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{引用=*

風の遺書



風の遺書を
思い思いに握りしめた
少年たちの
あしあとが
続く

空を
いくすじかの
涙がながれて


いきるって
かなしい?

 ....
わたしたちのうえに空がある、その水に浮かぶバラのように、
ほたるがやわらぐと、韻律のように風がすぎていった

伝書鳩がもどらないガラスの夕刻、
そよぐ花びらのまえで、つばさをかすかにふるわすこ ....
傾くピアノの黄昏に
透明なオレンジの
一滴が
空に
しみてゆく


そうして
トタン屋根の宇宙では
魚たちが
泳ぎはじめるのだ





どうか
明日も小鳥たちが
 ....
好きなことばに、抱きしめられても、
それは大好きな母さんの腕じゃない、から
光の雲間から冷酷な感情がこぼれてしまいます
このあおは、雪にひそむそらなので、きっとまだ、ともしびの戦争が、足りない。 ....
あおいあめがふります、
貧しい地上に。
遠くのほうで、鈴を、
鳴らして。


真赤な、村で、眠る、
幾千もの、子供たち、
声を、ふるわす、なみだいろの、あめ



あおい戦争が ....
透明なベッドをぬけだし
格子硝子の窓の隙から
そっと外に腕を差し出せば
つめたい風に吹かれ
植物のゆめとなって
旅をつづけるわたしは
そのまま尖りはじめた
伽藍のそらへつづいていく

 ....
蒸発した母のかわりに満ちる月


懐かしい向日葵の微笑返してよ月!


正しい人間のはずが砂の温もり


蛍光灯割れるたびにうたううた


若葉のような生きる意味があったなら
 ....
{引用=星の椅子に腰かけ
流れるままの時間の粒子を浴び
誰もいないという
ひびきからはじまる水面の波紋が
夢見るまま紅の空へ続いていくのを
永遠に眺めながら

なつかしいことばは
やさ ....
{引用=手紙のかわりに
咲かせたバラが
空にとけてゆく
そんな奇跡みたいな
きょうという日に
影のような
おまえ
人のあきらめのような
おまえは
いつも
泉からみずをくんできて
 ....
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
GoogleでPO-M.COM内を検索してみました。適当な言葉を選び検索した結果の件数と比率を並べています。ウェブ全体に対しても同じように件数と比率を出しています。
ウェブ全体が標準的な日本語の使い ....
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
 ....
[しらない]

かわってゆくやつらは
水の美しさをしらない




[青い影]

ぼくは月よりも
流氷よりも青く澄んで
ただはかない予感ばかりが
つのるのです  ....
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので

あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく

(紙の野原で北風が笑っています)


雨の日の ....
(行方不明になる少し前の光景)

そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ....
遠くでひらく窓にも
タンポポの慕情があふれている
薄いぼくらのかげなど
よみがえるはずもなく

ない風の群れに、まじわり、
朝のひかりに、濡れ、
ぼくらの、
冷えた熱は、
ぴんと、尖 ....
野も町もかなしく震えるので、
ろうそくの火のような、
さびしさを灯し、
生きものは尖っていく、
のだと思う


夜通し続いた嵐が過ぎ去った、朝、
生きものたちは、
消え入りそうに、ほ ....
町も風もかなしく震えるので、
ろうそくの火のように、
さびしいやさしさで、
生きものは尖ってゆく、
のだと思う

生きものは、
風の群れ、
消え入りそうなほど、
ほそく、とがって、
 ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて

/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/



それで ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩

おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声

おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
きみは
花のみるゆめ
よりも
冷酷さ

けれど
くちびるが
とじられると


小鳥が
鳴いてる
風が
吹いてる


きみは
ぼくの
好きなひと

そっと
やさ ....
ごめん
火のために
戦おうとおもう

ぼくらの
にがい
不安の記憶が
地音のうすいろに
滲んでいっても

青い投函の
しずかな
絶叫が
行き場所を失い
紅い花の底に
ころ ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。

捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。

たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。

だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
 ....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
 ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
{引用=*
ぼくの町ではさあ
エプロンについた醤油のしみまでが神々しく輝くんだ。
- 朝 -
そいつを封筒につめてだな
なんにも書いてない便箋一枚
一緒にいれて。
灰色した丘のうえのポ ....
真っ赤なわたしは
真っ赤な夕焼けから生まれる。
毎日生まれる。
太陽の逃亡者。
真っ赤なわたしの
真っ赤なためいき。
麦をざわめかす。
行方不明になってしまった
空を焦がす情熱よ。
 ....
ひとりぼっちのサンディ
夕焼けのまるのなかで
さんかくばかりかいていた


ひとりぼっちのサンディ
太陽の光に照らされて
世界が水晶よりも静かに
組み立てられていった


うたの ....
夏の空 入道雲
あなたの名前 あなたの名前 あなたの名前


あおぞらを やきつくすほどの あおいろの
あふれるおもい きみがだいすき


舌先で氷溶かすたび輝いて
去りゆく八月群青 ....
こごえるように
<うた>をうたう


こえられない
こころで
<うた>をうたう




わたしの
生まれたての
<そら>で

まだ
 ....
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