2-23
短歌狂の歌_A面- たたたろ ...短歌2*06-2-23
うたの肖像- 銀猫自由詩18+*06-2-23
こだま- 紫翠自由詩4*06-2-22
- 砂木自由詩8*06-2-22
にょきにょきバンブー- チアーヌ自由詩606-2-22
せかいの欠片の育て方- 夕凪ここ ...自由詩5*06-2-22
ペッティ- 仲本いす ...自由詩3*06-2-22
恋色模様- 紫翠自由詩8*06-2-22
君は、季節をはずれてしまった- たりぽん ...自由詩11*06-2-22
たぶん- 蒼木りん未詩・独白406-2-22

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