時計のゆるり止まるところ
消え行くことが決まりのように
今、ひとつの言葉が終わる
さよならから
さよならで
始まることがあるとして


遠くなっていくことに
手を振ります
僕らの
 ....
  富士山をみてきた
  富士山はお正月の姿をしていた

  まるで絵葉書のようで
  テレテしまった

  でもさすが日本一だと思った
  家来を誰も連れてないからだ

  ....
たとえば の予防線
あなたのくしゃみとてもかわいい
それなのに


てをつなぐ あたたかい
哲学の蝶がひらり とまっても
むしです やさしいことがすきだから


ウインクのひびきに ....
{引用=春のうららの ふあら ふわら

雪 かしら?
どこかしら 届く ぬくもり

ふあら ふわら

おひさまに 気づかれないように
かくれんぼ してた のに

みつかっちゃっ た ....
キスのやり方なんて忘れてた

なのに君は僕の気持ちも聞かずに
その潤んだ瞳で見つめて
何の前置きもなく小さな唇を
その潤んだ瞳を閉じることなく
ためらいもせずに何度も

そういう僕も目 ....
あなたは
一匹の子猫をみつけた
木枯らしの吹いた夜
寒さに震え、怯えている

「よしよし」
「いい子だ」
「こっちにおいで」

警戒をしながらも
あなたの優しい声と
安心できる匂 ....
きっぱりと割り切れるものは

割り切れないものたちに

負けてしまった

くるりと円いものは

いびつなものたちに

負けてしまった

さらさらと流れるものは

意固地に止 ....
無闇に 夏が好きだった

何もかも心開け放して

えんえんと暑くてたまらない中を

息はずませながら歩く

汗まみれの夏が好きだった


今は 冬もなかなかに好きだ

ストー ....
おめでとう
あなたは三億だか五億だかの精子から
たったひとつ生き延びた
毎月トイレに流れてゆく卵子から
たったひとつ生き延びた
なんて運がいいのおめでとう
私も運がよかったのだけれど
あ ....
夜の空に生きる意味を問うた処で
答えが返ってくる訳でも無いので
最近は夜の空を見つめる事が無くなった

惚れた女がいるからっつったって
そいつは彼氏いるんだし俺は溜まる一方なので
最近は詩 ....
青い鼓動が聞こえるかい?
そらさないでよ その瞳
海の底の宝箱
この心の夢がある
そいやっ!そいやっ!
冬の寒さをけっとばせ
空も海もとけて青になる
そいやっ!そいやっ!
旅立とうよ  ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
変色を免れていたあの日彼が歌集に閉じた水色の蝶


傷ついて体操座りで一千年蝶の呼吸と風化を見てた


美少年微笑している美少女の水晶体の奥でこはれる


もういちど橙いろの明るさに ....
ロックなポスターを剥がして花の絵を飾ったら
深窓の令嬢になれるかしら と考えているタバコ屋の看板娘
小さなガラス窓の奥に座る姿は ある意味「深窓の令嬢」?




ホッとひと息 サンタク ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
きみは めのおくに ひ ともして
ねがいを かなえるために
ゆらめいて ゆめをみせる

きみのめは
ほのお みつめた あか

きみのめは
つち ふれた ちゃいろ

きみのめは
よ ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と

こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
「ことば」が足りない
そう思ったので
「ことば」を
さがしにいきました

小鳥にききました
「小鳥さん小鳥さん
  ことばはどこにありますか」

小鳥はすこしうたうと
どこかへ
 ....
夢の中で川を下ったのと云ったら
ああそうなんだきみも下ったのかと
あのかたは云ったのだけれど
そういうあのかたは
夢の中で川を下ったことなどないのだと
わたしは知っていた

ほんとうのこ ....
布団の中で爪をたて
いたずらしても
頭をなでなでされると嬉しくて
恥ずかしながら、私
ごろごろ喉を鳴らしてしまうのです
ふゆの ひくくひろがるそらをみて、



きみは



きれいだね



といった。



ぼくは きみのよこがおをみて、


 ....
こんこん
こなゆき
ふりやまぬ

きょうも
あしたも
あさっても

こんこん
こなゆき
ふりやまぬ
遥か彼方の水平線は
冷たい冬の空にとけ
薄雲の光る中に
青さも白く霞む

寄せる波の音を聞きながら
どこかに
懐かしさを覚え
元始の記憶なのか
あるいは
胎児の記憶なのか

い ....
闇はひどく疲れていたようで
ほとんど私の話しを聞いていなかった

私もひどく疲れていたので
そんな闇を思いやれずにいた


そしてやがて静かに私たちは
重なることなくそれぞれに ....
空が剥がれ落ちていた

無音を描きながら

時間を奏でながら



空たちはみな地に落ちて

染み込んで消えた

あっさりと自由に




せめて僕は

空 ....
脱ぎっぱなしの服とか
飲みかけのコーヒーとか
何も入ってないバッグとか
あけたばっかりのジャックダニエルとか

君のものを全部
全部
箱につめて
新しい家に送ろう

聞いたことの無 ....
きみ
図鑑にのってるよ
知ってるかい

きみだけじゃない
ぼくも
きみの、
ぼくの、
おとうさんも
おかあさんも
きみの赤ちゃんも

さっき
赤ちゃんの手の甲をペロリとなめた ....
茶碗の中につがれた
乾燥した お茶の葉
の だし水

海から
山から
やってきて

とことこ 二階に
あげられて

私のものだ
おばぁさま おばぁさま お花が咲いておりますの
のんのんさまの おひざもと
のんの のの花 咲いて おりますの

おそばに おられましょうか?
庭で ウサギを 放し飼いにしている

撫でてやろうとかまえて近づくと

手の届く寸前で逃げてしまう

かといって 何のつもりもなく歩いていると

突然 足元に駆け寄ってくる

庭の ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ゆうぐれ- なるせ自由詩304-12-30
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